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あなたの職場に「マウンティング上司」はいますか?性別年代、あてはまる行動が“判明” 理想の上司像も

  • 2024.6.11
「“マウンティング上司”に関する調査」の結果とは…
「“マウンティング上司”に関する調査」の結果とは…

近年、会社内において上司という立場を利用して、必要以上に部下へプレッシャーを与えて萎縮させ、自らがより優位に立とうとする「マウンティング上司」の存在が取り沙汰されています。経営、組織コンサルティングを行う識学(東京都品川区)が「“マウンティング上司”に関する調査」を行い、結果を紹介しています。

調査は、5月14~15日にかけて、20〜59歳の会社員2323人に、インターネットで実施されました。

「あなたの職場に“マウンティング上司”はいますか」と聞いたところ、30.8%の人が「いる」と回答。性年代別にみたところ、大きな差はみられなかったが、「いる」と回答したのは、やや男性が多く前提が“上司”ということもあり、年代が低くなるにつれ「いる」と回答する人が多くなる傾向にあったということです。

自身の職場に「“マウンティング上司”がいる」と回答した300人に、あなたの職場にいる“マウンティング上司”の性別・年代を聞いたところ、性別について「男性」と回答したのが82.3%と圧倒的に高く、また年齢については「50代」が47.0%と過半数近くで、「40代」が24.7%と続きました。“マウンティング上司”は「男性」で「50代」という傾向が見られるということです。

続いて、「あなたの職場にいる“マウンティング上司”について、あてはまる行動」を質問したところ、第3位は「過去の苦労話をする」で41.7%、第2位は「仕事ができることを自慢する」で42.7%、第1位は「過去の自慢をする」で54.7%という結果でした。

エピソードについて具体的に聞いたところ、「仕事ができるわけでもないのに、『この業務は俺以外できる人がいないから、みんながしっかり成長してくれればねぇ…』と、遠回しに自慢とグチを織り交ぜたことを言ってくる」(33歳・女性)、「昔はよくこうだった今のお前らの仕事はぬるすぎるなど言ってくる」(38歳・男性)、「とにかく話が長い。自分の知識をひけらかしてきて、自慢してくる」(49歳・男性)、「情報を一方的に握り、マウントを取る言動で他を萎縮させて退職者が出ている」(35歳・男性)、「上には下の悪口を、下には上の悪口を言って、自分をよく見せようとしている」(51歳・男性)などのコメントが寄せられたということです。

「“マウンティング上司”が率いるチーム(部や課、グループなど)のパフォーマンス」についてでは、「高くなると思う」が4.7%で、「やや高くなると思う」が12.0%で計16.7%という結果に。計83.3%の「低くなる」傾向にあるということがわかりました。

「低くなると思う」という理由についてでは、「自分が全てみたいなグループでは波長を乱すから」(23歳・男性)、「全体のコミュニケーションが悪くなるから」(51歳・男性)、「チームワークが取れていないから」(33歳・女性)など、ポイントは「コミュニケーション」で、そこに支障をきたすため、パフォーマンスが低くなるという意見が多く挙がったということです。

一方で、「職場に尊敬できる先輩がいるのか」も調査。「尊敬できる上司がいる」はわずか18.7%という結果でした。少数でしたが、「尊敬できる先輩」の詳細を聞くと、「相手の意見に傾聴し、相手を尊重している」(35歳・男性)、「部下の意見や気持ちをくんでくれる優しい人」(33歳・女性)、「丁寧にコミュニケーションを取ってくれる」(25歳・女性)と、「コミュニケーション」がとりやすい先輩を、尊敬しているという意見が多くみられたということです。

「理想の上司の条件」について質問したところ、第3位は「仕事をサポートしてくれる」で42.7%、第2位は「仕事の割り振りが適切」で48.3%、第1位は「正しく評価してくれる」で63.7%という結果になったということです。

同社は、調査結果を受け、「“マウンティング上司”を生ませないための根本療法は、会社として上司(管理者)に対して、何を求めているのかを明確に示すことです。その上でルールを定め、それに沿って仕事を進め、ルール認識の齟齬(そご)がある箇所でコミュニケーションを取っていくことが重要なのです」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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