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絶対外さない手土産はコレ!和菓子通が厳選♡涼やかな和菓子3選

  • 2024.6.16
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6月16日は和菓子の日。「嘉祥(かじょう)の日」とも呼ばれ、日本には昔から厄除けや健康祈願をこめて和菓子を楽しむ風習があったそうです。今回は年間を通じ、季節折々の和菓子をご紹介しているaikoさんより、6月の暦に合わせて食べられている和菓子をセレクトいただきました。目にも涼やかな和菓子で爽やかな気分になれそう。

御菓子司こまき「あじさい」

気分が沈みがちな梅雨の季節を、パッと華やかに彩ってくれる紫陽花。
そんな季節の花をモチーフにしたのが、鎌倉にある「御菓子司 こまき」の「あじさい」です。
御菓子司 こまきで提供される季節の上生菓子は、一日に一種類のみ。落ち着いた雰囲気の店内でいただくことができます。(テイクアウトも可)

端正に切りそろえられた紫色の錦玉羹は透明感が美しく、ぷりぷりとした小気味良い食感。なめらかな白こし餡との食感のコントラストが絶妙で、すっきりとした繊細な味わいが魅力です。

老松「水無月」

6月30日は、各地の神社で「夏越の祓(なごしのはらえ)」が執り行われます。これは一年の半分を無事に過ごせたことに感謝し、残り半年の息災を祈るための行事で、この日は「水無月(みなづき)」を食べて厄を落とす風習があります。

こちらは、京都「老松」の「水無月」。
水無月とは、暑気を払う氷を模した三角形のういろうに、魔除けの縁起物である小豆をのせたお菓子です。

老松の水無月は黒と白の2種。黒は生地に黒糖が使われており、よりコク深い味わいを楽しめます。
上新粉と餅粉をブレンドして作るういろうは、もっちりとほどよい弾力。その上には大粒の丹波大納言のかのこ豆が贅沢にのっており、風味豊かな一品です。

御室和菓子 いと達「ほろ酔い鮎」

夏の定番和菓子「若鮎」ですが、ご紹介する京都「御室和菓子 いと達」の若鮎は一味違った「ほろ酔い鮎」。
しっとり感を出すため生地に愛知県奥三河の日本酒を入れ、鮎の頬はほんのり紅色。ほろ酔いの若鮎がなんとも愛らしいお菓子です。

しっとりモチモチのカステラ生地の中には、とろりとした求肥。卵の風味とココナッツオイルの香りがふわりと広がり、とっても優しい味わいです。
一匹一匹表情が異なるのも微笑ましく、思わずお気に入りの一匹を見つけたくなりますよ。

和菓子を楽しみながら憂鬱な季節を乗り越えよう

湿気が多く、気温差も大きいこの季節は、心身ともに疲れやすく気分も沈みがち。そんな憂鬱さを取り払うかのように、この時期に爽やかな和菓子を楽しむというのは、昔からの知恵ですね。今も昔も、美しいものや美味しいものは体も心も癒してくれる存在。先人の知恵に習い、清涼感たっぷりの和菓子を存分に楽しんでくださいね。

writer / NIKO

取材協力

老松
北野店
京都市上京区社家長屋町675-2
TEL:075-463-3050
営業時間:9:00~17:00
不定休

https://oimatu.co.jp/

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