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「面と向かって、失礼すぎる!」ハイスぺ医師の実家に結婚前の挨拶へ。医者じゃないと人間扱いされないの⁉

  • 2024.6.16
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わが子が成長して結婚する……親としては嬉しい反面、少々寂しいものでもあります。そして、結婚は家同士の結びつきができるため、相手の家と格差がある場合は新たな火種が生まれることも少なくないようです。

今回の記事では、娘のフィアンセがハイスペック過ぎたことが原因で、予期せぬトラブルに巻き込まれた女性のエピソードを紹介します。

 

娘が、彼氏を家に連れてきた

東京都に住む佐代子さん(仮名・60歳/主婦)は、夫(65歳/定年退職済)、娘(30歳/看護婦)の3人家族。娘は美人で、彼氏が途切れることもなかったそうです。学生時代は派手にメイクをして、遊び歩いている時期もあった娘さんでしたが、夢だった看護婦として勤めるようになってからは、落ち着いて過ごしているのだとか。真面目に働く娘の姿に、佐代子さんは喜びを感じながら、日々穏やかに過ごしていました。

そんなある日、娘が「彼氏ができたので、紹介したい」と伝えてきたそうです。娘の彼は、同じ病院で働くお医者さんとのこと。医者なんてハイスペックだし、大丈夫だろうか。娘とつり合いが取れるのだろうかと、佐代子さんは不安を覚えました。娘によると、病院で一緒に勤務していくうちに、徐々に真面目な彼へ心が惹かれていき、娘からアプローチしたそうです。

彼と交際したことを、とても嬉しそうに語っていた娘さん。相手は医者で、家も豪邸なのだと。車も外車で、助手席に乗る時は気分がいいなど、彼のセレブぶりを楽しそうに話してきます。しかし佐代子さんは、本当にうまくいくのだろうかと、ずっと不安だったそうです。母からすれば、娘が玉の輿に乗るかどうかより、大切にしてくれる相手か否かのほうが気になります。

娘から紹介してもらった彼は、どこか挙動不審で落ち着かない様子でした。目を合わせようとしても、そらすような態度をとることも。自分に自信がないタイプなのだろうか?でも、医者なのに……。彼と実際に会い、一般的な医師がもつイメージとの違いが不思議な感じがしたといいます。

娘によると、彼は女性とお付き合いした経験が多くないようで、あまり慣れていないのだそうです。もしかしたら、ずっと医師になるために勉強し続けてきたのでしょう。地味で真面目そうな男性だったし、娘が結婚したいというので、佐代子さんは「いいんじゃない」と交際を認めたそうです。問題は、ここからでした。

それは、ある日のこと。娘から「彼の両親から、交際を反対されている」と泣きつかれたのだとか。

 

 

彼の両親に反対され、涙目に

shutterstock.com

娘に泣きつかれた際、佐代子さんは「どうして?」と理由を尋ねました。すると、どうやら彼の家は華麗なる医者家系で、父や兄弟も全員医者。彼の兄弟たちは、家系のなかに医師や歯科医がいる相手と結婚されているのだとか。つまり、結婚相手の家柄も自分たちと同じでなくてならないという条件があるようなのです。

彼の両親からは、結婚するなら両親のどちらかが医者じゃない相手は認めないと言われているのだそう……。佐代子さんの夫は医者ではないものの、定年前は有名な大手企業で部長として働いていました。夫や家族のことを馬鹿にされているようで、佐代子さんは腹が立ったそうです。

 

佐代子さんは思い切って彼の両親に会いにいくことを決意。正式な両家の挨拶の前段階、ということで娘も同行してふたりで訪問することにしました。

すると、そこでは失礼な対応のオンパレード……。

佐代子さんたちが娘の彼氏の家につくと、玄関先には母親と彼氏があらわれました。母親は煌びやかな宝石を身につけており、見るからにセレブといった様子。首元には、大ぶりの四つ葉のクローバーの形をしたペンダントがかかっています。
雑誌でよく見かけるヴァンクリーフのマジックアルハンブラ(大きめサイズのもの)ではないかと、挨拶をしながらチェックしてしまったと佐代子さんは振り返ります。
家は昔からある和の造りをしていましたが、かなり広々としており、まさに豪邸といった様子だったとか。

応接間に案内された娘は、将来の姑を前に緊張しているのが隣にいても伝わってきます。

彼氏の母親は佐代子さんたちをもてなすどころか、口を捻じ曲げた表情のまま無言で、不機嫌そうです。なにが気に入らないのでしょう。遠方からはるばる訪問したというのに。失礼な人だと、佐代子さんは感じたそうです。

ようやく彼氏の母親から佐代子さんへ「旦那様は、どこにお勤めなの?」と質問が投げかけられました。夫が退職後に勤務している現在の会社名を伝えると、「へぇ。知らないですね」とひと言。そんな言い方はないだろうと腹立たしく感じたそうです。

 

 

態度の悪い彼の母親に、イライラが募る

佐代子さんは「若いふたりが結婚したいそうなので、許してあげませんか?」と切り出しました。するとその母親は「うちは医者一族なので、親が医者じゃなければちょっと……」と言い返してきたのだとか。目の前にいる、医者ではない親に向けてよくそんなことが言えるな、と佐代子さんは唖然。
その場には娘の彼氏もいましたが、目が泳いでいて、あわせようともしません。

さすがに佐代子さんは「そんな言い方ないですよね」と言い返してしまいました。
すると、その母親は「なんで、そんなことを言うのだろう?」といった表情で目を丸くしたそうです。自分で失礼なことを言っているとは思っていないし、それが当たり前の価値観の中でこれまで過ごしてきたのでしょう。
これ以上話しても埒が明かないと、佐代子さんは感じたそうです。
彼氏とその母親の様子を見ていた娘はショックを受けている様子です。

 

 

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