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10歳のころ「学校で性被害」加害者も子ども…嫌な思いをする子をなくす、性教育の必要性

  • 2024.6.11

著者のちくまサラさんは、10歳のころ、放送委員をやっていました。なんとなくかっこいいからという理由で入ったのですが、同じ当番の上級生の男子に無理やり体を触られ、一生忘れることのできない傷を負うことに。小学6年生になるまで誰にも打ち明けられなかったちくまさんが、当時を思い出して「必要だった」と思うこととは。『10歳で性被害に遭った話』第11話をごらんください。※このお話では、子どもの性被害に関する表現が含まれます。苦手な方はご注意ください

ちくまサラさんの「加害者1人がいるだけで、被害者は何人も出る」という言葉には重みがあります。自分が助かることはもちろんですが、その後に被害者になるかもしれない人のことも考えなければなりません。

加害者にも被害者にもならないために、きちんとした教育が必要ということですね。

安心して相談できる環境づくりを

10歳のころ、同じ委員会の上級生から性被害に遭ったという、ちくまサラさん。担任や親に相談することができず「誰にも言えなかった」とブログにつづっています。そして、上級生に襲われた日以来、このできごとがトラウマ(心的外傷)となり、心から笑うことができなくなってしまったそうです。

子どもの性教育を積極的にする親もいれば、家庭の考え方によってそうではない親もいます。しかし、知識がないために自分の身を守れなかったり、相手を傷つけたりする怖さが、この漫画では描かれています。一方、知識があっても子どもが正しい行動を取れるとは限らず、独学で知った情報から誤った認識を持ってしまう可能性も。そんなとき、気軽に性のことを聞けたり、相談できたりする相手がいることで、傷ついたり傷つけたりすることを防げるかもしれません。

ちくまサラさんは現在、当時の悲しかった経験を胸に「安心して相談できる環境づくり」「正しい性知識の普及」について漫画を通して警鐘を鳴らしています。性被害で悩む人、心を痛める人が1人でも減るよう、私たちのできることについて考えさせられるお話です。

万が一、性被害に遭い「どうしていいかわからない」「誰かに相談したい」というときは、男女共同参画局が設置する性犯罪・性暴力に関する相談窓口を利用できます。一人で悩まず、専門機関を頼ってくださいね。

著者:ママリ編集部

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