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【ディーン・フジオカ】2年ぶり最新作『パンドラの果実』インタビュー「ユースケさんをリーダーに、楽しく話しながら撮影しています」

  • 2024.6.17

ディーン・フジオカさんが主演を務めるサイエンスミステリー『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』の最新作が6月16日よりスタート! 日本テレビ系で夜10時30分から最新章SPを放送、最新章SP放送終了後にSeason3がHuluで独占配信。警察庁 科学犯罪対策室・室長で警視正の小比類巻を演じる主演・ディーン・フジオカさんに、科学について、自身についてインタビュー!


ドラマのテーマ、科学について ディーンさんはどう思う?

――ドラマ『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』は最先端科学をわかりやすく説明してくれるシーンもあり、ミステリー的要素を楽しみながら勉強にもなります。ディーンさんが今、興味を持っている分野というのは?
「プロバイオティクスの分野ですね。僕はアレルギー持ちなので、自分の体にとって毒になるような成分を接種したときに体がどう向き合うのかというところで、いろんな対処の仕方があることがわかってきた。そもそも体に入れないという選択もありますが、入れたとしても消化する前に何か別のものに分解するとか、何か違うもので打ち消すとか、いろんな段階でのアプローチがある。可能性がどんどん広がっているというのは、とても興味深いです」
※プロバイオティクス=人間の健康に影響を与える微生物。代表的なものは乳酸菌やビフィズス菌

――勉強は主に本から?
「いえ、その道のプロ、専門家に話を聞いて学ぶことが多いです。極めている人から聞くのが一番、確実。グルテンフリーとか言いながら10年も日本で仕事をしていると、これ試してみてくださいとか、いろんな情報がいただけたりします。そこで試してみて、こうしたほうがいいんじゃないかってフィードバックしたことが食品開発につながるとか。グルテンフリーのレストランを作ったから来てくださいとお誘いを受けて、実際食べさせてもらって自分の意見を伝えて、より美味しいものを作ってもらうとかね(笑)。プロでやっている方のお知恵を拝借しながら、自分なりにカスタマイズして対処している感じです」

ドラマのキービジュアルでもおなじみの赤いリンゴを持って。ドラマの主題歌は引き続き、DEAN FUJIOKAの「Apple」。

——ディーンさん自身は、科学技術の進歩を肯定的に捉えていますか?
「テクノロジーの技術が前に進むということは、可能性が広がる、新たな可能性が生まれるということなので、そこは共感できます。すべてにおいて演じる小比類巻とシンクロしているわけではないですが、科学は人間にとっての光と前向きに捉えているところは同じです。あとは、人がそれをどう使うか次第なんですよね」

――新シーズンの制作でパワーアップしているところ、変わらずにいいところというのは?
「現場の回し方など、現場のチームがつねに向上心を持って研究していいものを取り入れて、作品のクオリティにつなげようとしている。そういった姿勢にはすごく刺激を受けています。変わらずにいいところというのは、交流が活発でずっと話していられるところです。今のメンバーだと、ユースケ(・サンタマリア)さんが会話のリーダー役。みなさんそれぞれがとても研究熱心で、興味のある対象を掘り下げてくる人たちばかりなので、学ぶことがたくさんあります。自分なりに経験してきたことを共有して、話がどんどん盛り上がっていく。楽しくやらせてもらっています」

『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』最新章SP、Season3は6月16日スタート!

ディーンさんが輝いているのはどんな時?

