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同僚を巻き込まないで… 女性たちがドン引きした「退職エピソード」

  • 2024.6.14

近年では「退職代行サービス」なるものも登場し、退職にまつわる環境もひと昔前とは大きく様変わりしています。そのなかには、思わずドン引きしてしまうような不可解な出来事もあるようです。そこで、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、女性たちがドン引きしたという「退職に関するエピソード」をお届けします。

奢ってきたランチ代と飲み代の返却を要求

「新卒で入った会社の社風がどうしても合わず、3年務めたのちに退職をしました。辞めるときには、ありがたいことに先輩や上司から引き留めていただきましたが、自分には合わない職場だとわかっていたので、私の辞める意思は固かったです。
最終出社の日、これまでお世話になった上司たちに挨拶に回ると、ひとりの上司が“せっかく丁寧に育ててきたのに残念だよ。辞めるなら、これまで君に奢ったランチ代と飲み代を返してよ”と……。笑いながらですが目は笑っていなくて、かなり衝撃でした。確かに、育成のために私への期待を込めてお金を使ってくれていたのかもしれませんが、退職をするからってそれを平然と口にするのはどうなのかなと、モヤモヤした気持ちは残り続けました」(30歳女性/IT)

本人は冗談のつもりだったとしても、マナーに欠ける発言をされると、不愉快に思ってしまうのも理解できます。退職によって上司の期待を裏切ることになったとしても、それを“お金”に換算して返却を要求されれば、嫌な思い出として残っても無理はありません。

本人ではなく親が退職届を提出

「数年前に、中途採用で入ってきた同僚が1か月ちょっとで会社に来なくなりました。体調でも崩したのかと心配をしていた矢先、いきなり親御さんが会社に来て、本人の代わりに退職届を提出したうえに会社に対して延々と文句を言ってきたというのです。

その人は新卒入社でもなく、年齢は30代後半とそれなりに社会経験を積んできています。それなのに、困ったときに親を頼っているところにも引きましたし、息子のためにと会社にまで押しかけてきてしまう親の行動にも疑問を感じてしまいました」(38歳女性/サービス)

それなりに社会経験を積んできた人からこのような対応をされると、会社としても対応に困ってしまうでしょう。親と子が依存しすぎていると、子どもにとって都合の悪いことは、親が尻拭いをする関係になってしまったのかもしれません。

自分の退職に人を巻き込もうとする

「そこまで親しくもない同僚が、会社の人間関係に不満で退職をしたときの話です。その同僚は、思い込みや被害妄想が激しく、一緒に働いているときから少し面倒な人だなとは思っていたのです。退職が決まってからというもの、私に対して“あなたも早く辞めたほうがいい”や“こんな会社にいても、将来性がないから惨めになるだけ”と、私も転職をするように執拗に説得してきました。
極め付きは“あなたのことを占ったんだけど、この会社にいると不幸になるよ!”と言いだしてドン引きしました。辞めるならひとりで黙って辞めればいいのに、なぜ私まで巻き込もうとしたのか不可解でした」(40歳女性/不動産)

本人は「良かれ」と思って言っているのかもしれませんが、お節介にもほどがあると呆れられても無理はありません。

退職にあたり「立つ鳥跡を濁さず」どころか、積極的に跡を濁していく人たちには困りますよね。自らが退職をする場合も、退職者を見送る場合も、マナーやモラルのある行動を心がけたいものです。
©taa22/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock

文・並木まき

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