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エゾリスの赤ちゃん・・・ママと何を話してるの?

  • 2024.6.10
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今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年6月3日〜6月7日ピックアップ分)

エゾリス家族の〝タワーマンション〟

Sitakke
撮影:@merusoo47 さん

この木の穴は、内部でどうやらつながっているようで、まさに子リスたちにはたまらない〝隠れ家〟になっているようですねー。それぞれの穴から顔を出して、あたりの様子をうかがうことが出来るし、1つの穴から飛び出して、もうひとつ穴へもぐり込んだりするのも楽しそうですね。

キツツキが巣穴にするために、木の穴を開けてくれたものでしょうか。
まるでエゾリスのタワーマンションですね。
2枚目のお写真では、子リスたちがぞろぞろと出てきたようです。

Sitakke

重なっている子もいますが、ママリス1匹と5匹の子リスが確認できますね。
毎日、少しずつ、冒険の行動範囲が広がっていって、夏にはもう、ひとり立ちしていくのでしょう。

ウニ・カニ・ホッキも〝食べ放題〟なのです!

Sitakke
撮影:@tachan_mamesuke_ さん

目をつぶって、波に揺られているラッコですね、お昼寝中なのでしょうか?
30年ほど前までは、動物園や水族館でも人気者だったラッコは、多いときには全国で122匹のラッコが飼育・展示されていましたが、いまでは三重県と福岡県の、2か所の水族館に、わずか3匹が飼育されているだけになりました。

毛皮目当てに捕らえられたり、1989年にはアラスカ沖で起きたタンカー事故で、海に多量の油が流出して、たくさんのラッコが死んだこともあり、輸入も途絶えました。
それでも北海道では、最近、霧多布岬や根室の海岸線などで、野生のラッコが生息し、子育てもしていて、その数を増やしているようで、ほほえましいお写真をたびたびいただいています。
数が増えたはっきりとした理由はわかりませんが、ラッコたちが大好きな美味しいごはんがたくさんあることは確かですね。

双眼鏡で様子をうかがっていると、ウニ、カニ、ホッキなど、海鮮丼で食べたくなるような海の幸をおなかの上に並べて、なんとも美味しそうに食べている姿を見ることが出来て、なんともうらやましい限りです。

岩の上に・・かわいい〝おはぎ〟発見!?

Sitakke
撮影:@s_yasuto_photo さん

とってもかわいらしい表情をしたエゾナキウサギですねー。
毛並みや、顔つきからして、まだ若い子でしょうか?
大人のエゾナキウサギの大きさは、15cm前後、体重は100gちょっとくらいなので、岩の上に〝おはぎ〟がちょこんと乗っている感じをイメージしていただけるといいかもしれません。
遅い春に1〜5匹の子どもを産むのだといいますが、岩のすき間の奥深いところに暮らしているので、なかなかその様子を見ることは出来ません。
今年生まれた〝子ナッキー〟が、かわいらしい姿を見せてくれるまでには、もう少しかかりそうです。

その美しさは〝天性のもの〟なのか?

Sitakke
撮影:@chiimo.co さん

童話の絵本の1ページのように、幻想的で、とっても美しいお写真ですねー。
タンチョウは、日本で最も大きな鳥であるとともに、最も美しい鳥の一つであることを実感させられます。
おそらく、生まれてから2週間くらいかと思われるヒナの〝立ち方〟ですら、すでに〝凜とした〟美しさの片鱗を感じますね。
タンチョウの美しさは、まさに生まれたときから備わっている、〝天性のもの〟なのかもしれません。
白一色の、冬のタンチョウももちろん良いのですが、ヒナを連れて子育てをする姿を見せる、新緑の中のタンチョウも、本当に絵になりますね。

エゾリスの赤ちゃん・・ママと何を話してるの?

Sitakke
撮影:@cocoroiro2020 さん

右側がママリスで、その左側にいるのが子リスかもしれません。
まだ冬毛がわずかに残っているようなママにくらべて、子リスは、短いけれどもとても柔らかそうな、パヤパヤの毛並みがとってもかわいらしいですね。
子リスは、ママリスと何を話しているのでしょうね?
軽やかな色合いの若葉に包まれて、これから生きていく上で大切な色々なことを、ママから教えてもらっているのかも知れません。
子リスは、生後およそ10週目に離乳して、11〜12週目にはもう、親離れをするのだと言います。
だとすると、巣穴を出て暮らすようになってから、わずか3〜4週間ほどで〝ひとり立ち〟する計算になります。
翌年の繁殖期のギリギリまで行動をともにする鳥類や、春から夏まで、強い絆の家族関係で過ごすキツネやタヌキとくらべると、エゾリスの子育ては、とっても短く、淡泊に感じますね。
しかし寿命が短く、翌年には、自らが〝親〟になるリスたちにとって、いち早くひとり立ちしなければならないことは、〝種としての運め〟なのかもしれません。
短いのだけれど、親と子の〝濃密な時間〟が、きっとそこにあるのでしょうね。

2024年5月のMVPは〝夢の共演〟に!

先月5月の「今月の1枚」の発表です!
3,382の♥️を獲得された、@matsu_0202  さんの、エゾリスとエゾシマリスの〝奇跡のコラボ〟に決まりました。

Sitakke
撮影:@matsu_0202 さん

エゾリスもエゾシマリスも、とても似たような場所で暮らしているのですが、実は、一緒にいるところを見るのは、なぜかしら、ほとんどないのです。
なので、このお写真を拝見して、とってもビックリ!
エゾリスとエゾシマリスが、まるで、楽しそうにかけっこをしているようです。
ご覧いただいた皆さまからも「本当に奇跡の1枚!」「夢の共演すぎるー」といった書き込みをいただきました。
@matsu_0202  さん、おめでとうございます。
そして、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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