山道で発見した『看板』　思わぬ内容に「ガチな話」「本当にやめた方がいい」

スピード違反などにより事故が頻発する現場に「事故多発」「スピード落とせ」などの注意喚起看板があるのを見たことはありませんか？注意を促す看板を見ると「気をつけなければ」と気が引き締まりますよね。

滝原渡（@cluesign）さんが、オートバイへの注意喚起看板をX（旧Twitter）上に投稿したところ、「秀逸！」「具体的な数字を見ると怖くなる」などのコメントと3万いいね（2024/7/16時点）が集まりました。

一体どのような看板だったのでしょうか？

その投稿がこちら！

東京都奥多摩町にある注意看板。
「病院に収容されるまで約2時間」はもはや脅し。 pic.twitter.com/fKAFYjOj01
— 滝原渡（道路標識調査ノート） (@cluesign) July 4, 2024

「病院に収容されるまで約2時間かかります」の言葉は強い力がありますね。

この場所はアクセスが悪く、救急車が到着するまでにかなりの時間が必要なのです。

つまり、スピードを出し過ぎたりうっかりカーブを曲がり損ねたりして事故に遭ったら、長い時間医療的なケアを受けられない。考えるだけで恐ろしいですね。

「オートバイの事故が多発しています」という一般的なメッセージだけでなく、具体的な時間を用いて危険性をわかりやすく想像してもらう工夫が見られます。

青梅警察署と東京都西多摩建設事務所のアイディアが光る看板でした。

「秀逸な注意喚起看板！」看板の工夫に賞賛の嵐

こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。

事故ったらヤバイね

具体的な時間が怖くなる。スピード落としそう。そもそも、スピード出している人は読めないか。

秀逸な注意喚起看板ですね。単純に、「速度落とせ」とかだと効果ないですから

注意喚起には効果的面！

分かる。倫理観に訴えるより脅した方が効果的だよね。遊泳禁止と書かずにサメ出没注意と書くと不法侵入が激減するのと同じや

連れが事故った時も救急車到着まで軽く1時間以上掛かってる。「状況次第で手遅れに」が脅しでも何でも無いんだよココは

これ奥多摩湖の周遊道路あたりだよね。脅しじゃなくてガチな話だからスピード出すのは本当にやめたほうがいいのよ。後は15時以降に山に行こうとする観光客も遭難や転落事故になるからまじでやめて（地元が奥多摩の民より）。

具体的な数字を用いた看板に、「ただ注意するだけより抜群に効果がある」と賞賛のコメントが多数寄せられていました。また、この附近にお住まいの方などからは「本当に2時間かかる」「2時間じゃ済まないことが多い」と実体験の書き込みも。恐ろしいことですね。

その他、「別な場所でも似たような看板を見た」という目撃情報もたくさん見られました。大切な命を守るために、注意喚起の看板も工夫されているのですね。

夏休みで遠出をする機会も増える季節ですが、制限速度を守って安全第一で運転したいですね。

取材協力：滝原渡（@cluesign）さん