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カリスマヘアメイク・岡野瑞恵さんに聞いた【シワ&シミ】解消のコツ!

  • 2024.6.12

40歳を過ぎると感じだす肌のゆるみ。肌にハリがなくなってくることで影やシワ、シミなど肌ノイズが目立ちだし、ファンデーションだけでは対処しきれません。ナチュラルで上品なツヤの美しい肌を作る岡野さんに大人のベースを教えてもらいました。

あか抜ける女優ベースメークが知りたい

Before

モデルの吉村さんはすっぴんでも充分綺麗ですが、美ST世代は年齢と共に肌がゆるみ、ふとした時の口元や目元のシワ、肌表面の凸凹や毛穴、赤みやシミ、くすみなど色の変化も気になってきます。

教えてくれたのは…岡野瑞恵さん

ヘア&メークアップアーティスト
ナチュラルかつ上品に大人の女性の魅力を際立たせるメークが好評。日本を代表する女優やモデルからの指名も絶えない。現場を常に明るく盛り上げるチャーミングな人柄も魅力。

使ったアイテムはこれ

左:テカリやくずれは徹底防御、内側から輝きを放つように光を操る洗練パウダー。プードルコンパクトエサンシエルn(ケース・パフ付き)全1色¥12,100(クレ・ド・ポーボーテ)
中:色の組合わせ次第で、複雑化した肌悩みにも対応可能、岡野メークに欠かせない優秀パレット。気になる部分を点でカバーし自然な仕上がりに。シームレス フェイスパレット 01 ¥6,490(Celvoke)
右:1本で日焼け止め、メークアップベース、ファンデーションと3役、テクニックいらずに美肌を演出。スムースオペレーターハイパフォーマンスクリーム 02 SPF50+・PA++++ 30g ¥4,620(THREE)

ベース、コンシーラー、パウダーと3段階で丁寧に仕立てていく岡野流女優ベースメークの作り方

1:肌表面の凸凹や毛穴をなめらかにきっちり塗らずに薄く全体を整えます

中上:ヘルシーに仕上げたいので肌トーンに合うアプリコット・ベージュをセレクト。
中下:手の甲にやや少なめのクリームを取り、一番カバーしたい両頰からのせて、顔の内側から外側へ伸ばし密着させます。

右:\ベースのみ塗った肌/
ごく薄く仕上げたベースのみ。引きで見ると肌の赤みが目立たなくなり、顔全体が明るく艶やかな印象に。自然な立体感も生まれます。

2:コンシーラーはベースと混ぜて色ムラをピンポイントにカバーします

1で手の甲に取ったベースの残りとコンシーラーAを少量ずつ細ブラシで混ぜながら、クマやシミ部分に塗布し、指でトントンとぼかします。濃いシミはAとBにベースを混ぜて使用します。
左:マルチ ブラシ A ¥2,970(Celvoke)

 

3:広範囲にカバーしたいときはブラシで柔らかく押さえます

くすみなど広範囲をカバーしたいときは毛足の長いブラシがお勧めです。ベースとA、Bをミックスしてブラシを立てたまま毛先を肌にトントンと当てれば肌とキレイに一体化。
左:NARS ラディアントクリーミーコンシーラーブラシ #10 ¥4,180(NARS JAPAN)

4:それでも消えないシミや口角のゆるみの補整にはオレンジが有効

目立つ濃いシミには、ベースとBのオレンジを少量ずつ混ぜながらブラシに取り、カバーしたい部分に重ねます。量が多いと厚塗り印象になるので要注意。ぼやける口角も白浮きしないようBとベースを混ぜて、下唇のエッジを1〜2cm口角に向かって上向きにライン状に入れ、指の腹でトントンと軽く押し込むように馴染ませます。

5:凹んで見える部分はコンシーラーの明るい色のハイライト効果でふっくら見せます

左:指でCとベースを混ぜて、こめかみのCゾーンや眉下に、さっとぼかして馴染ませます。さらに眉間の少し上中央の位置にハイライト的に薄く入れると立体感が出ます。

右:\ベースにコンシーラーを重ねた肌/
元の肌が綺麗になったかのような、ナチュラルな仕上がり。すべてをカバーしすぎると厚塗りになるので「遠目で綺麗」を完成目標に。

6:肌のツヤ玉を消さないように顔の中心にふわっと纏わせます

左上:手持ちの大きめなブラシにパウダーを取り、手の甲で馴染ませてから、眉、小鼻、目頭下の三角地帯に分からないくらい極薄にさっと重ねます。右:\さらにパウダーをかけて完成した肌/
適度なツヤを残しながらテカリはなく、ふわっと柔らかで上品な印象に。顔にメリハリが生まれて小顔効果も。美しい女優肌が完成!

ノイズレスな薄膜美肌ベースにオレンジメークで今っぽく大人の品良いおしゃれ顔

<衣装クレジット>
Gジャン¥18,700(アルページュストーリー/アルページュストーリー プレスルーム)ワンピース¥48,000(シーニュ)ピアス¥57,200〈ミチ ウィルウェイ〉(フォーティーン ショールーム)

2024年『美ST』6月号掲載
撮影/古水 良(cheek one)〈人物〉、相澤琢磨〈プロセス〉、大槻誠一(A-1)〈静物〉 ヘア・メーク/岡野瑞恵(STORM) スタイリスト/平沼洋美 モデル/吉村ミキ 取材/中井川桂子 再構成/Bravoworks,Inc.

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