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「仕事のノルマがきつい、、、」追い込まれていた私 → 厳しい上司からの『励ましの言葉』に涙

  • 2024.6.11
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仕事は自分一人で行うものではなく、周囲の協力や助けが大きなモチベーションUPに繋がります。これは筆者が保険会社に勤めていたときのお話。普段厳しいだけだと思っていた直属の上司が、悩む私にかけてくれた起死回生の一言とは?

画像: 「仕事のノルマがきつい、、、」追い込まれていた私 → 厳しい上司からの『励ましの言葉』に涙

ノルマ

私が保険会社に勤務していたときのお話です。
私の職場では、入社して半年間は一定の給与が保証されていましたが、半年たつとノルマが課せられました。
当然ノルマが達成できなければ歩合給がなくなり、雀の涙のような基本給しかもらえません。

決まりかけていた大口の契約が他社に奪われ、ノルマの査定額に足りないと落ち込んでいた私。
このノルマを達成しないと給料が激減することもあり、私はかなり追い込まれていました。

ドSの上司

私には直属の男性上司がいました。
この上司はとにかくドSで、厳しいことしか言わない人でした。

予定していた大口契約が流れて落ち込んでいた私に、普段は怒ることしかしないドSの上司が「飯食いに行くぞ。」とランチに誘ってくれました。

私はその上司が苦手だったことと、ゆっくりランチをする気分でもなかったのですが、断ることもできず、渋々ついていくことになってしまったのです。

励まし

上司は食事中、何も話さない私を見て急にこう言いました。

「お前さぁ、国文科出身なんだよな? 楽しいっていう字は何て読む?」

何が言いたいのかわからず、私がキョトンとした顔で黙っていると

「楽(たの)しめば楽(らく)になるんだよ。仕事っていうのはそういうもんだ。」と一言。
「楽しめない奴はいつまでも楽にならない。それだけは覚えておけ。」と言ってくれました。

スランプ脱出

確かにその頃の私は、仕事を楽しむどころか、自分で自分を追い込んでばかりいたので、何度も上司の言葉を自分の中に落とし込んでみました。

「好きでやっている仕事なんだ」「自分がやりたくてやっている仕事なんだ」と思えて、フッと肩の力が抜けたのがわかり、長いスランプから脱出することができたのです。

座右の銘

上司はその直後に体調を崩し、2年後に他界してしまいました。
しかし、あの時の言葉は現在の私の座右の銘になっています。

「楽しめば楽になる」

厳しいことしか言わなかった上司がかけてくれた言葉を、これからも大切にしていこうと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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