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職場の「フリーアドレス」実際どうなの?SNSでリアル“賛否”続々「苦手な人と距離を置けていい」「結局、席が固定される」

  • 2024.6.10
フリーアドレス制、あなたはどう思う?
フリーアドレス制、あなたはどう思う?

近年、「フリーアドレス」制を導入している企業が増えてきています。「フリーアドレス」とは、オフィスに固定の座席を持たずに、好きな席で仕事をするスタイルのこと。IT企業やベンチャー企業で導入されているイメージも強いかもしれません。おしゃれで先進的な制度のようにも見えますが、ネット上では賛否の声が上がっているようです。

「席を選ぶのが毎日のストレス」という人も

フリーアドレスを導入する目的は主に2つあります。「従業員同士のコミュニケーションの促進」、そして「会社のコスト削減」です。

フリーアドレスだと、普段コミュニケーションを取らない人と会話をするきっかけになったり、場合によっては部署を超えたコミュニケーションも取りやすくなったりします。そのため、より広い目線で全体の流れが把握しやすくなる、新しい発想のきっかけが生まれやすくなる……といった点が大きなメリットとなる可能性があるのです。

また、リモートワークと併用、あるいはリモートワークメインの会社であれば、人数分の席を確保する必要がなくなり、オフィスを縮小することで大幅なコスト削減が可能になります。急な組織変更の際にも、大規模な席替えなどが必要なく、柔軟な対応ができるのも会社側には大きなメリットでしょう。

実際にフリーアドレスで働いている人からは、「その日の気分によって場所を使い分けられるから働きやすい」「荷物を机に置かなくなるので、強制的に整理された机で仕事ができる」といった声もありました。

本来はコミュニケーション促進のための制度ですが、逆に「苦手な人とは自然と距離を置けるから楽でいいよ」「雑談したくないのでいつも寡黙な人の隣を狙っている」「知らない人たちの間に座れば黙々と作業ができる」といった工夫をしている人も。さまざまな角度からメリットを感じている人がいることがうかがえます。

一方で、「結局、座る場所が固定されてくるから意味がないよね」「席を選ぶのが毎日のストレス」「私物を置いておけないのが不便」「前回席を使った人が汚したままにしていて不快」など、デメリットを指摘する意見も多くみられました。

他にも、「自然と新人同士で固まって座るから、教育がしにくい」「誰がどこに座ってるか分かりにくい。逆にコミュニケーションが取りにくいよ」「仲いい人同士で集まるから、むしろ風通しがよくならない」という声も。メリットとされるコミュニケーション部分でも、さまざまな問題が発生しているようです。

会社の設備や業種によって、向き・不向きがありそうなフリーアドレス。企業風土や環境に合わせた導入、運用が必要になりそうです。あなたはどう思いますか?

オトナンサー編集部

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