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シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』は、アニャ・テイラー=ジョイの強烈な眼力を堪能して

  • 2024.6.12

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

よしひろさん、「きのう何観た?」 『マッドマックス:フュリオサ』

story 戦争により世界の文明が崩壊して45年。自然に恵まれた土地で暮らす少女フュリオサは、強欲なバイク集団にさらわれ、ディメンタス将軍(C・ヘムズワース)にとらわれる。彼女はふるさとを守るために口を閉ざし、覇権争いをするディメンタスとイモータン・ジョーと対峙するのだが……。

監督:ジョージ・ミラー/出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、トム・バーク ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー中 ©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

★スカッとしたい方へ★

ついに公開されましたよ、『マッドマックス:フュリオサ』。今回、シリーズの主人公マックスさん出てこないんですが(いや、ちらっとそれらしき人物は出てきます)、前作『マッドマックス:怒りのデス・ロード』(15)でほぼ主役だったフュリオサが、どうしてあんな強くて、独裁者のもとで働くようになったか、っていうことを描いたエピソード0。あたし、試写で拝見したんですが、より音響と映像のよい4Dでおかわりしました。
んまぁ~、揺れる揺れる! 想像はしていたのよ。だって、巨大トレーラーで爆走したり、バイク集団が今回のヴィランだったりするから、揺れるんだろーなー、というのは分かってました。ところがどっこい、想定以上。頭おかしい世界観を揺れる思いで楽しみました。
なにより、大人になったフュリオサ役アニャ・テイラー=ジョイの眼力が強烈。じつはほぼセリフがないんですよ、今回のフュリオサって(いくつかの秘密を守るために、会話がほとんどない設定)。なので、顔芸でいくしかないわけです。それが「彼女、表情の説得力すご……」と思っていたNetflixシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』を軽く超えて、顔芸祭り。おまけに、ストーリーもテンポ感も最高なので、おかわりして正解でございました。IMAXでやってるうちにもう一度おかわりしようかしら……。

アニャさん、ほぼセリフなし。ビジュ勝負!

ディメンタス将軍。前半で「ここ笑うとこですよー」という名シーンあります

このトレーラーが戦車化します

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