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知花くららさん【アラフォーからの夢】建築を学び、慶留間島の祖父の家を再建するため学びを深める

  • 2024.6.12

40代はまだまだこれから伸びしろや叶えられる夢がいっぱい。40才の時に二級建築士の資格を取ったという、知花くららさんにインタビュー!


PROFIILE

ちばなくらら:モデル。1982年3月27日生まれ。沖縄県出身。元国連WFP日本親善大使。2021年京都芸術大学建築学科卒業、2022年二級建築士試験に合格。現在、日本テレビ系「DayDay.」のコメンテーターを務め、歌人・俳優など幅広く活躍。
インスタグラム @chibankurara.official

建築を学ぶきっかけは祖父の家を受け継いだこと

39才の時に京都芸術大学建築学科の社会人課程を2年間で卒業し、40才で国家資格、二級建築士を取得された知花くららさん。そもそも建築を学ぶきっかけとなったのは、国立公園に指定されている沖縄の小さな島、慶留間島にある祖父の生家を受け継いだことに始まる。
「元々インテリアも好きでしたし、国連WFPの仕事で世界の国々を旅してきた中で、その土地のカルチャーを色濃く感じる民家に興味を持ちました。そこに老朽化が進んでいて、建て直すこと前提で受け継いだ祖父の生家。いろんなことがリンクして〝自分で建築を学びたい〞と思うようになったんです」

ワンピース4万9500円(LE PHIL/LE PHIL NEWoMan 新宿店) ピアス2万7500円(e.m)、ネックレス11万11 00円(littleeblem/ともにe.m 青山店)

雑誌や書籍、作品集で学ぶ

建物をその土地の風土に溶け込ませる建築家、ジェフリー・バワが好きで、作品集はバイブル。その他にも国内外の建築情報を伝える雑誌や建築施工の書籍などを読んでいる。

家族の協力あってこそ

妊娠、出産、子育てというライフステージの転換期に、さらに大学での学びが加わったことで苦労したのは、勉強時間を確保すること。
「やっぱり家族のサポートなしには無理だったと思います。週末の対面スクーリング、レポートや課題の提出、オンラインテストなど、常に締め切りに追われている状態なので、スケジュールを逆算して計画的に進めないと間に合いません。時には、長女を保育園に送って、お迎えの時間まで近くの喫茶店で6時間くらい勉強することもありました。やっぱり夕方以降は家族の時間なので、時間制限があるぶん逆に集中してがんばれたんだと思います」

現在、自宅をリノベーション

自宅のリノベーション経験は、慶留間島の家の再建に必ず役立つはず。「沖縄の風土と先人の知恵が融合した伝統的木造建築に、いつか新しい建材でアプローチしてみたいです」

現在は、慶留間島の家を再建する前段階として、自宅のリノベーションを通してリアルな現場での学びを深めている真っ最中。
「工務店さんに基本の平面図を描いてもらい、あとは自分で好きなようにデザインしました。今回、家づくりの流れを実際に施主と現場の両目線で見られて、今後につながる知識を得られたと思います。あと、職人さんと一緒に塗装や壁紙張りをするのも学びの連続。エンジンがかかると現場を離れたくなくて、次女のお迎えを夫に頼んじゃう時も。そのくらい、夢中なんです」


撮影=菊地 史〈impress+〉 スタイリング=山本隆司〈Style3〉 ヘア&メイク=山口朋子〈HITOE〉 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2024年6月号より

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