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[2]日焼け止めをしっかり塗っておけば大丈夫!・・じゃないの!?紫外線対策の大切なポイントについて安仁屋先生にお伺いしました。

  • 2024.6.16
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紫外線対策として、欠かせないアイテムのひとつが日焼け止め。
あなたはどうやって日焼け止めを選んでいますか?
今回は、日焼け止め選びのポイントについて、グローバルビューティークリニックの安仁屋僚先生にお話を伺いました。

紫外線ケアのポイント

紫外線対策として最も手軽で効果の高い日焼け止めについて解説します。
ここでは正しい日焼け止めの塗り方や選び方を紹介するので、是非参考にしてみてください。

(1)日焼け止めの塗り方
みなさんは日焼け止めを正しく塗っていますか?
多くの方が適量よりも少ない量しか使用できていません。
日焼け止めの適量は意外に多く、基本的には顔に塗る場合、液状の日焼け止めで1円玉2枚分、クリーム状の日焼け止めでパール粒2個分ほどが適量とされています。
商品によって、若干適量が異なるため、説明書をきちんと確認しましょう。
また、日焼け止めを塗りなおすことも大切です。汗や皮脂とともに日焼け止めが流れてしまったり、タオルで拭いた部分の日焼け止めが取れてしまったりします。
2~3時間おきなどこまめに日焼け止めを塗りなおしましょう。

(2)日焼け止めの選び方
日焼け止めにはさまざまな種類があります。
クリームタイプやスティックタイプ、ミストタイプやミルクタイプ…。
さらにSPF値やPA値の高いものや低いもの、紫外線吸収剤を使ったものや紫外線散乱剤を使ったもの…。
どれが良いか分からないという方も多いでしょう。
使い心地や色、香りなど好みで選ぶのも良いですが、シーンごとに使い分けることをおすすめします。
例えば、日常生活レベルであればSPF10~20、PA+~++程度のもの、炎天下での運動やレジャー時であればSPF40~50程度、PA+++~++++のものといったように、シーンに合った日焼け止めを選びましょう。
さらに、肌への刺激を減らしたい敏感肌の方などは、紫外線吸収剤が配合されていないノンケミカル処方の日焼け止めがおすすめです。

(3)マリンスポーツ時の注意点
海洋生物に影響があることから、紫外線吸収剤に配合される一部の成分は、海外リゾート地などで禁止されています。
そのため、マリンスポーツを楽しむ際に日焼け止めを落とさなければならない場合も。
日焼け止めが使えない場合は、美容内服や美容点滴などを活用して身体の内側から紫外線対策することもできます。
例えば、SPF3の美容内服であれば、数値上では何も塗らない状態だと25分で赤くなる人の場合、赤くなるまでの時間を75分まで伸ばすことができると考えられます。
色素沈着を阻害する成分や抗酸化成分の血中濃度が高ければ効果を発揮します。
内服の種類によって異なりますが、美白目的で服用する場合は数か月続ける必要があります。
日焼け対策が目的であれば、数日前から飲んでおくと良いでしょう。

(4)室内でも日焼け止めは必須
紫外線の中でも波長の長いUV-Aは、窓ガラスを通過する特性があります。
そのため、屋内にいても紫外線対策は必要です。
UV-Aを浴び続けるとシワやたるみの原因となります。
SPF値やPA値の高い日焼け止めを塗る必要はありませんが、日常の紫外線をさえぎる程度の日焼け止めは塗っておいた方が良いでしょう。

(5)紫外線と食べ物
地表に降り注ぐ紫外線量は年々増え続けています。
紫外線対策に関する商品も多数販売されていますが、毎日の食事で紫外線対策ができれば嬉しいですよね。ここでは、紫外線に気を付けるうえで食べた方が良いもの、避けた方が良いものについてお話しします。
おすすめの食べ物
紫外線対策するうえで抗酸化作用のある食品は積極的に摂るべきです。抗酸化作用のある成分には次のようなものがあります。
・ビタミンC
・ビタミンE
・リコピン
・カテキン など

柑橘系のフルーツや緑黄色野菜、ナッツ類、緑茶などが挙げられますね。

(6)避けた方が良い食べ物
糖質や脂質を摂りすぎると、体内で炎症反応が起こりやすくなります。
そのため、紫外線対策をするうえで、甘いものや脂っこい食品は避けた方が良いでしょう。

今回は紫外線対策におけるポイントをいくつかご紹介しました。
紫外線を浴びすぎるとシワやたるみといった肌の老化につながります。
しかし、紫外線に全く当たらないのも良くありません。
日焼け止めを正しく塗って適度に日光に当たるようにしましょう。
抗酸化作用のある食品を積極的に取り入れて、健康で美しい肌を目指してください。

執筆者


安仁屋 僚
経歴
2017年 琉球大学医学部卒業
2017年 沖縄赤十字病院入職
2019年 帝京大学皮膚科入局
2019年 都内クリニック勤務(皮膚科、美容皮膚科)
2021年 都内美容外科クリニック院長就任
2022年 都内美容外科クリニック院長就任
2023年 グローバルビューティークリニック入職(美容外科、美容皮膚科)

グローバルビューティークリニック
https://global-beauty-clinic.com/

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