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話題のフローリストによる【晩餐会コーディネート】指南

  • 2024.6.14

今、花嫁に人気のウエディング・スタイルはロングテーブルをしつらえた晩餐会風。実際のウエディングに取り入れるために、どんなポイントに気を付ければよいのか、人気ラグジュアリーホテルを担当するショップ&アトリエに聞きました! またこのスタイルが似合う歴史ある会場もご紹介。

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【UI Florist/ユーアイフローリスト】

1.非日常感を演出すること

25ans Wedding

ロングテーブルの配置によってはさまざまな会場デザインが可能に。写真のようにメインテーブルの前にスペースを作り、芝やフラワーアーチを設けて新郎新婦の入場やフォトセッションで使用するのもステージ感のある素敵なアイデアです。

2.ベースカラーをダークに

25ans Wedding

クロスの色を黒やネイビーなどダークカラーにすることでスタイリッシュな印象を演出したり、赤やピンクなどビビッドな花の色を美しく際立ててくれます。白やベージュなど明るい色のクロスは軽やかで抜け感のあるコーディネートに。

3.広がった装飾面積を活用して

25ans Wedding

ラウンドテーブルに比べると、ロングテーブルは装飾面積が広くなるのが特徴。花やキャンドルをたっぷり飾れば、ゴージャスな晩餐会スタイルに仕上げることが可能です。写真は、テーブルの上に高低差をつけた花あしらいをすることで、いっそう華やかな雰囲気を演出しました。

4.天井高を生かしたアレンジを

25ans Wedding

「グランド ハイアット 東京」の「グランド ボールルーム」はロングテーブルのしつらえが映えるスペース。このように大きな会場は、天井の高さを利用したダイナミックなコーディネートが好相性。写真は、なんと天井にもフラワーアレンジをしたハンギングスタイル。

UI Florist/ユーアイフローリスト豊富な経験と知識で洗練の花あしらいを実現「グランド ハイアット 東京」専属フローリスト。店名のUIはUnlimited Imagination=無限の創造性を意味。マネージャーの中井敬涼さんをはじめ精鋭のスタッフが、常に新しい発想とスタイルを模索・提案しています。■お問い合わせ先/グランド ハイアット 東京tel.03-4333-8880(婚礼予約)公式サイト

【MUKU/ムク】

5.キャンドルの明かりを生かす

25ans Wedding

ドラマチックな雰囲気を演出するのに、柔らかい光を放つキャンドルを利用しない手はありません。写真は「パレスホテル東京」の「葵西」で、無数のキャンドルをテーブルや高砂のバックに飾り、大きな窓にその明かりが映し出されるようデザインしたもの。

6.旬の花材を取り入れる

25ans Wedding

装飾面積が広く、多くの花材を使用できるロングテーブルのしつらえ。結婚式をした季節が記憶に残るような、旬の花材をコーディネートにプラスすることがおすすめです。フローリストに相談しつつ、もちのよい旬の花材をセレクトして。

MUKU/ムク会場を知り尽くした花のスペシャリスト人気のフローリストが所属するクリエイターチーム。全ての会場を熟知し、その魅力を引き出しながら、それぞれのアーティストがもつ豊かな表現力で、ふたりが思い描くウエディング・ステージへと仕上げます。■お問い合わせ先/パレスホテル東京tel.03-5208-5071(ウエディングサロン)公式サイト

【72/セブン・ツー】

7.ゲストの目線をイメージ

25ans Wedding

ロングテーブルではゲスト同士の顔も見えるよう、目線にかからない高さに装花を仕上げるのがポイント。落ち着いた大人っぽい雰囲気にしたい花嫁にもおすすめです。キャンドルは整然と並べることで、洗練度が格段にアップ。

8.照明の効果的な使い方

25ans Wedding

キャンドルとライティングを上手く組み合わせることで、さまざまな雰囲気を演出することができます。天井が高く、美しいシャンデリアが輝く「パレスホテル東京」の「葵東」が、キャンドルの淡く美しい光とムーディなパープルの照明で幻想的な会場に。

72/セブン・ツー日本の美意識を大切にした繊細なコーディネート店名の由来は、七十二候と呼ばれる日本の季節の表現。四季の移ろいを大切にし、時代の空気感を捉えたデザインが人気です。披露宴の装花のデザインは、パートナーアーティストの山口祥次郎さんや岡本美穂さんの指名も可能。■お問い合わせ先/パレスホテル東京tel.03-5208-5071(ウエディングサロン)公式サイト

【Jane Packer/ジェーン・パッカー】

9.センターロードが流行中

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ロングテーブルの直線を生かし、会場中央に空間をもたせるのが人気。写真は、縦長のバンケットルームに圧巻のセンターロードを完成させた「オークラ東京」の会場「オーチャード」の例。韓国のウエディングでも注目のスタイルだそう。

