【ハイドロキノン】は今すでに存在するシミも薄くするキングオブ美白成分！【美容成分図鑑】

“成分モンスター”博士が解説！

スキンケア成分ハンター

竹岡篤史さん

美肌成分を世界中から探索し、研究する美容成分開発者であり、スキンケア成分ハンター。2016年には、ヨーロッパを代表する美容・コスメイベント「In-cosmetics」にて、イノベーションアワード金賞を受賞。

モンスター部隊の活躍で“メラノサイト城”を堅守

現代の美白ケアは、メラニン生成の抑制を主軸に、その原因をつくらせない“火消しケア”とメラニンを追い出して落ち込ませない“追い出しケア”にも力を入れる全工程アプローチが主流に。火消し＆追い出しを担う“成分モンスター”たちは、王様であるハイドロキノンやルシノール、コウジ酸などの王族が暮らす城を守る軍隊。炎症を鎮めるTXC、城の森に潜んでメラニンを増やす侵入者（情報伝達物質）をブロックするのがカモミラET。それでもできてしまった敵（メラニン）を追い出し、城をクリーンに保つデクスパンテノールW。役割の異なる成分を複合的に合わせれば、君も“美白賢者”に！

メラノサイト防衛タイプ【ハイドロキノン】

【特徴】

美容医療現場で肝斑や色素沈着などの治療に使われる美白剤であり、美白成分界の王様的存在。メラニンの合成を阻害するほか、メラノサイトの働きを弱めるように作用する。すでに生成されたメラニンを薄くする働きも。

【得意技】

• ほかよりも圧倒的にパワフルな美白力
• 傷や火傷、虫刺され後の炎症後色素沈着を改善
• 今、すでに存在するシミを薄くする
• シミ予備軍が本格化しないよう働きかける

生息するコスメ

シミと色ムラを撃破するスポット美容液

クリアコンセントレート HQショット

11ml ￥12100／アンプルール

ハイドロキノンの結果が出やすい環境を整えるレチノールを3種配合。“若返り遺伝子”を活性化する成分、NMNもイン。

撮影／伊藤泰寛 イラスト／ヤマグチカヨ 取材・文／金子優子 構成／河津美咲