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浅草「粥や佐藤」で天然だしのうま味たっぷりのお粥を堪能

  • 2024.6.17
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2024年3月、浅草にオープンした「粥や佐藤(かゆやさとう)」は、天然だしで炊いたうま味たっぷりのお粥が味わえる専門店。種類豊富な進化系のお粥はもちろん、蒸籠で蒸した新鮮な野菜や、手包みのシュウマイなども楽しめるお店の魅力をたっぷりご紹介します。

お粥専門店が浅草に凱旋移転オープン

るるぶ&more.編集部

浅草駅から徒歩10分ほど。浅草寺を抜けた先にある浅草観音裏(裏浅草)エリアに位置する「粥や佐藤」は、台湾でだしから炊いたお粥のおいしさに衝撃を受けたオーナーが、2018年に川崎・武蔵小杉で開店したお粥専門店。
2024年3月に、もともと長く住んでいるという浅草に移転オープンしました。

るるぶ&more.編集部

店内はカウンターのみ8席なので、おひとりさまでも気軽にお粥が楽しめます。

「魯肉(ルーロー)粥」はセットの蒸籠蒸し野菜とともにヘルシーに

るるぶ&more.編集部

メニューはお粥に小鉢2品が付くAセット1200円〜、お粥と小鉢2品に蒸籠と杏仁豆腐が付くBセット1650円〜の2種類。選ぶお粥によって値段が変わります。
お粥はシーズナルメニューを入れて常時5種類程度を用意しているそう。

「Bセット(魯肉粥)」2070円
「Bセット(魯肉粥)」2070円

今回はBセットをセレクト。お粥は人気だという「魯肉(ルーロー)粥」をチョイスしました。

るるぶ&more.編集部

「粥や佐藤」では、お粥の種類によって使用するだしを変えていて、「魯肉粥」のだしは干しシイタケと干しエビ。お米は粘りが強めの北海道産「ゆめぴりか」を、試作を重ねた末に選んだそう。
栃木・那須の御養卵を使用した煮玉子のオレンジが鮮やかで、写真映えも抜群です。

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浅草の老舗精肉店の豚肉を五香粉で煮込んだ魯肉は、とろとろながらも程よい弾力があり、フライドエシャロットや、上野のアメ横の中華食材店から仕入れているという中国セロリ「芹菜(ちんつぁい)」もアクセントとなって、食感が楽しい!
何よりお粥自体がだしのうま味がしみわたるやさしい味で、心も体もほっこりします。

るるぶ&more.編集部

蒸籠には「手包み鶏シウマイ」2個と、千葉の農家「キレドベジタブルアトリエ」から取り寄せた季節の蒸し野菜が6種類ほど。

蒸籠で蒸すことで、素材そのもののうま味や甘みをダイレクトに感じられる旬の野菜を、たっぷりいただけるのがうれしいポイント。そのままはもちろん、ネギだれや塩でいただいてもよし。

ビーツやゴールデンラーパ(黄色いカブ)、バターナッツ(カボチャ)など、季節ごとに特徴的で珍しい野菜が揃うそうなので、季節が変わるたびに何度でも訪れたくなります。

るるぶ&more.編集部

「手包み鶏シウマイ」は、浅草の老舗鶏肉店の鶏むね肉を使用し、ていねいに作られた自家製のシュウマイ。サイズ感も程よく、さっぱりとして重くないので何個でも食べられそう。

るるぶ&more.編集部

日替わりだという小鉢は、旬の食材や果物などを使った毛色の違う2品が常時楽しめます。

取材日(※2024年5月)は、大豆と干しサクラエビで炊いた「エビ豆」と、「スティックセニョール(スティックタイプのブロッコリー)と赤ダイコンのマリネ」でした。山椒オイルがピリッと利いていて、歯ごたえと酸味も絶妙。「エビ豆」はお粥にトッピングし、味変もできてお得な気分に。

るるぶ&more.編集部

デザートの杏仁豆腐は、オーナーの奥さまが営む人気洋菓子店「菓子工房ルスルス」監修のもの。

シロップにカルダモンやグローブといったスパイスを利かせ、甘さのなかにもアクセントのある逸品です。思いのほかさっぱりしているので、締めのデザートにぴったり。

シーズナルメニュー「鶏レモン粥」はこれからの季節にうってつけ

「Bセット(鶏レモン粥)」2030円
「Bセット(鶏レモン粥)」2030円

夏季メニューの「鶏レモン粥」は、レモンの黄色が鮮やかで目にも楽しいお粥。

鶏ハムや国産レモンに加え、甘みとやわらかさが特徴的で、パクチーがあまり得意でない人にもおすすめの岡山「アーチファーム」のパクチー「岡パク」がたっぷり。

るるぶ&more.編集部

今回はプラス150円で煮玉子をトッピング。ひそかに親子粥にしてみました。

トッピングはほかにも氷見産の「無添加梅干し」100円や、浅草「ぬま田海苔」の「初摘みのり」150円などがあるので、お好みでチョイスしてみて。

るるぶ&more.編集部

「鶏レモン粥」は、鶏だしと昆布だしで炊いた粥。レモングラスも香ります。パクチーと隠し味のナンプラーが利いていて、まるでベトナムのフォーのような味わい。クコの実もいいアクセントになっています。

レモンの酸味でさっぱりいただけるので、エアコンや冷たい食べ物&飲み物で体調を崩しがちなこれからの季節に、あたたかいお粥で体の中から温活するのもおすすめかもしれません。

るるぶ&more.編集部

また、お粥といえば朝ごはんを思い浮かべる人も多いのでは。「粥や佐藤」は朝の9時からオープンしているので、モーニングメニューも人気だそう。台湾式豆乳スープの「鹹豆漿(シェントウジャン)」850円など、朝しかないメニューも用意されています。(※モーニングメニューの提供は9時~10時30分)

るるぶ&more.編集部

天然だしのうま味たっぷりのお粥が味わえる「粥や佐藤」をご紹介しました。

今後はナチュラルワインや紹興酒なども提供し、夜飲みなどの展開も考えているそう。朝昼晩さまざまなシーンでお粥を味わい、心も体も癒やされてみてはいかが。

■粥や佐藤(かゆやさとう)
住所:東京都台東区浅草3-23-3
TEL:03-6700-9888
営業時間:9〜19時(18時30分LO)※休憩15時30分〜16時30分
定休日:月・火曜 ※詳細は公式SNSで要確認


Text・Photo:小山亮子(vivace)


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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