イングランド代表の「EURO2024メンバーから漏れた」大物スター5名

Text by 石井彰(編集部)

6月14日に開幕を迎えるEURO2024。24チームに規模が拡大されてから3大会目となる欧州最大のコンペティションだ。

その優勝候補の一つといわれるのが近年多くのタレントを生み出しているイングランド代表。今回はその中で「メンバー入りできなかったスター選手5名」をピックアップした。

クラブ：マンチェスター・ユナイテッド

代表成績：67試合7ゴール

理由：怪我

移籍の噂もあったものの、今季もマンチェスター・ユナイテッドに残留して戦ったマグワイア。激しいポジション争いのなかでレギュラーを奪い返し、22試合に出場した。

ただ4月末に筋肉の怪我を負ってからは欠場を余儀なくされてしまい、EURO2024までに回復することができず。予備メンバーには入っていたが、無念のイングランド代表離脱となった。

クラブ：マンチェスター・シティ

代表成績：36試合2ゴール

理由：戦術

現地のメディアでも驚きがあったとされるジャック・グリリッシュの落選。『Telegraph』によれば、イングランド代表のベテランの一人がサウスゲイト監督に直接問い合わせ、驚いていた他の選手に理由を説明するということもあったという。

他の選手だけではなく、グリリッシュ本人も落選を聞かされたときにとても動揺したとのこと。

クラブ：トッテナム・ホットスパー

代表成績：7試合0ゴール

理由：戦術

暫定メンバーの33名には入っていたものの、最終的な登録26人に入ることができなかったジェームズ・マディソン。自身のSNSではそれに落胆するコメントを投稿しており「壊滅的に落ち込んでいる」「期待していたほど体調は良くなかった」と明かしていた。

今季レスター・シティからトッテナムに加入した彼はいきなり副キャプテンを任され、プレミアリーグの28試合で4ゴールという成績を残していた。

クラブ：マンチェスター・ユナイテッド

代表成績：60試合17ゴール

理由：戦術

今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドで評価を落としてしまったマーカス・ラッシュフォード。開幕前に2028年までの長期契約を結んだが、ダービーで敗戦したあとに誕生日パーティを開いて注意を受けたり、1月にも規律違反で懲戒処分を受けたりと混沌とした1年を過ごした。

今季はシーズンを通して7ゴールと得点力も欠いており、サウスゲイト監督は予備登録の33人にも彼を含めなかった。

クラブ：アヤックス

代表成績：81試合3ゴール

理由：戦術

サウジアラビアで大失敗したものの、アヤックスに加入してからは調子を戻しているヘンダーソン。3月のインターナショナルマッチウィークではイングランド代表に復帰し、EURO2024でもベテランとしての役割を任されるかと思われた。

ただ最終的にサウスゲイト監督は33人の予備メンバーにも彼を招集せず。MFは最も年上なのが27歳のジャロッド・ボーウェンという若い面子となった。