——「輝きはいつだって自分の内側にある」というのがGLOWのテーマです。ディーンさんご自身が一番輝いているのはどんなときでしょうか。
「できなかったことができるようになった瞬間、ですかね。そんな自分を外側から客観的に見たことはないですが、こみ上げるものはあります。細胞が活性化されている感覚というか。ある意味、生まれ変わっているような感じじゃないですか。昨日までできなかったことが、今日はできるようになっているわけですから。子どものときって、成長とともにそういう瞬間が多々あったと思いますが、40代にもなると、できると思っていたことが実はできていなかった、なんてこともあります。だからこそ、弱点を克服できた瞬間を感じられるのって、すごく幸せなことなんですよね」

――大人になって、そう実感したことってありましたか?
「以前は言えなかった台詞が言えるようになったこと。10年くらい前に日本で活動を始めた頃の自分だったら、『パンドラの果実』の小比類巻の長台詞、難しい説明台詞はたぶん言えなかったと思うんです。自分的に言語が上達したなと感じたのは、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)から『シャーロック アントールドストーリーズ』(2019年)のあたりですね。明らかに日本語の台詞まわし、日本語での芝居に関して、それまで見えなかったギアが生まれたのを感じました」

——今後もさらに進化していきますね。
「進化を求められるような、挑戦する役がある限りはそうなりますね。限界を超えるってそういうことじゃないですか。負荷を与えて、日々練習して耐久力を高めるというのは、正念場を乗り越えるために必要な準備だと思うので。結果として、爆発的な変化が生まれたり、突然変異的にできなかったことができるようになったりする。本気の勝負のときに乗り越えられるのであれば、リミットも超えることができます」 ——そういった機会があれば、無理をすることもいとわない?
「ものによりますけどね(笑)。やるべき挑戦なのかどうかっていう。別にすべての競争に勝つ必要はないと思うので、やるべきだなと思うことは積極的に受け入れて進化の糧にしたい。結果的に、自分の血肉になって変化するきっかけになったらいいなと思います」

撮影=野呂知功〈TRIVAL〉 ヘア&メイク=森 智聖〈VRAI Inc〉 スタイリング=渡辺慎也(Koa Hole inc.) 取材・文=根岸聖子


Huluオリジナル 『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』 最新章SP&Season3

「パンドラの果実」:最新科学にまつわる事件を解決するという特殊な任務を持つ警察庁 科学犯罪対策室が、「ゲノム編集」「クローン」「不老不死」「人体を凍結し保存する」など一見あり得ないと思われるような不可解な事件を最先端科学で解き明かす、謎解きサイエンスミステリー。
警察官僚・小比類巻祐一と天才科学者・最上友紀子、ベテラン刑事・長谷部勉、そしてSeason2から新たに加わった新人捜査官・奥田玲音の科学犯罪対策室チームが、厚労省・三枝益生の協力の元、そしてなぜか最上に協力的な富豪、カール・カーンも現れ、怪事件に挑む姿が描かれた。 最新章SPは6月16日(日)22:30より日本テレビ系で放送。
Season3は、最新章SP放送終了後、Huluにて独占配信スタート。全5話、毎週日曜に新エピソード更新。
あらすじ:最新章SPでは、AIが暴走しシステム障害や大停電が発生。AIと対峙することを許された天才科学者・最上由友紀子とともに、小比類巻が日本を救うため奮闘する。青木柚さんがある事件の逃亡犯としてゲスト出演。
Season3は、VRによるマインドコントロールや、生物を支配し思考する菌類がテーマ。新たなキャストとして、田中みな実さんがキノコ博士と呼ばれる菌学研究者、最新章SPとSeason3に出演する駿河太郎さんが小比類巻と仲がいい警視庁 国際テロリズム対策課の課長を演じる。 原作:中村 啓「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」(光文社文庫)
脚本:関 久代、土井笑生
音楽:菅野祐悟
制作:道坂忠久、長澤一史
チーフプロデューサー:松本京子、石尾 純
プロデューサー:能勢荘志、池田健司、小田切ありさ、古屋 厚
監督:羽住英一郎
原作脚本協力:エム・エーフィールド
制作協力:ロボット
制作プロダクション:日本テレビ
製作著作:HJホールディングス
Ⓒ中村啓・光文社/HJ ホールディングス

『パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~』Season1、Season2はHuluで全話配信中!

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