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伝統的な朝ごはんを現代風にアップデート! 台湾の注目“朝ごはん”5選

  • 2024.6.15

一日の始まりに、しっかりとお腹と心を満たしてくれる、台湾の朝ごはん。優しい豆乳スープに癒される豆漿や、アップデートされた最新の朝グルメをご紹介します!

全メニューが看板級! 故郷の味を守る繁盛店。

秦小姐豆漿店(チンシァォジェドウジィァンディェン)

店主・秦さん一家の故郷であり中国江蘇省の味を朝食として提供する繁盛店。なかでも早朝から行列をなすローカルたちのお目当ては「獅子頭」と呼ばれる揚げ肉団子と薄焼き卵をサンドした焼餅。豚ひき肉にシャキシャキのクワイ芋を入れた手ごね肉団子はその食感とクミンのスパイシーな香りが食べるほどに食欲をかき立てる。他にも豆乳の質と酢の比率にこだわり、コクとサッパリ感のバランスが絶妙な鹹豆漿(豆乳スープ)や自家製の生地がほんのり甘い包子…など、すべてが看板メニュー級のクオリティ。ずらりと並ぶメニューを見たらあれもこれもと食べたくなるはず。

奥から時計回りに、「鹹豆漿大」40元、焼餅「獅子頭蛋」65元、蛋餅「※(豆へん+工)豆」50元、包子13元、かぼちゃ入りの温かい豆漿「南瓜」大50元。

テイクアウトの注文もひっきりなし。ボリューミーな獅子頭入り焼餅はブランチに買っていく人も多い。

TEL:02・2570・5589 5:30~13:30 無休 カード不可、日本語メニューなし、日本語不可。台北市松山區延吉街7‐6號

伝統的な朝ごはんを現代にアップデートした新旧ミクスチャースタイル。

軟食力(ルァンシーリー)

「台湾伝統の朝ごはんを若い人にももっと知ってほしい」と友達2人で店を立ち上げ、2017年9月にオープン。立ち上げメンバーの一人の実家は宜蘭県で伝統的な朝食店を営業。伝統的な朝食を現代風にアレンジできないかと試行錯誤して作ったオリジナルのメニューは、若者はもちろん上の世代にも人気が。看板商品は、黒糖が練り込まれたマントウをバンズにした台湾バーガーで、ふわもちのバンズにサクサクの油條がアクセントに。ボリューム満点の「扛棒尚好」(115元)、優しい味わいの「手炒黒糖豆漿」(95元)。

腐乳に漬け込んだ鶏肉が柔らかい「五香豆乳鶏」(105元)。

築50年の古民家を改装。当時の雰囲気を残したいとリノベーションは最小限に。

TEL:02・2732・5453 7:00~14:00 無休 カード不可、日本語メニューあり、日本語少し。台北市中山區民權東路二段135巷30弄21號

炭火焼き×ピーナッツクリーム。魅惑のサンドイッチが大ブーム!

良粟商號(リィァンスーシャンハオ)

2018年のオープン以来、食通の地元客で賑わい、最近は観光客も後を絶たない行列店。みんなを虜にしているのは炭焼きトーストサンド。炭火で焼いた肉が主役だが、実は新竹産の大人気ピーナッツバター「福源花生醤」が隠し味に。香り豊かになるだけでなく、そのコク深い甘みがジューシーな肉の味をさらに引き立てる。定番の炭火焼き肉卵サンドイッチ(60元)は、炭火焼きの豚肉とトロトロの半熟卵を挟んだド定番。辛めの味付けが好きなら青唐辛子の醤油漬け入りの炭焼鶏もも肉卵+さわやかな唐辛子の風味(100元)がおすすめ。

ダークグリーンを基調としたブルックリンスタイル風の店内。キッチンでサンドイッチを作る様子を覗き見できる。

黒でシックにまとめられた外観。

TEL:02・2100・1177 7:00(日曜8:00)~13:00 ※売り切れ次第終了 土曜休 カード不可、日本語メニューあり、日本語不可。台北市中山區松江路330巷8號

熱々のうちにかぶりつきたい、ボリューム満点の台湾式おにぎり。

劉媽媽飯※(米へん+團)(リィゥマーマーファントゥァン)

飯※(米へん+團)はおにぎりという意味。台湾のメジャーな朝ごはんの一つで、注文ごとに握りたてを提供してくれる。1番人気の「招牌紫米飯※(米へん+團)」(55元)は、台湾ではポピュラーな肉髭(肉でんぶ)に油條、卵焼きのほか、客家出身の店主こだわりの酸菜、切り干し大根、…とボリュームたっぷりの具をモチモチの紫米でぐるっと巻き上げる。ずっしりと重さを感じるが、現地の女性は1人で食べ切るサイズだそう。お願いすれば半分にカットも。イートインスペースはないが、お店のすぐ裏に公園があり、ベンチに座って食べることも可能。出来たて熱々を食べるのが鉄則!

客家出身の店主が切り盛りしている。

ラップの上に紫米、具材をたっぷりのせたら熱々の飯※(米へん+團)を手早く巻き上げる。

TEL:02・3393・6915 5:10~11:30 月曜休 カード不可、日本語メニューなし、日本語不可。台北市中正區杭州南路二段88號

台湾と西洋の文化が融合した、フォトジェニックな朝ごはん。

好初早餐(ハオチューザオツァン)

台北のお隣、新北市板橋區に本店を構える朝ごはん屋。サンドイッチ、ハンバーガー、パニーニなど、台北のベーカリーから仕入れるオーダーメイドのパンを使ったメニューがメイン。トーストに、ザクザク食感のチョコレートクリームと塩気のあるバターをたっぷり塗ったチョコレートサンド(50元)は、素朴な味わいながらファンが多い一品。メニューに台湾の結婚式に配られる縁起菓子で、ピーナッツバターと砂糖をまぶした甘い餅「紅白餅」があるのも珍しい。好きなメニューに、紅白餅、ポテト、好初紅茶のセット(+89元)もお得。本店の他に台北の中山にも姉妹店あり。

ローストポーク&エッグバーガーセット(188元)。台湾最南端・屏東のチリソースとマヨネーズのソースが決め手。

店内もカラフルでフォトジェニック。

TEL:02・2377・0187 8:00~15:30 無休 カード不可、日本語メニューなし、日本語不可。台北市大安區敦化南路二段265巷8號

※『anan』2024年6月19日号より。写真・田尻陽子 村上未知 取材、文・大澤千穂 鈴木恵美

(by anan編集部)

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