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「片付けられない」「なんで捨てられないの?」 シンプリストが教える3つの方法

  • 2024.7.12

家の中を整理整頓したいとき、ものが多すぎて、どれを捨ててどれを残すのかの判断だけで疲れてしまった…なんて経験はありませんか?一部屋分片付けるつもりが一角だけで終わってしまったり、結局捨てられるものがなくて場所が空かなかったり…。

どうすれば片付けがスムーズに進むのか、取捨選択のコツをシンプリストのようさんに伺いました!

1. 「捨てることにも労力が発生する」片付けスイッチの入れ方

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

私は、もともと床にも物があふれるくらい整理整頓が苦手でした。家族が独り立ちしたため、一人暮らしを始めるときに、大量のものを処分しようと決意したんです。

当時話題のこんまり(近藤麻理恵)さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』を参考に、まずは洋服の取捨選択を始めました。

「ときめくもの」「ときめかないもの」「わからないもの」で仕分けるうちに、捨てるスイッチが起動。次々と捨てることができるようになった気がします。

「なんで捨てられないの?」と感じることがあると思いますが、捨てることにも労力が発生します。1日では終わらず、片付いた感がなくてやる気を失うのもあるあるですよね。捨てることにも労力が発生するため、50代のうちに捨てられるものは捨てて、捨てる行動を習慣化するのがよいと思います。

ポイントはダイエットと同じく、少しずつ目に見える成果を出しながら継続すること。土日や連休などまとまった日程を「片付けの日」と決めて取り組むと、達成感が味わえてモチベーションが続きやすくなりますよ。

2. 何を残すのか?収納や配置は『隠す&そろえる』で見映えよく

 

どんなものでも大事に、長い間使おうという思いもありますが、消耗品や寿命もあります。「ここまで使ったら捨てよう」と決めたり、「この服は夏が終わったら捨てよう」と区切りをつけたりするのもよいですね。

「好きなもの」や「ときめくもの」まで無理に捨てる必要はありませんが、「基本的には全部捨てる!」つもりで取捨選択するのもコツ。私はこのマインドで7割捨てて、3割残る結果になりました。

残したものをキレイに収納するには、空間作りも重要。カラーボックスや透明な容器などの見せる収納は便利な反面、散らかった印象になることもあります。

収納ケースは蓋付きや扉付きなどのタイプを選び、「隠すこともよしとする」のがポイント。色がバラバラだとごちゃつくので、黒・白・木目調といったようにお部屋全体でそろえて統一感を出すとスッキリ見えますよ。

3. 片付けがうまくいかないときは人に頼るのも大事

 

 

「収納グッズだけが増えて整理できない」とお悩みの方もいるでしょうか。私も自分だけでは全然うまくいかず…。シンク下の収納もスペースを活かしきれなくて、どうにもフィットしなかったんです。

そこで整理収納アドバイザーさんにお願いし、収納を見直してもらいました。たとえばキッチン周りはKEYUCAのハンドル付きストッカーを使って、上の棚にお米や食材、ふきんなどをストック。

下の棚には無印良品のファイルボックスを使っています。まな板やラップをはじめ、保存容器やジップ袋、缶詰、調味料、ごみ袋や掃除用具類など、こまごましたものを種類別にまとめておけるのが便利ですね。

それまでは一人で収納に悩んでいましたが、アドバイスをいただいてからはとても快適。片付け後はものを増やさないことも意識しています。

一度家に入れたものを『捨てる』と決断するのには、買ったとき以上の労力がかかるもの。また、年齢を重ねて体力が衰えるにつれ、重たいものの処分がつらく感じることも…。

今から少しずつ片付けを始め、新たに買うときは処分のことまで考えて検討する。100均でカゴに入れる前に比較したり、他で代用できないか探してみたり。買う前によく吟味することが大切だと思います。



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出典元:ようさん

監修者:よう(@ohitorisama_kurasi

子供たちが独立して、人生2回目の一人暮らしを始めた50代。大量の断捨離後、築36年の賃貸アパートへの引っ越しをきっかけに、持たない暮らしを楽しむコツをインスタグラムで発信中。 『天然生活 暮らしのまんなか』(扶桑社)、『自分サイズのすっきり大人暮らし』(主婦の友社)に掲載中。