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真っ黒になりかけていたゲームがいっきに白くひっくり返されていくドラマ「アンチヒーロー」/いつもテレビをみていますSP

  • 2024.6.14
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「不適切にもほどがある!」どんな結末でも、笑いながら見終わることができますように/いつもテレビをみていますSP

テレビ大好きイラストレーター・渡辺裕子さんが、お気に入りの番組をかわいいイラストで紹介する連載「いつもテレビをみています」。今回は特別編として、現在放送中のドラマ「アンチヒーロー」(TBS系)をピックアップ! 6/16(日)の最終回を前に盛り上がりと見せる本作の魅力をイラストと共にたっぷりと語り尽くします。

真っ黒になりかけていたゲームがいっきに白くひっくり返されていく驚き

今期もおもしろいドラマがたくさんありましたが、その中で録画やTVerなどで何度も見返したのは、「アンチヒーロー」でした。

「正義とは、何なんだろうねえ」と歪んだ笑みを浮かべる、主人公の明墨弁護士。物語の序盤は、嘘をついたり証拠を握りつぶしたり真犯人を無罪にしたりと、それはやっちゃだめでは?ということばかりする明墨に、若手弁護士の赤峰と同じように「先生の正義がどこにあるかわかりません!」と何度も叫びたくなりました。

彼には何か秘密があるらしいのはわかるし、ひとりでいる時には密かに涙を流している明墨が、ただの悪い弁護士には思えない。いったいどういうことなの、教えてハセヒロ……と疑問でいっぱいになったところで、徐々に明かされていく真実。「ええっ、あの人が犯人?」「悪人だと思っていたのに、実はいい人?」「明墨のねらいは、そっちだったのか!」がどんどん現れて、真っ黒になりかけていたゲームがいっきに白くひっくり返されていくような驚きの中、とうとう物語は終盤へ。

「実は……」がわかるたびに、「じゃああの時のあれは?」と前の話を見返したくなるんですよね。

■イラスト・文/渡辺裕子

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