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小さなトンネルから子猫がひょっこり顔を出す!週末猫フォトグラファーが見つけた秘密の隠れ家とは?

  • 2024.6.11
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大人が入ってこれないような狭い場所も、子供にとっては自分たちだけが自由に出入りできる特別な遊び場。そして、それは猫にとっても同じなのかもしれません。

猫写真家のマツガサキ エチゴさんはある日、出勤前に公園にいる猫たちの様子を見ようと寄り道をしたところ、別の場所から移住してきたと思われる猫たちが橋の上で遊んでいる姿を発見。

ゆっくり近づいてみると、小さな子猫ならではの遊び場を目撃してしまったと言います。

排水溝に隠れている猫ちゃん
実際の写真(提供:マツガサキさん)

橋の外側に付いている排水溝の中から、恐る恐る外を覗こうとしているキジ白柄の子猫ちゃん。

小さな身をかがめながら歩くのがやっとなほど、見るからに狭い場所ですが、猫ちゃん自身は興味津々な様子でヒゲをピーンと張っているほか、耳が天井に当たらないように伏せている仕草がとってもキュート。

さらにその直後、顔をひょっこり出してお外を観察し始めた猫ちゃん。こんな場所からかわいい子猫が顔を出していたら、思わず足を止めて「次は何をするのかな?」と続きが見たくなってしまうような光景です。

排水溝から顔を覗かせる猫ちゃん
何処から入ったの?

そんな子猫の姿を見てワクワクすると同時に「落下しないか心配になった」と語るマツガサキさん。

猫は運動神経が良い動物とは言え、初めてやって来た場所ではうっかり落ちてしまうことがあるかもしれません。まだ体が小さい子猫であればなおさらです。幸い排水溝の下は地面になっていて、落ちても大事に至るほどの高さではなかったそうですが、見ていてハラハラしてしまう瞬間でもあったようです。

一方で、「ここの排水管は小さいので、もうちょっと成長するとできない遊びですし、子猫が活発に遊び始めるのも今くらいの大きさの頃なので、ほんの2~3週間しか見られない光景なのかなと思います。」と、しみじみ思いを巡らせる場面も。確かに子猫たちにとっては、今しか遊ぶことのできない秘密基地みたいな場所なのかもしれませんね。

この排水溝は40~50cmくらいの長さで、幅は子猫が通れるくらいの細さしかないトンネルのような空間。また、橋の舗装面(人が歩く部分)と繋がっている構造のため、橋の上で追いかけあって遊ぶ子猫たちの逃げ場のひとつになっていて、追いかけられ役の子猫が変わると違う子が顔を出している姿も見られたと言います。

排水溝で遊んでいる子猫ちゃん
見つかっちゃったニャ

この後、子猫ちゃんたちは近くで見ていたマツガサキさんの存在に慣れてしまい、その場にいると足元まで駆け寄ってきそうな雰囲気だったため、ちょっと離れたところから追いかけっこを観察させてもらうことにしたのだそう。

今回インタビューに応じてくれたマツガサキ エチゴさんは、週末になると外にいる猫を撮影しているフォトグラファー。初めて猫に興味を持ったのは、御朱印帳めぐりをしていた時に神社で見かけた一匹の猫がきっかけでした。

その猫が見せてくれたのは、参道を行き交う人々を電話ボックスの上からダラけた格好で眺めるだけという、いかにも猫らしい気ままな過ごし方。

そんな姿を見て、外で生きる猫たちは可愛さの中に力強さとユーモアが溢れていることを実感したのだそうで、「猫は毎日、毎週、毎月、毎年、撮るタイミングによってまったく違う仕草をしますし、その一瞬に向けてシャッターを切ることに面白さを感じています」と、現在も猫を撮り続けている理由を明かしてくれました。

猫の注目を集める猫
こんなユーモラスな写真も

そんなマツガサキさんの写真作品はInstagramのアカウント(@m_echigo)を中心にたくさん公開されています。

取材協力:マツガサキ エチゴ(@neko_m_echigo)さん

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