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京都・大原の里のリバーサイドカフェ「somushi ohara」で、オーガニックのランチやスイーツを

  • 2024.6.16
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京都の中心部から北東方面に車で30分ほど、霊峰・比叡山のふもとに広がる大原の里。ここ数年、おしゃれなカフェやレストランが増え、休日のおでかけスポットとして人気が高まっています。そのうちの一軒、「somushi ohara(ソムシ オオハラ)」では、自家農園や地元産のオーガニック食材をたっぷり使った、韓国流の滋味深いランチやスイーツが味わえます。せせらぎの音に耳を傾けながら、豊かな自然に包まれてのんびりと過ごしませんか。

京都・大原の里のリバーサイドカフェ「somushi ohara」で、オーガニックのランチやスイーツを
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大原のバス停からわずか2分で別天地へ

京都・大原の里のリバーサイドカフェ「somushi ohara」で、オーガニックのランチやスイーツを
高野川に架けられた小さな橋のすぐ手前にある

JR京都駅から乗り換えなしで向かうなら、京都バス17系統で約70分。時短ルートなら、国際会館駅まで地下鉄、その後京都バス19系統に乗って約20分です。三千院の参道とは反対側、横断歩道を渡らずにバス停横の細道を下り、平家物語ゆかりの寂光院へとつながる高野川沿いの道を進むこと2分ほどで「somushi ohara」にたどり着きます。

京都中心部から移転し、リスタート

京都・大原の里のリバーサイドカフェ「somushi ohara」で、オーガニックのランチやスイーツを
「素夢子古茶屋」時代に使っていた家具や木材を再利用

「somushi ohara」を営むのは、三条室町で人気を集めたカフェ「素夢子古茶屋(そむしこちゃや)」のオーナーであり、韓国出身の山口娟卿(ヨンギョン)さん。三条室町を拠点としていたころから名店の料理人たちも自ら買い付けにくる大原の朝市に通っていたそう。「馴染みのある場所で、水質も良く、ホッと安心感が得られる大原の地に惹かれて」、2022年9月に大原に移転、リスタートしました。

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風が通り抜けるテラス席もある

「ソムシ(素夢子)」とは、「ありのままを夢見る人」。山口さん自身の理想と願いを込めたオリジナルの言葉です。「自然のなかで安心できる素材で作られた食事を味わって、ほんとうの癒しを感じてもらえたら」と、メニューに使う食材は、敷地内にある自身の畑や、大原の農家が作るオーガニックの野菜やお米、卵を使用しています。

オーガニック野菜たっぷりのランチ

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「somushi ビビンバ」2000円。ランチの提供は木~日曜のみ

ランチは、somushi流「ビビンバ」、「精進ビビンバ」、季節限定メニューの3種。「ビビンバ」は、トラジ(桔梗の根)、しいたけ、大根など素材に合わせて丁寧に仕込んだ10種のナムル、目玉焼き、牛肉、ごはんを混ぜ、お好みでコチュジャンを添えていただきます。大原産のオーガニック野菜の温・冷サラダ、野菜出汁のスープ付き。

もっちり食感の韓国スイーツ

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外はパリッ、中はもっちりとした「ホットク」1200円

スイーツの定番は、黒糖、ナッツ、シナモン入りのパンケーキ「ホットク(胡餅)」。小麦粉と米粉をあわせた生地に、豆乳や乳酸発酵のお酒「マッコリ」をミックス。焼きたてのあたたかい生地に、冷たいアイスクリームをのせていただきます。ほかに、牛乳やバター不使用の日替わりケーキ、韓国の伝統的なおこわ菓子・ヤッパ(薬飯)もそろいます。

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「五味子茶」1000円。飲むときの体調で感じる味が変わるそう

ドリンクは、はとむぎシェイク、バジルスムージー、赤紫蘇ジュース、梅スカッシュ、柚子レモン茶、韓国の伝統茶など種類豊富。漢方薬として使われる薬草の果実を抽出する伝統茶「五味子茶(オミジャ)」は、酸味・苦味・甘味・辛味・塩味の5種の味をもち、甘酸っぱさとさっぱりとした後口が印象的です。

敷地内にはギャラリーも

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秋には黄金色に輝くイチョウの木の下にギャラリーがある

ランチやスイーツを楽しんだあとは、イチョウの大樹の下に建つギャラリーものぞいてみて。山口さんが国内外で買い付けてきたうつわや雑貨を展示販売しています。ギャラリーの奥では、山口さん自身による柿渋染めのテキスタイルも並びます。

「晴れた日はもちろんですが、雨の日や、霧が立ち込める日の情景も素敵です。夏は夏なりに、冬は冬なりに、美しい季節のかわり目を感じられることに喜びを感じています」と、山口さん。大原の豊かな自然に囲まれて、心ほどける時間を過ごしてみてはいかが。

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