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すれ違いざまに目撃「あれは児童虐待?」児相への通告を悩んだ女性の体験談

  • 2024.6.13

「児童虐待」という言葉に、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?「ニュースで見るもの」「子どもがかわいそう」「同じ親として信じられない」。それぞれの思いがあると思います。今回ご紹介するのは、主人公の女性が近所に児童虐待を疑う家庭を発見したときのお話です。本当に虐待はあるのか、そしてなぜ虐待が起きるのか。ひとごととは思えない『近所のパパママを児相に通告した話』をダイジェストでご紹介します。

幸せそうな一家の異変。一体何が?

主人公のママは、近所の「中野さん」という一家の異変に気がつきます。以前は絵に描いたような幸せな家庭に見えていたそうなのですが…。

ある日、中野さんの奥さんから子どもに向けて発せられた冷たい言葉を耳にします。主人公はその日から、中野さん一家の異変をたびたび目撃するようになるのでした。

まさか虐待が?通告すべきか、葛藤が続く

主人公は、次第に中野家の虐待を疑うように。子どもへの対応や、子どもへの無関心ぶりが特に気になったといいます。

中でも通告を決意させたきっかけは、交通事故に遭いかけた中野家の子どもの命を、母親が軽視しているようにしか見えなかったこと。このできごとで「児童相談所」への通告を決めます。

「もし勘違いだったら」と思ったり、自分やわが子が「巻き込まれたら」と不安を感じたり。葛藤や躊躇(ちゅうちょ)する気持ちがある中でも、子どもの安全のために主人公が動いた瞬間でした。

救われたのは「親」のほうかもしれない

悩んだ結果、児童相談所に通告をした主人公。その後、公園で見かけた中野さん夫婦は以前のようなあたたかい雰囲気に戻っていたと言います。このコロナ禍、もしかしたら親たちも知らないうちに追い詰められていた可能性も。

児童虐待はあってはならないことですが、そうならないように、親へのケアや相談相手をしてくれる先とつながることも必要なのかもしれません。

ほかの家庭の虐待を見つけて通告する行為は勇気がいることですが、その一歩がその家庭の未来を変えることがあるのだと気づかされるエッセー作品でした。

著者:ママリ編集部

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