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実は間違っている人が多い!? 「ラジオ体操第1」の1つ目の動き

  • 2024.6.11
出典:ぎゅってWeb

多くの人が小学校から慣れ親しんでいるラジオ体操。実は間違った動きをしている人がとっても多いのを知っていましたか?それも1カ所2カ所ではなく、意外とたくさん!ラジオ体操に関わってきた経験から、今回特に間違っている人が多い動きを1つ紹介します。

ラジオ体操、実は約100年の歴史あり!

実はラジオ体操の歴史は深く、もうすぐ100年を迎えます。NHKが創設したと思われがちですが、実は昭和3年に当時の逓信省簡易保険局が制定しました。現在はかんぽ生命、NHK及び全国ラジオ体操連盟が共同で運営しています。

ラジオ体操第1は、「ラジオ体操によって国民が健康となり、寿命が伸び、幸福な生活を営むことができるようになれば」という思想からつくられました。ラジオ体操第2は、ラジオ体操人口の増加とともに、「もっと負荷かけたい!」という要望が高まって昭和7年に誕生。なので実は青壮年(16歳〜50歳くらい)向けです(ただし、現在の第1、第2になったのは昭和26年、27年)。

さらに「第1、第2だと負荷が大きすぎる人向けの体操を!」「より高齢者向けの体操を!」という要望も出てきて「みんなの体操」が平成11年に誕生しており、実は歴史の深い体操なのです。

ラジオ体操はたった3分間で全身運動ができるステキな体操

体の骨は約200個、筋肉は約650個、ラジオ体操はこれらすべての骨と筋肉を動かしています。そして運動の後半にかけて徐々に負荷をあげていき、終盤には負荷を軽減。心臓への負担も配慮した構成になっています。実は体のことをよく考え抜かれた体操なのです。

実際、私も本気でラジオ体操第1をすると、汗ばみます。3回連続でやるとかなり汗だく。社内行事で人前で複数回実技する機会があると、翌日から丸5日間下半身の激しい筋肉痛でよろよろしてました(笑)。

そんな行事があるのは1年に1回あるかないかなので、慣れない負荷に体がバキバキ…(涙)。大きな声では言えませんが、最近は全然ラジオ体操していません。1日1回、日課にできたら理想なんだけどなぁ。

でも、効果は絶大だと感じています。特に育休中の運動不足対策には最適でした。隙間時間に3分やるだけだったので、結構お世話になりました。子育て中の運動不足ママたちにこそオススメしたい運動です。

深呼吸ではありません!「伸び」の運動です

出典:ぎゅってWeb

1つ目の動き、いきなりここから間違う人多発です。私も昔は間違ってました…(だって小学校で習ったときから皆そうやってたし…)。

これ、「深呼吸」ではありません、「伸び」の運動です。なので、しっかり腕を引き上げてください。背筋が伸びて良い姿勢づくりにつながります。腕の引き上げは肩関節の柔軟性も高めてくれます。

脱力しながらゆったり深呼吸をしてしまっている人がいたら、ぜひ「伸ばすぞ!」という意識に変えてみてくださいね。大分体の使い方が変わると思います。

手のひらはふんわり卵を握って、腕は棒のようなイメージ

出典:ぎゅってWeb

最後に、全体を通してこんなところに気を付けるとよりよくなるアドバイスです。手のひらは卵を握っているような感じで動かす。腕はしゃきっと伸びた棒のようなイメージで動かす。

これは私がラジオ体操講習に初めて参加したときに講師から教えてもらったアドバイスでもあります。これを心掛けるだけで見違えるように見た目がキレイになったし、体の気持ち良さも大分変わりました。

ラジオ体操を始めたきっかけは仕事上「やむを得ず」(笑)

余談ですが、なぜ私がラジオ体操に積極的に関わるようになったかというと、仕事上必要に迫られたからです。当時社員の健康管理を行う部署にいて、たまたまラジオ体操のリクエストを受けたことがきっかけでした。

全く興味はありませんでしたが、しっかり勉強してみると、「いつでも、どこでも、だれでも」できる最高の運動だなーと今は感じています。また他の動きも紹介できたらいいなと思っています。ここまで読んでいただきありがとうございました!

参考文献
・『ラジオ体操みんなの体操』NPO法人全国ラジオ体操連盟発行
・『2024CALENDAR』一般財団法人簡易保険加入者協会

1日3分、ラジオ体操で全身運動!

<ぎゅってブロガー/オカメ>

天性の育児スキルをもつ夫、育児イベント参加に全力を注ぐ妻、優しい長男、元気な長女、朗らか次男の5人家族。 家族全員による感染症リレーが切実な悩み。総勢7名の両家親族に助けられて何とか生き延びています。 夫はカメラが趣味、妻は天体観測が趣味。

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