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【今日の難読漢字】「蝗」「髻」「約定」「雑色」「匕」ってなんて読む?

  • 2024.6.9
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今日の難解漢字は

「蝗」

「髻」

「約定」

「雑色」

「匕」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「蝗」です!

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「蝗」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(こう)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?

「蝗」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 ある虫偏から想像できる通り、昆虫の名前です。 何か思い当たるものはあるでしょうか?

「蝗」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。 一般的に虫としては特別身近というわけではありませんが、 ある地方ではこれを食用にするなど、食べられる虫ということで 有名かもしれませんね。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「蝗」の読み方、正解は・・・

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正解は・・・ 「いなご」 です!

いなごは主に信州地方などで食用とされることで有名ですね。 海のない内陸の県において、昔は貴重なタンパク源とされていました。 またトノサマバッタなどが異常繁殖し、農作物や植物を食べ尽くすという「蝗害」でも 有名です。同じ「蝗」の字が使われていますが、実際にいなごが蝗害を起こすことはないとか。 今では殺虫剤もあることから蝗害が発生することはほぼなくなりましたが、昔は農作物などを 食べ尽くし、また卵が翌年も蝗害を引き起こすというループが発生して飢饉が起きたことも 世界中であったようです。

2つ目の漢字は「髻」です!

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「髻」の読み方をご存じでしょうか?

「髷(まげ)」とよく似ているのですが、下の部分が違いますね。

「髻」は「たぶさ」や「みずら」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。

かなりの難問ですが、時代劇が好きな方ならご存じかもしれません…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「髻」の読み方のヒントはこちら

ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字

ちょんまげの頭の上に髪を束ねたところの呼び名です

「みずら」と読む場合はちょんまげとは違う髪型になります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「髻」の読み方!正解は!?

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正解は「もとどり」です!

現代では馴染みのない言葉なので、この言葉を知らなかったら想像もつかなくて当然ですね。

「髻(もとどり)」とは、ちょんまげの頭の上に髪を束ねたところや、その髪のことをいいます。

「たぶさ」と読んでも同じ意味です。

しかし「みずら」と読む場合は少し意味が違っていて、左右に分けた髪を耳のあたりで輪っかにして結ぶ、男性の髪型のこと。

また、一口にちょんまげといっても、種類はいろいろあったようですよ。

現代も昔も、日本男性は意外におしゃれですね。

3つ目の漢字は「約定」です!

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「約定」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(やくてい)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「約定」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。

辞書にも載っている一般的な言葉ですが、とある業界・分野で特によく使われる言葉で、 それ以外で使われることは少ないかもしれません。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「約定」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「や」です。

約も定も、どちらの漢字も音読みですので、この言葉の読み方がわからなくても 少し知識のある方なら組み合わせで読めてしまうかもしれません。

定は「てい」の他に「ちょう」、他にも濁るパターンの音読みがありますね。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「約定」の読み方、正解は・・・

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「やくじょう」

です!

約定は、約束を定めて取り交わすこと、という意味の言葉です。

身近な言葉だと「契約」とほぼ同じ意味だといえるでしょう。

普段はどちらかというと「契約」のほうが使われることが多く、 日常生活においてはあまり耳にすることがないかもしれません。

その代わりに金融や証券といった分野でよく使われている言葉で、 例えば株式取引において買い手と売り手の条件が揃って売買が成立したことを、 「約定した」と言います。

他にも、銀行から融資を受ける際などで取り交わす書面が、契約書ではなく約定書という名前の場合もあるそうです。

4つ目の漢字は「雑色」です!

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「雑色」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(ざっしょく)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「雑色」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。

日本各地にある地名で、東京都大田区にはその名の駅があったりします。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「雑色」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「ぞ」です。

奔も走も、どちらの漢字も音読みですのが、どちらも音読みとしては2番手以降の ちょっとマイナーな読み方と言えるでしょう。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「雑色」の読み方、正解は・・・

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「ぞうしき」

です!

雑色は、東京都大田区の他にも、神奈川県足柄にもある地名です。

東京の雑色は、蒲田と川崎の間あたりに京急本線の「雑色駅」があります。

東京駅や羽田空港などへのアクセスもよく、普通電車のみが停車する駅の中では京急本線で1番の乗降者数を誇るとのこと。

雑色の由来は、鎌倉時代に宮中の雑役を勤めていた人々の呼称によるそうです。

現在は雑色という村や地名はなくなっているそうですが、創業当時の駅名としてそのまま残っています。

駅前には懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気の商店街があり、住みよい街のひとつと言えるのではないでしょうか。

5つ目の漢字は「匕」です!

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「匕」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(ひ)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「匕」読み方のヒントは?

ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。

ある名詞で、少し古めかしい言葉かもしれません。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「匕」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「さ」です。

少し古めかしい言葉といったのは、同じようなもので海外からきたもののほうが、現在では一般的になっているためです。

それはなにかというと、ずばり「スプーン」です!

スプーンの日本版というと・・・?

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「匕」の読み方、正解は・・・

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「さじ」

です!

「匕(さじ)」とは、液体や粉末をすくい取るための道具です。

「匙」の表記のほうが一般的でしょうか。

ものごとを諦めるという意味で「匙を投げる」と言いますが、これは医者が薬の調合に使うさじを放り投げる、これ以上は何をやっても患者を助けられない、ということが語源となっています。

さじとスプーンの違いですが、形状や材質などではなく、生まれた経緯に違いがあるようです。

さじは元々、液体や粉末を量り取るために生まれました。

今でも料理のレシピで量を示すのに「小さじ」や「大さじ」と使うことが多いですね。

一方のスプーンは、ものを混ぜたり食べものを口元に運ぶための道具であり、食器として生まれています。

生まれは違うものの、現在ではさじとスプーンに明確な違いはなく、もはや同じものだと言っても過言ではないと言えるでしょう。

日本には箸があり、また汁物も器に直接口をつけて飲んでいたため、食器としてのさじが近年まで使う文化がなかったのかもしれません。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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