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暑中見舞いの意味や由来は?出す時期や書き方、例文などのマナーを紹介

  • 2024.6.12
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暑い夏の挨拶状である暑中見舞い。
メールやSNSなど連絡手段が便利になった今だからこそ、直接相手の手元に届く暑中見舞いは送った方への心遣いをより感じてもらうことができるでしょう。

しかし、いざ書こうと思っても「いつまでに出すの?」「どうやって書けば良い?」など、疑問に思うことも多いのでは。

本記事では、暑中見舞いの起源や由来、基本的な書き方を解説していきます。送り相手別の暑中見舞い例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

暑中見舞いとは?

暑中見舞いとは?
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「暑中見舞い」とは、普段なかなか会えない方やお世話になっている方などへ送る夏の挨拶状です。相手の健康を願い、暑さの厳しい時期を無事に過ごしてほしいという思いを込めて送ります。

相手に感謝の気持ちを伝えるために送るものなので、あまりかしこまる必要はありません。

夏らしい季節感のあるイラストを用いたり、写真を入れて自身の近況報告などを添えることで相手にも気持ちが伝わり、互いの心を通わせることができるでしょう。

暑中見舞いの起源や由来

暑中見舞いを贈る習慣が始まったのは、江戸時代だと言われています。

もともとはお盆の時期に里帰りする際、先祖の霊にお供えの品を持参していたことからはじまりました。それが次第に「夏の挨拶状」として広く定着したのです。

その後、明治時代の初期に郵便制度が発達し、贈答の慣習が簡素化され、手紙やはがきのみを送る現在のスタイルに落ち着きました。

暑中見舞いの時期はいつからいつまで?

暑中見舞いの時期は、二十四節気でいう「小暑(7月7日頃)」から「立秋(8月7日頃)」までと言われています。

とはいえ、住んでいる地域によっては7月上旬だと梅雨が明けていないことも多く、それほど暑くないこともあります。

暑中見舞いは、暑さの厳しい時期に相手の様子をうかがう挨拶状ですので、相手のお住まいの地域が梅雨明けした頃を目安に送るとよいでしょう。

暑中見舞い7月7日頃から8月7日頃までが一般的
梅雨が明けていない場合は、梅雨明け後を目安に送ると良いでしょう。

お中元や残暑見舞いとは何が違うの?

暑中見舞いと同じく、夏の挨拶として「お中元」や「残暑見舞い」があります。

「お中元」は、中国の旧暦である「中元(7月15日)」におこなわれていた仏教の年中行事に由来しています。日本に伝来すると、お盆の時期のならわしと重なり、「日ごろお世話になった方に感謝の気持ちを伝えるために贈り物をする風習」となりました。

「残暑見舞い」は、暑中見舞いと意味合いはほぼ同じですが、送る時期が異なります。
暑さのピークとなる立秋を過ぎた頃から、残暑が厳しい8月中に届くように送る挨拶状のことを指しています。

暑中見舞いの基本的な書き方

暑中見舞いの基本的な書き方は、

  1. お見舞いの挨拶
  2. 時候(じこう)の挨拶からはじまる主文
  3. 結びの挨拶
  4. 日付

の4つのブロックから構成されています。それぞれの内容を具体的にみていきましょう。

暑中見舞いの基本的な書き方
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① お見舞いの挨拶

はじめに、「暑中見舞い申し上げます」や、目上の方には「暑中お伺い申し上げます」などのお見舞いの挨拶を述べます。本文より大きめの字で書くことで体裁が整いますよ。「。」などの句読点は必要ありません。

② 時候の挨拶からはじまる主文

時候の挨拶として、「暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」など、相手への心遣いの文章を入れます。そのあとに自分や家族の近況について報告しましょう。
夏の帰省予定をお知らせしたり、夏休みの旅行先から感想を伝えるのも喜ばれますよ。

③ 結びの挨拶

結びの言葉として、「体調を崩されないよう、お身体ご自愛ください」など、相手の健康を思いやる文章で締めくくります。

④ 日付

最後に日付を記入しますが、ここでは正確な日付は書かずに「令和○年 盛夏」とします。縦書きの場合は漢数字となるので注意しましょう。

暑中見舞いの例文紹介

暑中見舞いの基本的な書き方を理解したら、これらの要素を踏まえてシーン別に例文をみてみましょう。親戚や知人向け、上司や目上の方向け、親しい友人向けの3パターンを紹介します。

親戚や知人への例文

  1. 暑中見舞い申し上げます
  2. 厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。こちらはおかげさまで、家族とともに涼を得ながら元気に過ごしております。
  3. これから暑さが本格化しますが、体調に気を付けてお互い元気に夏を乗り切っていきましょう。
  4. 令和○年 盛夏

上司や目上の人への例文

  1. 暑中見舞いお伺い申し上げます
  2. 炎暑がいよいよしのぎ難くなりましたが、ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は何かとお世話になっており、大変感謝しております。
  3. 暑さ厳しき折、一層のご自愛のほどお祈り申し上げます。
  4. 令和○年 盛夏

親しい友人への例文

  1. 暑中見舞い申し上げます
  2. 梅雨が明けてビールの美味しい時期となりましたが、いかがお過ごしですか。私の方は暑さにも負けず元気に過ごしております。近々またビアガーデンにでもご一緒したいものですね。
  3. まだまだ暑さは続きますが、夏バテなどしないようお気を付け下さい。
  4. 令和○年 盛夏

暑中見舞いをもらったら?返事はどうする?

暑中見舞いをいただいた場合は、礼儀として相手と交換するものと考え、返事をするのがマナーです。特に目上の方からいただいた場合は必ず送るようにしましょう。

その際、相手に届く時期によって「暑中見舞い」もしくは「残暑見舞い」となるので、送る時期には確認が必要です。

残暑見舞いの時期は「立秋(8月7日頃)」から「白露(9月8日頃)」

いただいた暑中見舞いのお礼の例文

※()は立秋を過ぎた残暑見舞いの場合

  1. 暑中(残暑)見舞い申し上げます
  2. お心遣いの暑中見舞いをいただき、誠にありがとうございます。猛暑が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしとのこと、大変うれしく思います。おかげさまで私たち家族も暑さにめげず、健康に過ごしております。
  3. またお会いできる日を楽しみにしております。皆様のご健康をお祈り申し上げます。
  4. 令和○年 盛夏(立秋)

まとめ

暑中見舞いは、日ごろお世話になっている方への夏の挨拶状ですが、相手に届く時期によって「暑中見舞い」「残暑見舞い」と分かれてしまうため投函時期には注意しましょう。

基本構成や日付などの基本的なマナーを踏まえた上で、相手の健康を気遣う気持ちを文章に込めると、より素敵な暑中見舞いになりますよ。

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