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眞栄田郷敦主演「ブルーピリオド」、迫力ある絵画練習風景のメイキング写真を公開

  • 2024.6.14
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6時間もの間一度も席を立たず、水も飲まず、驚くほどの集中力で絵に打ち込んだという眞栄田郷敦 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式
6時間もの間一度も席を立たず、水も飲まず、驚くほどの集中力で絵に打ち込んだという眞栄田郷敦 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式

【写真】眞栄田郷敦の自筆「勝利」

俳優の眞栄田郷敦が主演し、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりが出演する、映画「ブルーピリオド」の公開日が2024年8月9日(金)に決定。公開に先駆けて、キャスト達が本気で挑んだ絵画練習風景のメイキング写真が公開された。

キャスト達が本気で挑んだ絵画練習風景のメイキング写真を大公開

眞栄田が主演する本作は、2017年6月に月刊アフタヌーンで連載が開始すると瞬く間に、「TSUTAYA コミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ「マンガ大賞 2020」を受賞するなど国内外で絶賛、アニメ化やYOASOBI「群青」とのコラボレーションでも話題を集め、累計発行部数は700万部を超える漫画「ブルーピリオド」(作:山口つばさ氏)が原作。監督は萩原健太郎氏が務める。

高校2年生・矢口八虎(眞栄田)は周囲の人望も厚く成績優秀だが、空気を読んで生きる日々にどこか物足りなさを感じていた。そんな八虎はある日1枚の絵に心奪われ、美術の世界へと身を投じていく。そんな美術の世界に夢中になっていく八虎を演じるにあたり、主演の眞栄田はクランクインの約半年前からロケ地の一つになった新宿美術学院で絵の練習をスタートさせ、高橋、板垣、桜田は約3か月前から練習に励んだという。

高橋文哉が演じるユカちゃんは八虎とは違い日本画を専攻 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式
高橋文哉が演じるユカちゃんは八虎とは違い日本画を専攻 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式

吹替えナシ、6時間集中して練習に臨んだ迫力ある絵画シーン

今回、本物の熱気や迫力を込めるために絵を描く手元やシーンに吹替えを一切使用しないことにこだわった。絵画練習開始日に実際に絵を描いてみることになった眞栄田は、6時間もの間一度も席を立たず、水も飲まず、驚くほどの集中力で絵に打ち込んだという。

眞栄田の指導を担った海老澤功(新宿美術学院講師)も「この調子で頑張れば、本当に藝大に受かるんじゃないか」と称えるほど、没頭していく様子はまさに八虎そのものだったという。美術アドバイザーを務めた川田龍も、高橋、板垣、桜田が描いた絵画を見て、役者たちのセンスを絶賛。

高橋が描いた水彩には「丁寧な観察でしっかり形が見える」とコメント。板垣の絵画には「世田介のような、真摯な観察眼を感じられる」と板垣が演じた“天才”世田介を引き合いに出し、ベタ褒め。桜田の事は「練習を重ねるうちに自分の中のリズム感をつかみ、それを形にしていくという絵心がある」と分析。「美大を目指す受験生と同じようにそれぞれ個性があって、すごく多彩だなと思いました」と語った。

本当に天才のような雰囲気があったという板垣李光人 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式
本当に天才のような雰囲気があったという板垣李光人 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式

役者たちの姿勢、筆の持ち方・走らせ方に講師陣も太鼓判

本気で挑んだ練習を経て、役者たちの絵を描く姿勢、画材の扱い方、筆の持ち方、走らせ方など、絵描きが見てもしっくりくるものになるまで猛特訓し、講師陣が「違和感がない」と太鼓判を押すまでのレベルに到達。また、クランクインの1週間前には、各自が役の扮装をして絵の合同練習をする機会が設けられ、眞栄田は高橋や板垣と絵の練習をした際の印象を明かした。

「(板垣君は)本当に天才のような雰囲気があって、八虎はこういう気持ちなんだろうなと合同練習から凄く掴めたような気がします」と板垣の練習時の佇まいが役作りに役立ったと語る。高橋が演じるユカちゃんは八虎とは違い日本画を専攻しており、眞栄田は高橋について「物の捉え方が独特で面白いなと。やっぱり日本画という別の科だったので、そういうのも面白いなと思いました。」と語った。合同練習時に現場を訪れた原作者の山口つばさも「八虎たちが目の前に現れて夢のよう」と感嘆。

「自分の中のリズム感をつかみ、それを形にしていくという絵心がある」と分析された桜田ひより (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式
「自分の中のリズム感をつかみ、それを形にしていくという絵心がある」と分析された桜田ひより (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会公式

劇中でも使用される眞栄田が描いた大きく羽ばたく鳥の絵に注目

役者の表情と共に大きな見どころとなるのが、原作に登場する絵をベースにしたたくさんの絵画たち。今回映画化のために、基本的には原作に出てくる絵の作家と同じ方にお願いして描いてもらったというが、美術初心者の八虎が描く絵に関しては、段階を踏んで徐々に上達していく過程が垣間見えるような絵を数ブロックに分けて用意したという。そして、最終的に揃った絵はなんと401枚。74人ものアーティストが協力して「ブルーピリオド」に欠かせない要素を構築した。

また、眞栄田自身が描いた大きく羽ばたく鳥の絵の写真も大公開。“勝利”がテーマになっていて、眞栄田は「勝利=自由」と考え、「とにかく自由に描いた」という絵は実際劇中でも使用されている。劇中のどこで使用されるのかも鑑賞の楽しみになるに違いない。

「ブルーピリオド」あらすじ

生きてる実感が持てなかった。あの青い絵を描くまでは―これはからっぽだった俺が、初めて挑む物語。ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を持ちはじめ、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意する。立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。経験も才能も持ってない自分はどう戦う。苦悩と挫折の果てに、八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。

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