日本の伝統的な技術を活かした食器や織物は生活に潤いを与えてくれます。「こだわりのカップでお茶の時間を楽しみたいな」という夢を持っている方も多いのではないでしょうか?
神戸・元町で呉服屋「丸太や」を営む三木弦(@kobe_marutaya)さんが、ご自身の趣味を活かして作ったマグカップをX(旧Twitter)上に投稿したところ、注目を集めています。
一体どのようなものなのでしょうか?
その投稿がこちら!
このマグカップ
— 神戸・元町 丸太や 三木弦 (@kobe_marutaya) July 8, 2024
ただの音符の模様じゃないんですよ…
バッハの『コーヒー・カンタータ』の楽譜なんです…
そこまでこだわってマグカップ作ってるとこ、ほかにありますか?
しかも…
私、呉服屋なんですよ…
なんで呉服屋がこんなマニアックなマグカップ作ってるんでしょう… pic.twitter.com/UxWMIZ2iyT
楽譜が流水のように描かれたマグカップ。
しかもこちらは、デザインとしてなんとなく入れた楽譜ではなく、バッハの「コーヒー・カンタータ」というこだわりが!お茶の時間にぴったりですね。
実は三木弦さんはご自身もヴァイオリンを演奏されるほど音楽が大好き! 呉服屋さんでありながら、音楽に関するアイテムも多数開発しています。
呉服屋さんと陶芸家さんのセンスが光る、なんとも美しいマグカップですね!
「音楽×日本の手仕事」を活かしたオリジナル作品多数
三木弦さんに、詳しくお話を伺いました。
---素敵なアイデアですね。こちらは、三木弦さんがアイデアを出して、伊藤岱玲さんが制作されたのでしょうか?
「はい。私が考案したデザインのイメージを元に、陶芸家の伊藤岱玲さんに制作していただきました」
---『コーヒー・カンタータ』の楽譜の柄にしようと思いついたきっかけや作られた経緯などお伺いできると幸いです。
「弊店は呉服屋ですが、音楽が好きで、音楽と日本の手仕事を組み合わせたオリジナル商品を制作してきました。伊藤岱玲さんにもこれまでピアノやヴァイオリン柄の器を手がけていただいていました。
新商品としてマグカップを考えた際、バッハの『コーヒー・カンタータ』の楽譜を模様にしたら、コーヒータイムがもっと味わい深く楽しめるのではないかと思い、このデザインになりました」
---「コーヒータイムをもっと味わい深く」というコンセプト、素晴らしいですね! 貴重なお話をありがとうございました。
「まるで天の川のようでとても素敵!」素晴らしいコラボレーションに賞賛の声多数
こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。
リースヘンのアリア「コーヒーはなんておいしいのでしょう」の歌い出しの部分だ
欲しい。
素敵です〜!夏休みに古楽器編成のコーヒーカンタータ聴きに行くのです。着物で行くのでこの柄の帯留めとかあったらいいな。日傘とかお扇子などでも。呉服屋兼器屋さん良いですね♪
呉服屋さんでしたら「バッハを聴きながらお揃いのカップでコーヒーを」って、こんな柄の帯も併せて置いてあったら楽しいかもしれませんね。まるで天の川のようでとても素敵です。
「音楽×日本の手仕事」のコラボレーションに感動したユーザーから賞賛の声がたくさん寄せられていました。
このマグカップを使えば、コーヒータイムがさらに充実したものになりそうですね!
取材協力:神戸・元町 丸太や 三木弦(@kobe_marutaya)さん