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『海に眠るダイヤモンド』別人が演じてたの…? “本物の鉄平”を演じた俳優に「進平の弟と言われたらたしかに納得する」とSNS絶賛

  • 2024.12.26

12月22日、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の最終話が放送された。放送から4日経った今も、最終回の余韻に浸る視聴者が後を絶たない。

本作では、神木隆之介が一人二役を演じ、第1話から“1950年代~1960年代の鉄平”と“2018年を生きる玲央”には何らかの関係があると考察されていた。

※本記事はネタバレを含みます

鉄平と玲央の関係

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日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』最終話より (C)TBS

最終回では、視聴者が気になっていた鉄平と玲央の関係が明かされた。二人の関係は「血縁関係もない赤の他人」というオチだった。巧みなミスリードであり、本作を傑作と言わしめた一要因でもある。

終盤、玲央といづみ(宮本信子)が、ついに端島の様子が映された8mmフィルムの映像データを見る。そこに映る“荒木鉄平”は、玲央にあまり似ていなかった。いづみは、「そう見えた」「ただ声をかけたかったのかも」と、これまでの視聴者の考察を裏切る結末になったのだ。

映像データに映っている“荒木鉄平”だが、ほんの数秒ではあるものの、鉄平を演じる神木隆之介と顔が違う。「神木くん、8mmフィルムだとこういう顔になるのかと…」「似て見えないように加工しているのでは」など、さまざまな見解があったが、映像の荒木鉄平は、神木隆之介とは別の俳優が演じている。

これには「リアル鉄平、ガチで別人だったんだ」「わざと別人に加工してるんだと思った」「顔が違うと思ったらそういうことか」と視聴者からも驚きの声があがった。

「たしかに納得する」見事なキャスティング

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日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』最終話より (C)TBS

映像の荒木鉄平を演じたのは、俳優の百蔵充輝(ももくらみつき)だ。
モノクロでぼやけた8mmフィルムの映像ではハッキリと分からなかったが、本人のSNSや公式サイトで顔を見ると、神木隆之介と近しい雰囲気はあるものの、顔自体はあまり似ていないように見える。

SNSでは、「神木くんではないけど、進平(斎藤工)の弟と言われたらたしかに納得する」「輪郭は神木くんっぽい、パーツは斎藤工っぽい」「他人の空似として成り立つ、絶妙な神キャスティング」と、上手すぎる配役に絶賛の声があがっている。

見事な最終回の余韻もあるのか、ドラマが終わってからも話題が尽きない。
一部では「日本版タイタニック」と言われており、絵に描いたようなハッピーエンドにはならなかったからこそ、ズシンと心に残った。生きているうちに朝子に再会できなかった、ギヤマンを手に入れることはおろか、一目見ることさえできなかった。そこだけを切り取ると、鉄平は報われなかったようにも思える。

ドラマで描かれた鉄平の人生に対し、「真っ当に生きていたのになぜ」「いくらなんでも可哀想」「残酷すぎる」と、見守ってきたからこその同情の声も多く上がっている。さまざまな声があがるのは理解できる結末だった。しかし、この結末だからこその美しさがそこにあった。苦しく悲しい、しかし優しくて愛おしい、視聴者の心を揺さぶる結末だった。だからこそ、いまだ大きな反響が続いているのだろう。

TBS系 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』