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韓ドラのプロたちが選定「2024年上半期の名作ベスト5」ライター編

  • 2024.6.15

気が付けば6月。2024年の前半が終わろうとしている。この6か月間、多くの韓国ドラマが公開になった。

近年はNetflixやDisney+、U-NEXTにamazonといった動画配信サービスの普及で、韓国でテレビ放送された作品をリアルタイムで楽しるようになったことはもちろん、NetflixやDisney+でのみ配信されるオリジナル・シリーズなどもあり、韓ドラ・ファンには嬉しいかぎりだが、そのすべてを観るのも簡単ではない。

そこで『韓ドラ時代劇.com』に携わる編集者やライターたちが、2024年公開の韓ドラの中でも「面白かった!!」「オススメしたい!!」作品を厳選チョイス。

第2回目は『韓国ドラマで楽しくおぼえる!役立つ韓国語読本』(双葉社)の著者であり、『GOETHEウェブ版』(幻冬舎)で、「ビジネスパーソンのための韓タメ最前線」を連載中の李ハナ氏が選んだ5作品。“韓ドラのプロ”が選んだ2024年上半期ベスト5を紹介しよう。

第5位 『サムダルリへようこそ』

韓国では2023年12月からJTBCで放映され、日本でもNetflixで配信された『サムダルリへようこそ』。

(画像=JTBC)

生まれ育った町を大事に守ってきたヨンピル(演者チ・チャンウク)と、出世したがすべてを失って墜落し、地元に帰ってきて一息つくサムダル(演者シン・ヘソン)の物語を描いた同作は、韓国でも最高視聴率12.4%まで記録したほどだった。

主演のふたりの評価を高めた作品でもある。シン・ヘソンはチョ・サムダル役で活躍し、現代人の哀歓を込めた現実的な演技で視聴者を共感させた。

サムダルリを守るチョ・ヨンピル役を演じたチ・チャンウクは、安定した演技力を基にした繊細な演技で、毎話、暖かい慰めを与えた。韓国では同作を2024年上半期のヒット作どころか、「人生ドラマ」として語る人々も多いほどだ。

第4位 『涙の女王』

韓国ではtvN、TVINGで放映・配信された『涙の女王』。最終話の韓国視聴率は平均24.9%と、tvNの歴代最高記録を更新する大ヒットとなった。その内容を詳しく紹介する必要はないだろうが、世界的な人気については触れておきたい。

(画像=tvN)

Netflixを通じて日本をはじめ多くの国で視聴された『涙の女王』は、13週連続でNetflixグローバルチャート上位10作品にランクインし、累計視聴時間は驚異的な6億時間を突破した。

日本でも『涙の女王』は熱狂的なファンを獲得しており、韓国でも相変わらず根強い人気。世論調査で有名な韓国ギャラップの調査では、3月から5月までの3カ月連続で「最近一番見ているTV番組」の1位にランクされた。これは韓国ギャラップの調査史上、16部作のドラマがこれほど長期にわたって首位を守ったのは前代未聞のことだという。

第3位 『私の夫と結婚して』

パク・ミニョンが主演した『私の夫と結婚して』も海外で好評価を得たドラマだ。同作はPrime Videoを通じて世界でも配信。その最終回は、Prime Videoがグローバルサービスを始めた2016年以来、初めてグローバルデイリーTVショーランキングで1位を記録したドラマになった。

(画像=tvN)

日本をはじめ、オーストラリア、台湾、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インド、ブラジルなど、累計67カ国でデイリーランキング1位になったのだからスゴい。

デイリーランキングだけでなく、マンスリーTVショーランキングでも韓国ドラマ史上最高の2位(1月)にランクイン。世界中の視聴者が『私の夫と結婚して』が描く回帰と復讐の痛快さに熱狂的な関心を寄せた。

第2位 『ヒーローではないけれど』

『ヒーローではないけれど』は、スーパーパワーを持っているが、誰も救えなかった男がついに運命の彼女を救うファンタジーロマンス。

(画像=JTBC)

チャン・ギヨンはタイムスリップできる能力を持ったが、うつ病にかかってしまい、これ以上過去に戻れなくなった超能力家族を、チョン・ウヒは超能力家族の前に現れた怪しい女性ド・ダヘ役を演じ、気さくながらもラブリーな魅力を発揮。他にもコ・ドゥシム、スヒョンなど、実力派俳優たちの名演技が光る作品だ。

次点 『寄生獣 ザ・クレイ』

日本発の不朽の名作漫画である岩明均の『寄生獣』(講談社刊)をベースに、『新感染 ファイナル・エク スプレス』のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描いた『寄生獣 ザ・クレイ』。

(画像=Netflix)

Netflixオリジナル・シリーズとして世界配信され、韓国、マレーシア、フィリピンでの1位をはじめ、アルゼンチン、フランス、ドイツ、日本、インド、ニュージーランドを含む合計68カ国でTOP10入りを果たした。

原作の世界観をもとに新しい物語を作り上げたヨン・サンホ監督のユニークな想像力と、チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・イングォンら実力派俳優たちの熱演が光った。

また、最終話では菅田将暉演じる泉新一のまさかのサプライズ登場したことも大きな話題となった。

第1位 『ソンジェ背負って走れ』

ある日突然生涯を終えてしまった“推し”のリュ・ソンジェを救うため、“熱狂ファン”のイム・ソルが2008年にタイムスリップする『ソンジェ背負って走れ』。

(画像=tvN)

ソンジェを演じたのはビョン・ウソク。19歳の高校生から、20歳の初々しい大学生、そして34歳のトップスターまで、10代から30代を行き来するキャラクターをそれぞれ違う青春の顔で描き、「初恋のアイコン」「ビョン・ウソク=リュ・ソンジェ」と絶賛された。

ちなみにモデル出身のビョン・ウソクは、2016年に韓国で放送されたTVドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で俳優デビューし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『恋のゴールドメダル 僕が恋したキム・ボクジュ』などの作品に出演し、注目を集めた。

『力の強い女 カン・ナムスン』で初めて悪役に挑戦し演技の幅を広げた彼は、ネット配信を通じて133カ国で配信されている最新作『ソンジェ背負って走れ』では10代から30代までの演技をこなした。

また、バラエティ番組『ある日突然100万ウォン』のメインMCに抜てきされ、トーク術を披露。彼の温かい人柄と完璧なプロポーションで幅広くファンを獲得している。その結果として、昨年12月の時点でフォロワーが約400万人だった彼のインスタグラムは、現在851万人を超え、半年で2倍も増加した。

構成=韓ドラ・時代劇.com編集部

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