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“お冷”で太りやすい身体に… 運動せずに【自然やせ力】を身につける方法

  • 2024.7.25
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写真:PIXTA

ダイエットをしても、運動をしても、何をしても痩せる気配がない。そう悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか?実は、少し意識を変えるだけで、自然と痩せられる方法があるんです。第1章「食べて養生」から、自然と痩せる食べ方を紹介します。

【本記事はElly・著『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

「12時間の空腹」で消化器官をメンテナンス

「消化器官=胃・肝臓・膵臓」は、内臓代謝=基礎代謝の4割以上を担っています。食べ物が口に入り、胃から消化されるまで最低8〜10時間。腸で吸収、肝臓で解毒されるまで約12時間です。

東洋医学では「肝」は夜中の1〜3時、「胃」は7〜9時に活発になります。この時間にあわせて断食すると、負担が軽減され、消化器官の「自己回復力」が高まります。また、朝に「甘さ」と触れる機会をなくすと、1日通して食欲もおさまります。

噛みながら「ありがとうございます×3回」唱える

「アミラーゼ」という消化酵素は、食べ物を分解するために唾液腺と膵臓から分泌されます。しっかり噛まないと膵臓の負担が増え、消化能力が低下してしまいます。

また、早食いは満腹中枢を鈍らせ、食べ過ぎにつながることも。 最初の3口だけでもしっかり噛めば、食事の高揚感はおさまり食べるスピードがゆっくりになります。

噛む「リズム運動」はセロトニンの分泌を増やし、ストレス食いやイライラを抑えます。東洋医学では、唾液は「天然の胃薬」として知られています。

レストランの氷水は飲まない

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写真:PIXTA

冷たい飲み物は、胃を急激に冷やします。食べ物は胃と同じ温度まで温められてから消化が始まります。氷水を飲むと、胃を温める「熱」が必要になるのです。しかし熱くなり過ぎた胃は、脂肪をまとうことで温度を下げようとします(→内臓脂肪が増える)。

また、冷水(陰)を飲むと、肉や脂っこい物(陽)の食欲が増え、その脂が固まると「血液ドロドロ」「脂肪細胞の肥大化」につながります。冷水は、老廃物を溜める「負のループ」の入り口です。

疲れたら「食べない! 動かない! 寝る」

「疲れ」には①考えたり悩んだりする「精神疲労」、②体を使う「肉体疲労」、③消化や解毒などの「肝臓疲労」の3種類が存在します。肉や揚げ物を食べたり、飲酒をしたりすると肝臓への負担が大きくなり、睡眠中の「精神」と「肉体」の疲労回復を妨げる可能性があります。結果として、「代謝」の長期的な低下につながることもあるのです。

「肝臓疲労」は、夜から朝にかけて12時間絶食することで自然に回復します。体力はダラダラ汗とともに消耗するので、運動や入浴はジワっと体を温める程度にとどめましょう。

意識変化で「自然やせ力」をアップ

細かい部分の意識を少し変えるだけで、代謝が上がり、「自然やせ力」の向上に繋がります。食事制限や運動などはハードルが高く、継続するのも難しいですが、今回紹介した方法は無理なく続けられそうですね。生活を見直して、今まで意識していなかった部分があれば、ぜひ試してみましょう!


Elly・著『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)より