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無責任な夫にイラッ… 夫婦関係が悪化した「住宅リフォームのトラブル」とは【前編】

  • 2024.6.12

結婚後に家族とどのような家で暮らすかは、生活をするうえでとても大切なことでしょう。生活の基盤となり、そこで問題が起きれば家族関係に悪影響を及ぼしかねません。真澄さん(仮名・39歳)は、かつて家のリフォームトラブルによって夫婦関係に溝が生じたと言います。当時の状況を詳しく伺いました。

家をリフォームすることに

「夫と結婚して、ひとり目の子どもを授かったあと、郊外に一軒家を購入しました。穏やかな街並みのなかにある、中古物件です。それからふたり目の子どもが生まれ、家の購入から10年ほどが経つと、外壁にやや劣化が見られるようになりました。そこで、リフォームすることにしたんです。
夫が、“リフォーム会社を経営している友人がいる”ということで、まずその友人にお願いして見積もりを出してもらうことに。屋根のリフォームも合わせておこなうため、100万円ほどの金額が提示されました」

「友だちだから心配ない」と言われ…

「修繕費はかなり高額。なので、ひとつの会社だけでなく、いくつかの会社に見積もりを出してもらったほうがいいと夫に進言しました。すると夫が、“友だちだから心配ない”と。“むしろサービスしてくれている”と言い、ほとんど書類に目を通すこともなく、友人の会社への委託を決めてしまいました。
後日、工事関係者の方たちがやって来て、家の周りをチェック。足場が組み立てられ、いよいよリフォーム工事がスタートしました」

トラブルへの懸念

「工事が始まり、職人さんやスタッフの人たちが多く出入りするようになりました。ただ、夫の友人はリフォーム会社の人間であり、工事に直接関わらないため、ほとんど顔は見せませんでした。
工事中は大きな物音が鳴り、スタッフの人たちの声も響きました。一応、工事前に近隣に断りは入れているものの、心苦しく感じましたね。正直、スタッフの人たちの態度も、時々感じが悪い印象を受けるときもあって……。
昼間の時間は、家には私と子どもだけなので、トラブルが起きたらどうしようと心細く感じることもありました」

リフォーム会社にクレームを入れると…

「あるとき、家の周りに工事スタッフのものと思われるタバコの吸い殻が落ちていました。スタッフの方たちの行動に不信感を抱えていたところもあるため、リフォーム会社に電話をしたんです。そこで、改善してほしい点を伝えました。
会社の人は、“伝えておきます”と丁寧に謝罪をしてくれました。すると翌日から騒がしさがなくなり、態度の悪さなども見受けられなくなりました。でもその夜、夫から“お前、リフォーム会社に電話しただろう”と指摘されました。“勝手なことするなよ”と怒られたのです。
工事がおこなわれるのは平日の昼間。夫が居合わせることはほとんどありません。家には私と子どもだけであり、状況を知らない夫の理不尽な物言いにだいぶ腹が立ちましたね」

“リフォームトラブルにより夫との関係が悪化した妻の告白”をご紹介しました。
家の問題は家族の問題。妻としては夫にないがしろにして欲しくない問題だったため不満が募り、夫婦関係にもヒビが入ってしまう状況となったようです。
©buritora/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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