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新垣結衣、早瀬憩とのW主演作の反応に感激「槙生と朝の生活が今もどこかで続いていると感じてくれてうれしい」<違国日記>

  • 2024.6.14
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映画「違国日記」大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した(左から)十明、早瀬憩、新垣結衣、瀬田なつき監督 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
映画「違国日記」大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した(左から)十明、早瀬憩、新垣結衣、瀬田なつき監督 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

【写真】満員の会場にうれしそうに笑みを浮かべる新垣結衣

映画「違国日記」の大ヒット御礼舞台挨拶が6月13日に実施され、W主演の新垣結衣と早瀬憩、監督の瀬田なつき、本作のインスパイアソングを担当した十明が登壇した。

2023年6月に惜しまれながら完結した大人気漫画を映画化

本作は、「さんかく窓の外側は夜」など多くの作品を生み出したヤマシタトモコの同名漫画を原作とするヒューマンドラマ。人見知りな35歳の小説家・高代槙生(新垣)と、そのめいで15歳の高校生・田汲朝(早瀬)という対照的な二人の同居譚を描く。

互いになかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、二人は丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なったかけがえのない関係になっていく。まったく性格も異なる二人の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを、鋭くも優しい視点で炙り出す。

満員の舞台挨拶に喜び…新垣「席が埋まっているのを見るととてもうれしい」

公開1週間後にも関わらず、満員の観客の前で行われた今回の舞台挨拶。新垣は、「皆さんが劇場に足を運んでくださって、このように席が埋まっているのを見るととてもうれしいです」と感謝を。早瀬は「映画はいかがでしたか?」と観客に尋ね、拍手喝采を受けると「うれしいです!」と声を弾ませていた。

本作は台湾、タイ、韓国での劇場公開だけでなく、上海国際映画祭、台北映画祭での上映も決定している。このような広がりに新垣は「なんだかすごいですね!もう日本を飛び出て海を渡り、海外の方々に見ていただけるということで。海外の皆さんにどのように感じていただけるのか楽しみ。反応を聞くことが出来たらうれしいです」と、海外での反応に興味津々。早瀬も「日本だけでもこんなにもたくさんの皆さんに見ていただけているのに、海外の方々にも見ていただけると思うとうれしくてワクワクします」と喜色満面だった。

一方、プチョン国際ファンタスティック映画祭に参加することが決まっている瀬田監督は、「上映後に観客の方とQ&Aがあると思うので、どんな風にこの映画を感じてもらえるのか気になります。楽しんでもらえたらうれしい」と明かし、「反響、ご報告いたします」と新垣と早瀬に約束。これに二人は「待っています!」と期待していた。

【写真】満員の会場にうれしそうに笑みを浮かべる新垣結衣 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
【写真】満員の会場にうれしそうに笑みを浮かべる新垣結衣 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

SNSに寄せられた感想に、早瀬「自分と同じ世代にも映画が届けられている」

映画の公式SNSで実施中の感想投稿キャンペーンには、さまざまな声が寄せられている。新垣は「見る人によって違う視点や違う感じ方をしてもらっていて、槙生と朝の二人の生活が今もどこかで続いていると感じてくれている方もいてうれしいです。思った以上に反響が多くて私も驚いています」と、観客の反応を肌で感じている様子。

早瀬も「たくさんの感想を頂けていることにうれしさと同時に驚いてもいます。私と同じ学生世代の方も映画を見てくれていて、そのコメントを見ると自分と同じ世代にも映画が届けられているんだとうれしいです」と、同世代の学生への広がりに手応えを得ていた。

また新垣は、本作のティザービジュアルにも使用された海のシーンに触れ、「あのシーンは画も背景も素敵で、槙生と朝にとっても成長したシーンで、一歩前進した場面でした。お互いに一人の話をしてるけど、違うものが見えていて、人はこんなにも多面的で見えているものが全てではないし、それを否定しない。朝のセリフで成長を感じて、演じながら新垣結衣としてもじんわりと伝わってくるものがありました。原作にはないオリジナルのシーンですが、大事にしたいシーンでした」と振り返る。

早瀬も「撮影中もあり得ないくらい穏やかで、波の音も聞こえて景色もきれい。あのシーンがあったからその後の駐車場のシーンにも繋がるので、とても大切な場面でした」としみじみ。瀬田監督も「時間的にもあの瞬間にしか撮れないような素敵なシーンでした」と述べた。

海でのシーンについて「とても大切な場面でした」と振り返った早瀬憩 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
海でのシーンについて「とても大切な場面でした」と振り返った早瀬憩 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

映画に寄り添う楽曲「夜明けのあなたへ」生披露に早瀬が目を潤ませる

当日は、映画の予告に使用されている印象的なインスパイアソング「夜明けのあなたへ」を書き下ろした十明もゲストとして登壇。映画の感想を問われると、「登場人物は個性的だけれど生活の中にいる身近な人のように感じられて、それがとても不思議で素敵。槙生さんと朝ちゃんの居場所がどんどん作られていくところにも感動しました」(十明)と語った。

新垣は楽曲について「初めて聴いた時に、こんなにも美しい声が聴けて心が澄んでいく気がしました。映画に寄り添ってくれる楽曲で感謝の気持ちでいっぱいです」と最敬礼した。早瀬も「私は毎日『夜明けのあなたへ』を聴いていて、物語と繋がる部分もあってウルッとしてしまいます。素敵な歌声と歌詞で聴くたびに映画のことを思い出します」とすっかりお気に入りだった。

さらにキャストや監督、観客が見守る中で、十明が「夜明けのあなたへ」をギターの弾き語りで初生歌唱。聴き惚れた新垣は「第一声から感動! 十明さんの歌声でこの場の空気が澄んでいくような気がして深呼吸したくなりました」と感激。

早瀬も「鳥肌が立ちました! 撮影期間や映画のことを思い出して、思わず泣きそうになりました」と目を潤ませていた。緊張の中で歌い切った十明は「槙生さんと朝ちゃんの前で歌えたことで、届けたかったところに届けられた気持ちがして本当にうれしかったです」と、晴れ晴れとした表情だった。

最後に、早瀬は「原作、映画、楽曲、すべてに心を救ってくれるよう優しさのある映画で、私のような若い世代にも響くところが沢山あると思います。これからもいろいろな年代の方に見ていただけたらうれしいです」とさらなる広がりを祈願。

新垣も「自分の中でまた一つ大事なものをこの作品から頂いたと思っています。皆さんの感想からも心を救われたり、温かくしてもらえたり、感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろなことを感じていただいて、皆さんの人生の中でふと思い出していただいて、また『違国日記』を見たいと思っていただける瞬間があったらうれしいです」と優しく呼び掛けた。

十明は映画のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」を生熱唱 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
十明は映画のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」を生熱唱 (C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
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