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ユーモアと色気のバランスが絶妙…“SixTONESの太陽”ジェシーが体現する新しいアイドル像とは? 【推しmovies】

  • 2024.6.12
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イラスト:大窪史乃

アーティストのみならず、ドラマ、映画、バラエティと多岐に渡る分野で存在感を発揮しているアイドルグループ・SixTONES。今回の【推しmovies】は、同グループのメンバーの1人であるジェシーにフォーカス。圧倒的な歌唱力、モデルとしての魅力に触れながら、充実した仕事ぶりを紹介する。(文・柚月裕実)
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

イラスト:大窪史乃
イラスト大窪史乃

SixTONESのジェシーが6月11日に28歳の誕生日を迎えた。SixTONESのメンバーとしてライブのステージに立つほか、ドラマに映画、舞台、バラエティにモデルと様々な活動を続け、さらに今年はSixTONESが毎年年越しと共に行っている恒例行事、リーダー決めじゃんけんで見事2024年のリーダーに就任した。

一見するとクールな印象を受けるが、笑いを振りまいて周囲を明るく照らすーー“SixTONESの太陽”と呼ばれるジェシーの活躍ぶりに注目してみたい。

SixTONESといえば、グループ名の由来でもある“6つの音色”のように、歌唱パフォーマンスも大きな魅力だ。メンバー6人それぞれの音色を持つ中で、ジェシーの歌声もまた表現力に溢れ、リスナーの感情を揺さぶる深い余韻を残す。そんな歌唱力やライブパフォーマンスもさることながら、個人としても活躍の幅をどんどん広げ続けている。

先日寄稿した記事ジェシー、髙地優吾、田中樹…SixTONES・バラエティ三銃士が令和のテレビ界を席巻するワケでも触れたように、メンバーの京本大我が命名した「バラエティ三銃士」のひとりで、バラエティ番組でも活躍中。

メンバーの田中樹とレギュラー出演する「ハマダ歌謡祭」(TBS系)をはじめ、「世界くらべてみたら」(TBS系)ではスタジオを飛び出して海外ロケにも。5月の放送回ではシドニーを訪れ、堪能な英語を活かして現地の人とふれあいながらわらしべ長者に挑戦した。

一方、4月末~5月にかけては「じゅん散歩」(テレビ朝日系)にゲスト出演し、高田純次と街歩きロケを敢行。敬意を払いつつも年齢差を感じさせない距離感で、彼の持つコミュニケーション能力を羨ましく思った人も少なくないだろう。また、過去には『オンナの出口調査』(フジテレビ系)でナレーションを担当。ポップなテンションで番組をナビゲートし、これぞハマり役! というほどにマッチしていた。

●“髭ありスタイル”で際立つ気品

そんな賑やかさの一方で、男性ファッション誌ではモデルを務めている。2014年から『FINEBOYS』(日之出出版)のレギュラーモデルを経て、2020年からは『Safari』(同)へ。年を重ねると共に大人のスタイルへとステップアップしている。

ここではアイドルの面影を感じさせず、モデル業にスイッチ。洋服やアクセサリーなどアイテムの魅力を引き出しながら誌面を彩っている。

今年1月1日には個人のInstagramアカウントを開設。現在までに105万フォロワーを誇っている。ここではモデルで培ったであろう写真から想像を掻き立てる“静”の雰囲気と、持ち前のユーモアをミックスさせたオリジナリティに溢れる世界観を打ち出している。

直近では演じる役柄の関係で髭を伸ばすなど、アイドルとしては少々異例かもしれないが、上品さを保ちながらファッショナブルに溶け込ませたのも彼ならではの魅力だ。

●離れ離れになったメンバーを再び繋いだグループの“心臓”

2023年4月放送『A‐Studio』(TBS系)に出演した際に、ジェシーは“ジェシ会”なる番組構想を語った。芸能界に広い交友関係を持つことでも知られる彼だけに、「今日収録あるけど来れる?」というノリでゲストを招くような番組を作りたいと話していた。様々な分野で時代の変化を感じる中で、もしかしたら本当に思い描いた番組が実現する日が来るのかもしれない。

同番組にエピソードを寄せた田中は、ジェシーを「SixTONESの心臓」だと表現した。ジュニア時代に現在のメンバー6人でドラマ出演を果たしたものの、一時は離れ離れに…。そんなメンバーを再び繋いだ中心人物がジェシー。“太陽”や“心臓”と言い表されるように、それほどかけがえのない存在だ。

クールさもあれば時にはメランコリックな表情も見せる。柔らかい微笑みにはドキッとさせられ、豪快な笑顔や笑い声からはパワーをもらえる。他の言葉に置き換えようと思っても、やっぱり前述した言葉がしっくりくるのだ。

ジェシーのInstagramには「Life is full of surprises.」というテキストが添えられている。グループでの仕事、個人での仕事と活動の幅と交友関係を広げていくジェシーが、この先、音楽を筆頭にどんな作品に出会い、何を吸収していくのかーー。これからも自身が思い描く景色をたくさん見せてほしいと思う。

(文・柚月裕実)

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