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LAから実況中継! 第88回アカデミー速報(3)──シルヴェスター・スタローン、助演男優賞受賞ならず! マーク・ライアンスが初ノミネートで受賞。

  • 2016.2.29
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1976年『ロッキー』で主演と監督賞にノミネートされて以来約40年ぶりで3度目(2作品目)のオスカーノミネートで話題となったのが、元祖ロッキーことシルヴェスター・スタローン(69)。あきらめない男、ロッキーさながらに『クリード チャンプを継ぐ男』で復活したロッキー・バルボア役で悲願の初オスカー獲得なるか!? と大きな期待が寄せられていた。

実際、アカデミー賞の前哨戦の1つでもあるゴールデン・グローブ賞では最優秀助演男優賞を受賞し、スタローンに対するセンチメンタル票が集まればオスカー受賞も大いにあり得ると言われていた。しかし、助演男優賞はロッキーの最大のライバルと言われていた実力派で、スタローンと真逆の超地味俳優、初ノミネートで初受賞となった英俳優マーク・ライアンス(56)へ。

ライアンスが冷戦下で米国に拘束されたソ連人スパイを演じた『ブリッジ・オブ・スパイ』は、実在に起こった事件をもとにイーサン&ジョエル・コーエンらが脚本、そして監督はスティーヴン・スピルバーグが務めた歴史サスペンス映画で、政治モノながらスピルバーグらしい娯楽性も失わず、一市民の行動が世界の危機を救ったというのは、まさに冷戦下の”シンドラーのリスト”といったところ。

緊張感溢れる米国とソ連の仲介役となった海外紛争問題未経験の弁護士をトム・ハンクスが演じているが、ライアンスの抑えた演技と時代が生んだ名役者トム・ハンクスのケミストリーは素晴らしい。

ライアンスさんはスピーチでもちょっとお茶目な一面を見せているので、これからも幅広い役柄でドラマ・映画界で活躍してくれるだろう。御歳69歳のスタローンは、まだまだネバー・ギブアップの精神で頑張ってくれることに期待!

ABC振興会 D姐/ハリウッド在住。セレブやエンターテイメント業界のニュースを独自の切り口で紹介する、アクセス総数5億ページ超の大人気サイト『ABC振興会(http://abcdane.net)』を運営。多数のメディアで音楽やセレブに関する執筆、現地ロサンゼルスでのテレビやラジオ、雑誌用のセレブやアーティストのインタビューやレッドカーペット等の取材をこなす。VOGUE JAPANでブログも執筆中。

参照元:VOGUE JAPAN

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