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真夏に「エアコン禁止!金がもったいない!」【異常な節約で家族をバラバラにした夫】の自業自得な末路

  • 2024.6.12

年金問題や物価高などの影響で、老後の生活に不安を感じる人も多いと思います。今回は、筆者が知人から聞いた、節約を意識しすぎた旦那のお話を紹介します。

画像: 真夏に「エアコン禁止!金がもったいない!」【異常な節約で家族をバラバラにした夫】の自業自得な末路

節約に目覚めマイルールを家族に強いるようになった旦那

これは数年前に、私が定年退職したばかりの旦那と、大学生の息子2人と4人で暮らしていた時の話です。

これまで仕事一筋だった旦那は、60歳で定年退職をしてから、ずっと自宅にいるようになりました。

「年金は65歳からもらうつもりだから、これから節約して暮らさないとな」と言う彼の言葉に、「そうね、息子たちの学費もあるし、協力して頑張りましょうね!」と快く同意した私。

しかし、その節約は想像を絶するものだったのです。

節約に目覚めた旦那は、「肉は半額になったもの、野菜は見切り品以外は買うな」「シャンプーやボディソープは少しずつ詰め替えて、ギリギリまで水で薄めろ」など勝手に決めたルールを家族に強いるようになりました。

それによって、私や息子の生活も一変してしまったのです。

真夏に「エアコン禁止令」を出した結果、家族に次々と異変が……

旦那の節約のための要求はどんどんエスカレートしていきました。

そしてついには、夏場に「エアコンの冷房は一切つけるな。金がもったいない。つけるなら近所のショッピングモールに行って涼め。店が開いてないなら我慢しろ」とまで言い出したのです。

確かに、全国各地でクールシェアという取り組みも始まっていますが、家に居る時に無理やり我慢させられるのは苦しいもの。大学生の息子たちは「もう父さんにはついていけない」と言って友人宅に入り浸るようになり、家に帰ってこなくなりました。

そして私も暑さに耐えられず、週3だったパートを週5のフルタイムに増やし、なるべく家にいる時間を減らす羽目に。

しかし夜には行き場所がなく、どうしても暑くて眠れない時は、自分の車でエアコンをつけて寝ていました(ガソリン代は私のポケットマネーです)。

ある日、パートから帰るとぐったりした旦那の姿が。慌てて救急車を呼ぶと、熱中症と診断されました。

「節約のためにエアコンをつけなかった」と話す旦那に、お医者さんは呆れたように「節約より命の方が大事でしょう」とお説教。

これで反省したかと思いきや、状況はますます悪くなっていくのです……。

その後も変わらない旦那の態度に、妻と子供は?

その後旦那は、「最高気温が32度以上の日のみ、エアコンをつけても良いことにしよう」と上から目線の提案をしてきました。

しかしパートをフルタイムにして経済力がついた私は「もう限界。それなら別居しましょう」と、アパートを借りて家を出ました。

また、息子たちも大学卒業後にそのまま一人暮らしを始めたため、旦那は広い自宅で一人で暮らしています。

現在まだ離婚はしておらず、何度か話し合いをしています。もちろん節約することは大切ですが、相変わらず「家族の気持ちよりも節約」「自分の決めたルールに従うべきだ」と言う考え方を改める気はないようなので、このまま離婚しようと思って動いています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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