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高畑充希 「“カッコいい、好き!”みたいな恋愛の始まり方はさすがにもうできない。」

  • 2024.6.13

InRed7月号のカバーウーマンとして登場してくれた高畑充希さん。6月14日からはいよいよドラマ『1122 いいふうふ』の配信がスタート。その見所を語ってくれました。

ドラマを通して、いい意味で結婚に対して夢を削いでもらった

6月14日より高畑充希さんが主演を務めるドラマ『1122 いいふうふ』の配信がスタート。描かれるのは世間ではゴールインといわれる“結婚”の続きであり、夫婦仲を円満に保つため、「婚外恋愛(公認不倫)」を選択した夫婦の物語だ。
「原作マンガを読んだのは20代半ば。主人公・一子とは年齢も離れているし、自分が演じることになるなんて1ミリも想像せずに『実写化されてほしいなぁ。絶対おもしろいはず!』と、ただの読者として楽しんでいました。そこから時を経て、一子が私のもとにやってきたことに縁を感じています。彼女の器用な部分と不器用な部分のどちらもすごく共感できて、大事なところでふざけちゃうのも肌感覚でわかるというか」

高畑さんが演じる一子は、結婚7年目、セックスレスで子供はいない。境遇は違ってもビシバシと響く部分があったと振り返る。
「まず、このドラマをやったおかげで結婚に対して、ちゃんと夢を削いでもらった。いい意味で、結婚の現実を定義してもらえた感じがあって、『そうだよね、結婚って生活だよね』と勉強になったんです。パートナーを見つけるにあたって、自分の理解者であってほしいことと異性であってほしいことの両立は難しいのかな?と身にしみたり。若い頃はもっと恋愛に対して一歩目が軽やかだった気がしますが、“カッコいい、好き!”みたいな恋愛の始まり方はさすがにもうできない。お互いが人生を楽しく生きるにあたって、一緒に何かをやり遂げたり、補えるような関係性でありたいなと思うようになりました。今回のドラマでも、夫婦がお互いを異性としては見られなくなって、婚外恋愛というカタチになってしまっても、いざというときにはそばにいてくれる優しさと特別なつながりに支えられている。20代のときはパートナーの条件として考えたこともなかった要素だったので、私自身すごく学びになりました」
まさにインレッド世代に刺さるテーマ。「ぜひ、ドラマを観ながら女子会をしてほしいです!」と高畑さん。
「夫婦を描きながらも、夫婦とは“こうあるべき”という押しつけのまったくないドラマなので、女子会しながら観ていただくと、かなり盛り上がるはず。もちろん夫婦でも、恋人でも、それぞれの考えを、やいのやいのぶつけながら楽しんでもらえたらうれしいですね」


ドラマ『1122 いいふうふ』

渡辺ペコによるマンガ「1122」を、『窓辺にて』、『アンダーカレント』の今泉力哉監督が実写化。出演:高畑充希、岡田将生、西野七瀬、高良健吾、他。6月14日よりPrime Videoにて世界独占配信。
©渡辺ペコ/講談社©murmur

MODEL:高畑充希 PHOTOGRAPH:野田若葉(TRON) STYLING:菅沼 愛(TRON) HAIR & MAKE-UP:PAKU☆CHANINTERVIEW&TEXT:長嶺葉月

※InRed2024年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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