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長谷川博己“明墨”らが冤罪の新たな証拠に辿り着きそうになるも新たな壁が…<アンチヒーロー>

  • 2024.6.16
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明墨(長谷川博己)がまさかの逮捕 (C)TBS
明墨(長谷川博己)がまさかの逮捕 (C)TBS

【写真】赤峰が隠しておいた緋山の証拠品が伊達原のもとに届けられた

長谷川博己主演の日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第8話「Episode 9 -約束-」が6月9日に放送された。同ドラマは、長谷川が7年ぶりに日曜劇場で主演を務める、日本の司法組織を舞台とした“逆転パラドックスエンターテインメント”。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか」ということを視聴者に問い掛け、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく。第9話は、伊達原(野村萬斎)にもみ消されてしまった志水(緒形直人)の冤罪の証拠の代わりに、新たな証拠を探すが、思っていなかった裏切りも明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)

冤罪を晴らす動画がなくなり、事件を全員で洗い直す

明墨(長谷川博己)が、12年前の「糸井一家殺人事件」で死刑判決を受けた志水(緒形直人)の冤罪を証明する動画を持っている人物の居場所を見つけ、追い詰めていったが、検事正・伊達原(野村萬斎)に先を越され、その動画は消されてしまった。

赤峰(北村匠海)や紫ノ宮(堀田真由)らも新たな証拠がないか、事件を洗い直していく。ここで大きな力になってくれるのが、明墨の元同僚・桃瀬(吹石一恵)が残した調査資料だった。

状況の変化や感情などが赤裸々につづられた桃瀬の日記

死刑判決を受けた志水が冤罪なのではないかと最初に気付たのが桃瀬だった。明墨が冤罪に取り組むようになったのも桃瀬がいたから。

桃瀬による調査資料をもとに冤罪の証拠を探していた明墨だったが、赤峰が桃瀬の母親から受け取った日記によって、彼女の思いの強さを知ることとなる。

桃瀬からの日記を読むと、「検事なら誰もが目標にする伊達原さんの下に就くことになった」という希望に満ちた内容で始まっていた。

伊達原の下で働くようになってからおよそ2カ月がたった頃、「伊達原さんのことで気になる話を聞いた」と、糸井一家殺人事件のアリバイを示す証拠を伊達原が隠滅したのではないかという疑問を抱いたことが記されている。その事件後に伊達原が昇進したということも。

桃瀬の日記に記された“冤罪”への執念

日記には、同期の検事に後日そのことを相談したことも書かれていた。その同期とは、明墨のこと。明墨が志水を死刑にしたようなもので、当時の明墨はそれが正しいと思い込んでいたため、桃瀬の声は明墨の心には届かなかった。

日記をつけ始めて5カ月がたち、桃瀬はいろいろと調べて冤罪は間違いないと確信する。娘の紗耶に会いに行って距離を縮めていくが、唐突に地方への左遷を言い渡される。

桃瀬は体調を崩して入院してしまうが、明墨を呼び出し「自白させた責任がある。一度でいいから目を通して」と伝えた。

意外な人物の裏切りによって明墨が逮捕されてしまう

桃瀬の病は重く、それによって“命”というものを改めて考えたのだろう。ファイルに入っていた明墨への手紙には「志水さんを救って。命は有限で尊い。私ももっと生きたかった。でも、まだ救える命がある」と、検事として、一人の人間して、命をかけて訴えている言葉がつづられていた。

日記に書かれていた「その未来を、私もこの目で見たかった。明墨君と一緒に」という文字の最後は涙で滲んで、ぼやけている。

日記の他、赤峰は1冊の本も桃瀬の母親から預かってきていた。それにはたくさんの付箋が貼られており、ここからも桃瀬の執念を感じる。

志水の日記の内容もあわせて、調べ直した結果、死因となった毒が違うことに辿り着いた。つまり、鑑定結果の改ざんが行われたということ。

倉田(藤木直人)もそのことを認め、冤罪を晴らすために新たな動きが見られると思われたが、緋山(岩田剛典)の証拠を隠滅した容疑で明墨が逮捕されてしまった。

そして、ラストに明墨法律事務所の白木(大島優子)の裏切りが発覚。まさかの展開に先が見えなくなってしまった。明墨の裁判の判事は伊達原が担当するということで、直接対決となるが、白木がなぜ伊達原側に寝返ったのか、その理由も気になるところだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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