1. トップ
  2. レシピ
  3. とにかく“精緻な計量”が優勝のカギ!「最高においしいマッシュポテト」に挑戦♪まるでクリームみたい♡

とにかく“精緻な計量”が優勝のカギ!「最高においしいマッシュポテト」に挑戦♪まるでクリームみたい♡

  • 2024.6.15

フランス料理では、じゃがいものピューレが定番の付け合わせとしてよく食べられるんですって。潰したじゃがいもにバターや生クリームを加えて、なめらか~な食感に仕上げるそうですよ。元フレンチシェフの料理系YouTuber・クキパパさんは、自身のチャンネル『クキパパ料理教室』で、フランス流マッシュポテトを紹介していました。本格的なマッシュポテトを作れたら、メイン料理が一層引き立つはず!作ってみよう♪



「最高においしいマッシュポテト」考案者は元フレンチシェフのクキパパさん

フランス流マッシュポテトの作り方を見つけたのは、YouTubeの料理チャンネル『クキパパ料理教室』。運営者のクキパパさんは元フレンチのシェフだそうで、プロ直伝の作り方を動画で見ることが出来ます。

投稿されている動画は、フランス料理に限らず、家庭でよく作られるおかずもたくさん!チャンネル登録者数は34.5万人と、人気のチャンネルなんです。

今回挑戦する「最高においしいマッシュポテト」は潰したじゃがいもに、バター、生クリーム、牛乳をたっぷりと加えていました。潰したじゃがいも=マッシュポテトだと思っていたので、フランス流のマッシュポテトに興味津々♡挑戦してみます!

フランス流♪「最高においしいマッシュポテト」を作ってみた!



【材料】(作りやすい分量)
じゃがいも…500g ※メークインがおすすめ
生クリーム…100ml
牛乳…100ml
無塩バター…50g
塩…約3g
ローリエ…1~2枚

実は動画の概要欄には、生クリームと牛乳の量も「グラム」で表記されています。
それくらい材料の比率を緻密に!ということなんでしょうね。
ただ、これくらいの量ならば「ml」でも失敗はないようです。
ただし、塩だけは厳密に量る必要があるんですって。

1. じゃがいもをきれいに洗って鍋に入れ、ひたひたの水、水の量の1.5%の塩(分量外)、ローリエを加えて沸騰するまで強火で茹でます。



今回は、鍋に水を530ml注いだので、塩を8gを加えました。



強火で3分ほど加熱すると、お湯がぐらぐらと沸騰しました。

2. 沸騰したら弱めの中火にして40~50分茹でます。



お湯がぐらぐらと沸いている状態だと、じゃがいも同士がこすれて皮が破け、じゃがいもが水っぽい味になるそうです。じゃがいもが揺れない程度の火加減で、じっくりと40~50分茹でます。

じゃがいもを茹でている間は、ローリエのいい香りが広がりました♪



茹で上がりは、竹串がすっと入るくらいが目安です。今回は40分茹でると、竹串がすっと入りました。

3. 鍋にバター、生クリーム、牛乳、塩を入れたら中火にかけてバターを溶かし、表面の泡を取り除き、一旦冷ましておきます。



じゃがいもが茹で上がる10分前くらいからバターを溶かし始めると、スムーズに作れますよ。バターが溶けたら火を止めて置いておきます。

ちなみに塩の量は「約3g」でしたが、クキパパさん曰く「味を見て塩辛くないけどおいしいと感じるくらいが理想」とのこと。後で塩を足すなどするより、この段階で味を作っておくのもポイントだそうです。

4. 茹でたじゃがいもは皮を剥いて裏ごしし、鍋に移しておきます。



アツアツのじゃがいもの方が、皮がきれいに剥けますよ。ただしかなり熱いので、やけどに気を付けてくださいね。キッチンペーパーや布巾の上にじゃがいもを置くと、皮を剥きやすいです。



じゃがいもはマッシャーで潰すよりも裏ごしの方がなめらかになると紹介していたので、裏ごししてみることに。
確かになめらかになるのですが…。濾し器にじゃがいもが詰まってしまい、大きなじゃがいも1個を潰すのに5分ほどかかってしまいました。

そこで、今回は1個だけを裏ごしし、残りの3個はフォークとシリコンベラで潰しました。この工程はフードプロセッサーでもよさそうに感じました。

5. 再沸騰させた3のクリームの8割ほどを潰したじゃがいもに加え、弱めの中火で温めながら混ぜ、なめらかになったら残りを加えて混ぜます。



本来は、鍋に移したマッシュポテトにクリームを加えて弱めの中火で混ぜるのですが、間違えてボウルの中で混ぜてしまいました。

しばらく混ぜるとマッシュポテトにクリームが含まれ、もちっとしたような質感に変わりました。



残りのクリームも加えて混ぜると、たぷたぷとしたやわらかいおかゆのような状態になりました。潰しただけのじゃがいもとは、全く違う質感!

6. 器に盛り、シリコンベラでマッシュポテトの表面に刻み跡を付けてデコレーションします。



動画では、平らにならしたマッシュポテトにシリコンベラの先を軽く押しつけ、きれいな模様を付けていたのですが…。筆者が挑戦してみたところ、マッシュポテトがシリコンベラにくっついて、ぼんやりとした線しか付きませんでした。

そこで、代わりにフォークで線をつけ、デコレーションすることに。これで「最高においしいマッシュポテト」の完成です♪


まるでクリーム♡マッシュポテトを超えるクリーミーさとまろやかさ♪



元フレンチシェフ直伝の「最高においしいマッシュポテト」が、完成しました。動画のような素敵な模様をマッシュポテトに刻めなかったのが、残念。

オーバル皿にすべて盛り付けられなかったので、今回は2皿に分けて盛り付けました。



具は入っていないので、乳製品らしいミルキーな淡い色に仕上がりました。スプーンですくってみると…なめらか~。

口に入れると、知っているマッシュポテトとはまったく違う舌触り。これはポテトクリームと言った方がいいくらいのなめらかさです♪

そしてバターと生クリームのやさしい風味が広がって、おかずよりもスイーツっぽい印象。今回は塩のみで味付けしたので本当にやさしい味わい。ステーキのような力強いメインにも、魚のフライのような揚げ物にも、焼き野菜のようなシンプルな料理にも、合わせやすい付け合わせになる!と確信しました。

「最高においしいマッシュポテト」でメイン料理も格上の味になるはず♪



YouTubeの料理チャンネル『クキパパ料理教室』で見つけた「最高においしいマッシュポテト」は、クリーム級のなめらかでやさしい味わいのマッシュポテトでした。

今回は塩で味付けしましたが、白コショウやナツメグを加えてもおいしいとクキパパさんが伝えていました。

筆者は「最高においしいマッシュポテト」を食べて、マッシュポテトに溶かしたチーズを混ぜて作る、フランスの郷土料理「アリゴ」を思い出しました。「アリゴ」も潰したじゃがもにバター、生クリーム、牛乳、すりおろしにんにく、溶けるチーズを混ぜて作ります。「アリゴ」をシンプルにした料理だなぁと思いました。

今回はじゃがいも1個を裏ごしし、残り3個をフォークとシリコンベラで潰しましたが、少し粒感が残っていたものの、ほぼクリーム状に仕上がりましたよ。裏ごしした方がプロの仕上がりになるのでしょうが、シリコンベラなどで潰してもとってもおいしく作れますよ。

覚えておくと役立つ付け合わせになること間違いなしのレシピなので、ぜひお試しを!

元記事で読む
の記事をもっとみる