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森本萌乃「キャリアチェンジの際にはいつも以上に心身のケアを」 中元日芽香と語る女性の不調

  • 2024.6.14
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ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、キャリアチェンジと女性の不調。転職など仕事における環境の変化と心身の不調の関係を、20代で転職と起業を経験した森本萌乃さんと中元日芽香さんで考えます。

キャリアチェンジの際は、いつも以上にケアを。

――森本さんは10年ほど前に大手広告代理店に入社したそうですが、当時はどのような生活でしたか。

森本萌乃(以下、森本):働きづめが当たり前で…「生理痛で休みたい」なんて口が裂けても言えない雰囲気でした。忙しさやストレスからか、同僚には生理不順になっている女性も多く、「私3か月生理きてないから、2か月こないなんて、まだまだ平気だよ!」とか、いま思うとありえない会話をしていましたね。

中元日芽香(以下、中元):そのような環境にいると、それが当たり前になっていくのはわかります。代理店を退職後、転職し、並行して起業したそうですが、体調面で変化はありましたか。

森本:事業を軌道に乗せるためにがむしゃらになりすぎて、つらい生理痛や自律神経の乱れも重なり、貧血で倒れたことがありました。

中元:その後どうしたんですか?

森本:さすがにこれはただごとではないと思って、病院へ。そしてピルを飲み始めたら、すごくラクに。振り返ると、当時は体調のことを気軽に相談できる人が周囲にいなくて、ひとりで抱えてしまったのも原因かなと感じています。

中元:私も、乃木坂46時代は女の子が周りにたくさんいたので「顔色悪いけど大丈夫?」など日常的に体調を気遣う会話がありました。でも卒業して、ひとりの時間が増えるとそれがなくなり、自分の体調に目を向けづらくなってしまって。女子会で友達に会う機会はあっても、久々に会う相手とは、話したいことがいっぱいあるから、体調や生理の話の優先順位は、低くなりがちですよね。

――転職などの環境の変化で、心身も影響を受けやすく感じますか。

森本:それは感じますね。実際に環境が変わった直後は、有休は取りづらいし、ましてや生理の悩みなんてなかなか言い出せない。だから、キャリアチェンジの際にはいつも以上に心身のケアが必要。キャリアチェンジの直後はどうしてもバタバタしてしまうので、現職の会社にいる間に健診に行っておくことも重要だと感じました。

中元:カウンセリングを受ける方からも、転職や異動など環境変化に伴う心身の負担についてのお悩みを聞くことがよくあります。転職活動中は先が見えない不安がありますし、晴れて就職先が決まっても、新しい環境に慣れるまでに時間もかかる。自分を抑圧してしまったりして、うつ病や適応障害になる人も少なくないです。

森本:会社の代表になってからはとにかく元気な心と体が資本。つらいときは迷わず休みますし、それができる環境です。世の中的にも、会社勤めの女性たちがもっと気軽に生理や不調による休暇が取れるようになってほしいですね。一方で若い世代の間では、生理に対する理解が広がってきて、男性が醸し出す生理へのタブー感が少し薄れてきている実感も。

中元:少しずつですが、世の中は変わりつつあるのですね。

森本:働き方の多様化と併せて、休み方や休暇の取得も、多様な価値観が認められていくといいなと思います。確実に自由度が増しているのは、素敵ですよね。

中元:自分がどんな生き方をしたいかを考えるのはとても重要。生理痛などの体調もそうですし、「人と比べてどうか」で判断するのではなく、「自分がどう感じるのか」を判断基準にしたいですね。

もりもと・もえの(写真・左) 1990年、東京都生まれ。広告代理店や外資系企業、スタートアップを経て、2019年に「MISSION ROMANTIC」を創業、本を通じた出会いを提供するオンライン書店「Chapters」を展開。著書に『あすは起業日!』(小学館)。

なかもと・ひめか(写真・右) 1996年、広島県生まれ。2012年、乃木坂46メンバーとしてデビュー。卒業後は心理カウンセラーとして活動。新著『なんでも聴くよ。』(文藝春秋)が好評発売中。

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※『anan』2024年6月19号より。写真・水野昭子 スタイリスト・岡安幸代(中元さん) 取材、文・音部美穂

(by anan編集部)

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