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生物多様性の鍵はミツバチにあり。桐谷美玲を先生に、ゲランが「Bee School」を開催

  • 2024.6.10
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Harper's BAZAAR

製品に施されたミツバチのシンボルは、ブランドのアイコンとして掲げているだけではない。ゲランでは、ミツバチをサステナビリティや自然環境へのコミットメントを表す象徴と考え、2007年以降、蜂の保護活動に取り組んでいる。

そのひとつが、小学校でミツバチについて学ぶ「ビースクール」だ。子どもたちがミツバチの役割や保護の必要性を学び、世代を超えてサステナブルな社会への意識を高めることを目的に、小学生向けに特別授業を行っている。

日本では、都市養蜂のパイオニアのひとつであるNPO法人銀座ミツバチプロジェクト・NPO法人梅田ミツバチプロジェクトとパートナーシップを結び、2022年より日本各地の小学校で開催。2024年は、4月19日に新宿区立淀橋第四小学校の5年生の2クラス約40名を対象に「ビースクール」を実施。ゲラン ジャパン アンバサダーの桐谷美玲とともに、ミツバチについて学びを深めた。

桐谷美玲を先生に、ミツバチについて学ぶ

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チャイムとともに始まった「ミツバチ」の授業では、ゲランの日本社長、社員、そして銀座ミツバチプロジェクトからそれぞれ登壇し、ミツバチの一生から生態を解説。ミツバチが普段どんなふうに花から花へと渡り、仲間たちとハチミツを集めるのか、どのようにコミュニケーションをとっているのか、蜂の巣の中の様子など、動画を交えて伝えていく。桐谷美玲が先生として登場すると、なぜミツバチが私たちにとって大切な存在なのか、理解を深めるためのクイズが行われた。

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「ミツバチがいないとなくなってしまう食べ物・飲み物は?」という出題に、元気よく手を挙げて答える子どもたち。ハチミツ、オレンジジュース、いちご、チョコレート、牛乳……と選択肢が並び次々と答えていくが、その正解はなんとすべて。生徒からは驚きの声が挙がる。

自力で動き回ることのできない植物の間をミツバチがわたり受粉が行われ、さまざま植物・生物の命が繋がっていく。国連環境計画(UNEP)の報告書によると、媒介者であるミツバチが生み出す作物は、世界食糧の約3分の1、全作物数の約7割だという。媒介者であるミツバチの重要な役割を、子どもたちは身近な例を通して実感したようだ。

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授業の後半では、銀座ミツバチプロジェクトが所有するミツバチの巣箱や標本箱を実際に近くで観察するワークショップが行われた。動き回るミツバチや実際に集められたハチミツを間近で見る機会に列をなし、子どもたちも興味津々の様子だった。

最後には児童たちに「ビースクール」の修了証が桐谷さんから手渡され、「ミツバチのことをたくさん知れてよかった」と感想を述べた。

ミツバチ保護の大切さを広めるために

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サステナブルな世界のために重要な役割を果たしているミツバチ。ゲランでは、この「ビースクール」を含むミツバチ保護プログラムを行っている。さらに、アンジェリーナ・ジョリーがゴッドマザーを務める「Women for Bees」プログラムでは、ユネスコとのパートナーシップを結び、女性養蜂家の育成、および世界各地での新たな養蜂事業を後押ししている。

また、今年は写真家ヨリス・ヴェクターとタッグを組み、美しいヴィジュアルからもミツバチの存在をアピール。マクロレンズで撮影した花々に抱かれるミツバチの写真は、自然界の圧倒的な美しさを訴えかけた。

サステナブルの重要性が世界的に語られるようになったが、地球温暖化や生態系の変化など、深刻な問題は多岐にわたる。ミツバチの減少は要因のひとつでもあり、またその存在こそが持続可能な世界を実現するためのキーでもある。

「ビースクール」ほか、ゲランのミツバチ保護プロジェクトの活動に触れることは、ミツバチの重要性とともに、生物との繋がりで成り立つ世界を知る機会となるだろう。

問い合わせ先/ゲラン 0120-140-677

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