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【世界的デザイナーvol.4】フレンチ・エレガンスを極めたピエール・バルマンの美ドレス

  • 2024.6.15

パリ・オートクチュールの黄金期を築いたピエール・バルマンの魅惑のドレスをお届け!

Reg Lancaster

ピエール・バルマンってどんな人?

1914年、フランスのサン・ジャン・ド・モーリエンヌ生まれ。父は紳士服の卸業、母はブティックを経営し、幼少時代より洋服に強い関心を持ち育ちました。パリ国立美術学校で建築を学んだ後、モードの道へ。エドワート・モリヌー、ルシアン・ルロンのメゾンでキャリアを積み、1945年に「ピエール・バルマン」を設立。1950年代に一世を風靡、顧客にはヴィヴィアン・リー、マレーネ・ディードリッヒ、ブリジット・バルドーなど当時の大女優たちが名を連ねました。

Keystone-France

1951年

愛や美を讃えた薔薇の花は、ピエール・バルマンを象徴するモチーフ。立体的な薔薇がロマンチックに咲き誇るオフショルダーのタフタドレスは、彫刻的なフォルムでありながら、スカートの柔らかな曲線美や甘いディテールが絶妙にミックスされています。

Keystone-France

1953年

力強いショルダーや絞ったウエスト、緻密に作り出されたボリュームとシルエット。バルマンが打ち出した「ニュー・フレンチスタイル」は、彼が若い頃に建築を学んだことにルーツを遡ります。

Genevieve Naylor

1954年

パリのノートルダム大聖堂を背に、バルマンのウエディング・ドレスを着てシューティングをするモデル。メリハリの効いたシルエット、立体的なプリーツがドラマチックな陰影を描いています。

1954年 オードリー・ヘプバーンの結婚式

オードリー・ヘップバーンが最初の夫、俳優のメル・ファーラーとの結婚式にてまとったウエディング・ドレスは、バルマンによるデザイン。ハイネックにボリュームのあるパフスリーブ、ウエストのビッグリボンなど、清楚さと可憐さに満ちた一着です。

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