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【今日の一養生 6月17日】蒸しタオルで簡単養生:漢方養生で毎日上々!

  • 2024.6.17
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。

6月17日 蒸しタオルで簡単養生

今日は、蒸しタオルを使った簡単な養生法を紹介します。

目の疲れを感じたときや、風邪の引き始めに、蒸しタオルで体を温めて毛細血管を拡張し、体の代謝をあげることを促します。

目の疲れには目の上と、頭の後ろの首のつけ根あたりを温めます。
風邪の引き始めには、頚椎の7番あたり(下を向いたときにボコッと突出する骨の下)と、肩甲骨の間あたりを温めてください。
背中がゾクッとして、風邪の引き始めかなと感じたらすぐにでも温めるのがポイントです。

【蒸しタオルのつくり方】
①フェイスタオルに水を含ませてやや強めにしぼり、そのまま電子レンジで1分温めます。
温度と温める時間はご家庭の電子レンジで調節をしてください。
電子レンジがない方はやけどをしないように気をつけながら熱めのお湯に浸したタオルを絞って使います。
②電子レンジからやけどに気をつけて取り出し、保温のためにポリ袋などに入れます。
熱すぎる場合は、温めたタオルの上からさらにタオルで包み、使います。
気温によりますが、15分ほど温かさが持続します。
タオルの素材、大きさによって、保温時間や重さが異なるので、さまざまなタオルで試してみてください。

体の痛みなどの入浴して体を温めると楽になる症状にも、蒸しタオルが有効である場合があります。
ツボ押しと同様、一度に長時間ではなく、短時間を毎日しばらく続けるのがおすすめです。
15分使って温めることを一日2回試してみてください。
蒸しタオルで温めることに慣れておくと、風邪の引き始めなどにさっと対応することができます。
養生の一つとして取り入れてみてくださいね。


今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。

illustration:moxies edit:Nao Yoshida
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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