10.ディテールにこだわってこそ

25ans Wedding

晩餐会スタイルを仕上げるのはテーブルまわりのコーディネート。ナプキンリング、トーションフラワー、ペーパーアイテムなどは、テーブルクロスや装花といった大きな面積を占める要素とのバランスを見ながら、丁寧にセレクトしていきます。

ジェーン・パッカー/Jane Packer英国スタイルのモダンで洗練されたアレンジ1982年にジェーン・パッカー氏がロンドンで立ち上げたフローリスト。「オークラ東京」をはじめ多くのホテルとパートナーシップを結んできました。上品でありながら既成概念にとらわれないスタイルが多くの花嫁を魅了。■お問い合わせ先/ジェーン・パッカー フラワーズtel.03-5510-9011公式サイト

【キンプトン新宿東京 空間デザイナー】

11.モダンな晩餐会スタイル

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晩餐会というとクラシカルな雰囲気を思い浮かべがちですが、モダンなコーディネートもマッチします。中央にはロングテーブルを正方形に配置してドライフラワーをたっぷり飾り、流行のハンギングフラワーを加えればこのとおり!

12.モノトーンのエレガントなデザイン

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ウエディング・スタイルが多様化するなか、色を絞ったモノトーンのデコレーションに注目が集まるようになりました。白ベースにポイントで黒を加えることで、晩餐会スタイルもぐっとセンスアップ。都会派の花嫁に人気のアレンジです。

Kimpton Shinjuku Tokyo/キンプトン新宿東京 空間デザイナーウエディングにモダンでアートな彩りをNYの洗練された社交場をイメージさせる「キンプトン新宿東京」。ホテル専属のフローリストが、ふたりの思い描くイメージや結婚式のコンセプトを聞きながら、空間をデザイン。さまざまな表情をもつホテルのバンケットを自在に彩ります。■お問い合わせ先/キンプトン新宿東京tel.03-6258-1426(ウエディングサロン)公式サイト

[番外編]晩餐会が似合う歴史ある会場4選

長い歴史をもつウエディング・スペースを東京、京都、大阪で厳選しました。本物がもつ風格、エレガントなしつらえはまさに晩餐会にふさわしいもの。

旧桜宮公会堂

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明治期のロマンが漂うエレガントな佇まい造幣局として建てられ、150年以上の歴史を誇る「旧桜宮公会堂」。レトロとモダニズムが融合したゲストハウスとして生まれ変わり、優美な非日常のスペースが花嫁を魅了しています。また敷地には6000坪もの広大な庭園があり、自然光あふれるガーデン・ウエディングも素敵です。

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風格あるエントランスは人気のフォトスポットです。

■お問い合わせ先/旧桜宮公会堂 tel.06-6881-3636(ブライダルサロン)公式サイト

綱町三井倶楽部

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三井家の迎賓館として歴史を重ねた洋館1913年に建てられ、幾多の国賓や公賓をもてなしてきた「綱町三井倶楽部」。ジョサイア・コンドルの名建築としても有名です。歴史を感じさせる美しい空間で、正統派フランス料理でおもてなしを。グルメなゲストにも好評です。会員制のためメンバーによる紹介でウエディングが可能。

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会場の前には美しい緑の庭園が広がって。

■お問い合わせ先/綱町三井倶楽部 tel.03-3453-3011(ウエディングサロン)公式サイト

小笠原伯爵邸

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コロニアル様式の風情ある建物が舞台1927年に建てられた、都内ではめずらしいスペイン様式の洋館「小笠原伯爵邸」。掻き落とし仕上げと呼ばれるクリーム色の壁にエメラルドグリーンのスペイン瓦が印象的です。豪華な私邸にゲストを招いたかのような、ラグジュアリーかつプライベート感あふれるウエディングが実現。

25ans Wedding

広々としたガーデンではアペリティフやデザートピンチョスなども可能。

■お問い合わせ先/小笠原伯爵邸 tel.03-3359-5833(ウエディングサロン)公式サイト

長楽館

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明治の要人も愛した美しい館でパーティを初代内閣総理大臣の伊藤博文が名付けたという「長楽館」。京都市指定有形文化財で110年以上の歴史を重ねた館内は、趣のある調度品にあふれ、上品でクラシカルな雰囲気が漂います。東山の豊かな自然に囲まれた非日常のロケーションも魅力で、記憶に残るひとときを過ごせます。

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歴史ある洋館でのパーティは思い出深いものに。

■お問い合わせ先/長楽館 tel.075-561-0055(ウエディングサロン)公式サイト

※『25ansウエディング 2023-24 Spring & Winter』2023年12月27日発売より転載。

※この記事は2023年12月27日時点のものです。

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