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「彼、貧乏人なんですよ」学生のころから僕を見下す幼なじみ→「ある事実」を明かすと…!?

  • 2024.6.16

母子家庭で育った僕は、家計を支えるため、高校卒業後すぐに働き始めました。転職を一度経験し、仕事は順調。そんなとき、かつて貧乏であることを馬鹿にしてきた幼なじみと久しぶりに会うこととなり……。

幸せな気分が一気に急降下!?

女手一つで育ててくれた母をラクにさせたいという思いから、僕は高校を卒業してからすぐに働き始めました。その後、より自分をランクアップさせたいと転職をし、今の会社に入社! 尊敬できる上司の下で日々学びながら仕事に勤しんでいます。

そんなある日のこと。僕は仕事でいい結果を出せ、お祝いとして、上司が高級なお寿司屋さんに連れて行ってくれることに。おいしいお寿司におなかも心も満たされて幸せな気分に浸ることができました。

ところがお店を出た直後、最悪な出来事が。

なんと、幼なじみであるひとりの女性と久しぶりに顔を合わせてしまったのです。

幼なじみの態度は相変わらず…

彼女は近所に住んでいて、同じ中学校に通っていました。だからこそ僕の家が貧乏なことを知っています。当時、彼女に弁当を見て笑われたり、貧乏人だと言いふらされたりしたことがありました。

今回も僕の顔を見た瞬間に「なんで貧乏人がこんな高級寿司屋にきてんのよw」と言ってきて……。僕のことを見下す態度は、学生のころから変わっていないようです。

上司にもその様子を見られていましたが、彼女は総スルー。サッと車を拾い、その中に僕を押し込み、自分も乗り込んだのでした。「逃げられた……」とホッと安堵しながらも、「上司にみっともないところを見られてしまったかも……」そう思っていた僕。すると、上司は運転手である男性と親密に会話をしていることに気付きました。

「親しい関係なんだろうか……」そう思いルームミラーに目線を移すと……運転席に座っていた男性に衝撃!

「しゃ……社長!」

なんと、僕が勤める会社の社長だったのです。聞くと、上司の弟なのだとか。たしかに名字は同じだと思っていましたが、まさかきょうだいだなんて思っておらず、僕はただただビックリしてしまいました。

それから僕は、上司と社長の行きつけのお店にそのまま連れて行ってもらうことに。そこでおいしいお酒をたらふくご馳走になったのでした。

一度あることは二度ある

しばらく経ち、ある日、仕事が終わって帰ろうとした僕は、社長に呼び止められました。そして「婚約者はいるか?」と尋ねられました。

「婚約者はおろか、恋人もいないです……」そう答えると、なんと「女性たちとの食事があるんだけど、どうかな?」と誘われて……。女性たちの食事……つまり合コンってこと!?と慌ててしまいましたが、僕にとっては初めての経験で、せっかくのお誘いということもあり連れていってもらうことにしました。

聞くところによると男性は、社長と、社長の友人(イケメン)と僕。そして女性も3人とのこと。どんな出会いがあるのだろう……とワクワクした気持ちもありつつお店に入ると、僕の中のワクワクはスーッと消え去っていきました。

その場にあの嫌味を言う幼なじみがいたからです。

忘れていた事実

幼なじみは僕以外の男性ふたりにメロメロ。

そして彼女は、社長の前でも「こいつ、大学もいけない貧困家庭なんですよ~」と言います。恥ずかしさと悔しさで頭がいっぱいになった僕は、「もうこんなところにいられない」と、途中で帰ろうとしました。

しかしそんな俺の足を止めたのは、社長の友人のひと言でした。僕のことを「彼は年商1億の会社の社長でしょ?」と言いだしたのです!

その発言に驚いた僕でしたが、そのときハッとしました。以前、社長行きつけのお店に連れていってもらったとき、「僕がやっているひとつの会社の社長になってくれないかな?」と言われていたことを思い出したのです。社長は飲んでいませんでしたが、僕はお酒が入っていたこと、冗談で言っていたのだろうと本気で考えず、「僕でいいなら」と僕も冗談交じりで答えていたのです。

しばらく時間が経っていたこともあって、僕はすっかり忘れてしまっていました!

社長だと知った幼なじみは…

僕が社長になることを知り、幼なじみはビックリ! 彼女から「貧乏人が社長になってもうまくいきっこないわよ!」と暴言が飛び出しました。

そこに、食事にきていた女性側のひとりが、「アンタ、実は彼のことが好きで他の人に取られないように、あえて彼のことを貧乏だと言いふらしていたんだよね」と、爆弾発言!

え……僕のことが好き!?

すると幼なじみから……「私はあんたが貧乏でも好きになってやったんだからね! 責任もって付き合いなさいよ!」とまさかの告白も。

この状況に僕は頭がパンクしそうになり……。もうわけがわからない!と爆発した僕は――。

「誰が人のことを見下す女性と付き合いたいと思うかよ! それに僕は、親身になって仕事を教えてくれている上司に恋をしているんだ!」。

勢いのまま、自分の思いも暴露してしまいました。すると、なんと弟である社長に呼ばれてお店に上司がきていたところで、僕の思いを上司に聞かれることとなってしまったのです。

いろいろなことがあり疲れた1日となりましたが……このことをきっかけに、なんと僕は上司とお付き合いをすることとなりました……。社長就任の件も改めてちゃんと話を進めています。人生、何があるかわからない……ということをひしひしと感じる今日このころです。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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