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<9ボーダー>高橋克実、撮影前の決め事は「なるべく深酒をしない」“注目株の17歳”齋藤潤とのエピソードも明かす

  • 2024.6.13
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「9ボーダー」に出演している高橋克実のインタビューコメントが到着! (C)TBS
「9ボーダー」に出演している高橋克実のインタビューコメントが到着! (C)TBS

【写真】川口春奈ら3姉妹の弟を演じる“注目株の17歳”齋藤潤

川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第9話が、6月14日(金)に放送される。このたび、大庭家の破天荒な父・五郎を演じる高橋克実のインタビューコメントが到着。撮影前に意識していることや共演者との裏話、また「おおば湯」を経営する五郎にちなみ“銭湯エピソード”などについて語ってくれた。

“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描くヒューマンラブストーリー

同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。

本作では、「中学聖日記」(2018年)や「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(2016年)、「着飾る恋には理由があって」(2021年、3作品全てTBS系)などを手掛けてきた、プロデューサー・新井順子と、脚本家・金子ありさが再タッグ。また、監督は小説家兼映画監督で、近年はテレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメインで担当する。

川口春奈&木南晴夏&畑芽育が姉妹役で初共演

物語の主軸となる“ボーダー世代3姉妹”は、39歳の長女・六月役を木南晴夏、29歳の次女・七苗役を川口、19歳の三女・八海役を畑芽育が演じ、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かっていく。

さらに、物語のキーマン・コウタロウ役で松下洸平、六月が所長を務める会計事務所で働く自由奔放な公認会計士・松嶋朔役で井之脇海、七苗とは同い年で幼なじみの高木陽太役で木戸大聖が出演している。

舞台期間中は「だいたい3か月は酒を飲まない」

——芝居をする際に、特に大事にしている儀式やルーティンのようなものがあれば教えてください。

特別なルーティンなどはないのですが、撮影前はなるべく深酒をしないということは決めています。例えば舞台の場合は、稽古・本番・旅公演を入れるとだいたい3か月は酒を飲まないですね。

酒を飲むとしゃべりすぎるからか声も出しにくくなるので、けがをしないように注意するのと同じで、ドラマでも、やはり健康・体調管理を一番に考えています。毎日全然飲まないわけではないですが、飲み過ぎないようにすごく気をつけています。

——キャスト勢では若手も多い中で、銭湯を訪ねて来る謎の少年役を演じる齋藤潤さんとも共演されています。現場でやりとりする中で印象深かったことなどがあれば教えてください。

今、高校2年生なんですよね。映画「キングダム」を見て、この世界に入ったという話を聞きました。「思い立って飛び込んで、こうしてテレビにすぐ出ているんだから、このまま『キングダム』にも出られるんじゃない?」と伝えました。

——ご自身の16、17歳の時と重なるようなところもありますか?

僕らの頃は、「太陽にほえろ!」という伝説的な刑事ドラマがあって、影響を受けていない人はいないと思うほど、当時の高校生はみんなが見ていました。僕もあの世界に憧れたんですよね。

16、17歳の時に何か目標を立てたとか、そこからすぐ直で役者を目指したわけでもなく、ただただ憧れていただけでした。それを考えると、齋藤くんはしっかりしていてすごいなと思います。

——川口(次女・七苗)さん、木南(長女・六月)さん、畑(三女・八海)さんの“3姉妹”についてはいかがですか?

この前やっと、お母さん役の堀内敬子さんが出てきてくれたのでちょっとホッとしました。あんなきれいな3人が僕からよく生まれたなと、どう考えても多分視聴者の方も納得いかないと思うので(笑)。美しいお母さんを見て、なるほどと納得していただけたと思います。

——今回銭湯の店主を演じられていますが、銭湯にまつわるご自身の思い出はありますか?

実家にいた時は家にお風呂があったので、子どもの頃は銭湯にはあまり行かなかったですね。銭湯は「行ったことないから行ってみたい」と思っていました。それこそTBS日曜劇場の「時間ですよ」で見るくらいでした。

銭湯が日常になったのは、東京に出て来てから。町の定食屋に入るのとか銭湯に入るのって、すごくドキドキしました。

——実際に1人で銭湯を体験してみてどうでしたか?

親と関係なく自分でお金を払って1人で風呂に入ること自体がワクワクしましたし、あとは家のお風呂にはシャワーがなくて湯船のお湯で体を洗っていたので、銭湯にあるシャワーがすごく気持ちよかったのを覚えています。今でもパーっとシャワーを浴びていると、ちょっとぜいたくな気持ちになります。

あとは住んでいた笹塚に夜1時までやっている銭湯があって、だいたい終電で帰ってきてギリギリで駆け込んでいました。僕が住んでいたアパートからすごく近かったのですが、新宿でお芝居を観た後に飲んで帰ってくると、当時は小劇場の俳優さんたちもいっぱいその銭湯に来ていて、みんな黙々と体を洗うっていう妙な光景でしたね。

自由気ままな五郎には「ちょっと憧れてしまいます」

——その記憶や体験は今回の演技にも活かされているのでしょうか?

実生活では今回の役どころのように経営をしているわけではないので(笑)。でもやっぱり昔から銭湯をいろいろ調べたりしていたので興味があったんだと思います。

例えば友達の家に泊まりに行ったときや、都内でも、それまで行ったことがなかった場所で銭湯を見つけるとすぐに行っていました。お湯が何種類もあるとか、冷蔵庫にある飲み物とか。

舞台で地方公演に行くと、みんなで一緒に銭湯に行ってたんですよ。そうやって、いろんな銭湯を見てきたので、今回、雰囲気はすごくよく分かっているつもりです。

——今回、失踪したり戻ってきたりする役柄を演じる中で、共感するようなところはありましたか?

五郎のようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりできるっていうのはうらやましいですね。ちょっと憧れてしまいます。

——高橋さんがもしもやむを得ない事情で失踪することになったら、一日どういう動きをしますか?

追い込まれているはずだから、まずはとにかく逃げなきゃ(笑)。でもやっぱり戻るとしたら、きれいにしてからみんなに会いたいと思うんじゃないでしょうか。だからきっとその前に銭湯に行きますね。

銭湯ってやっぱりそういうところがありますよね。今だとサウナで「整う」っていうのがありますが、やっぱり「整理をつける」っていう気持ちの面もあると思います。

——そうした銭湯ならではの魅力があると思うのですが、最後に五郎さんなりのメッセージがあればお聞かせください。

見た後に、「あ、今日は家のお風呂じゃなくて銭湯行ってみよう」と思っていただけたらいいなって思いますね。やっぱり家のお風呂より大きいですからね。

まだ混んでいない時間帯、開店したばっかりの空いているときがいいんですよ。風呂桶が「ゴーン!」とかいって響くんですよ、人がいないから。ああいう独占する感じがいいですよね。歌とか歌っちゃいたくなるような。

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