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「え…なんで?」ダイエットしても下腹がポッコリ。理由は10年放置した「ある病気」で【体験談】

  • 2024.6.9
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私は20代前半で小さな子宮筋腫が見つかったのですが、当時はそれほど深刻にとらえていませんでした。しかし、10年後……。

不正出血と立ちくらみで産婦人科を受診

私はもともと生理が軽いほうで、経血の量も特別多いと感じたことはありませんでした。しかし、22歳ぐらいのときに不正出血があったり、立ちくらみを起こしたりしたことがあり、産婦人科を受診。

すると、小さな子宮筋腫が見つかったうえに、流産した形跡があると言われたのです。そして、不正出血や立ちくらみは流産によるものだった可能性があると言われました。

子宮筋腫は2つあり、どちらも小さいため、すぐに処置をしなければいけない状況ではないと言われました。子宮筋腫が大きくなるのを防ぐ漢方薬を処方してもらうと、不正出血や立ちくらみの症状もだんだんと治っていきました。

漢方薬の服用をやめると…

本来は漢方薬をずっと飲み続けなければならなかったのですが、症状を感じなくなると産婦人科まで薬を取りに行くのが面倒になり、服用をやめてしまいました。

というのも、母が子宮筋腫の手術をしたことがあり、大きくなると経血量が多くなったと聞いていたので、経血量に変化がないなら大丈夫だろうと軽い気持ちで考えていたのです。

その後、体調に変化もなく10年ほど子宮筋腫を放置。しかし、異変は経血量ではなくおなかの膨らみとして現れました。いくらダイエットをしてもおなかがポッコリしていて、触ると筋肉の塊のようなものがあります。もしかしたら子宮筋腫が悪化したのではと思い、産婦人科に駆け込みました。

10年放置している間に?

産婦人科で検査をしてもらうと、なんと子宮筋腫はソフトボール大ほどにまで育っており、先生にも驚かれてしまいました。手術をせず経過観察するという選択肢もありましたが、おなかの膨らみが気になり手術で摘出することに。

筋腫が大きかったので内視鏡での手術はできず、切開手術になったのは悲しかったです。全身麻酔が必要な大掛かりな手術で、1週間ほど入院しました。傷痕は時間とともに目立たなくなりましたが、おへそから下に向かって、今でも7cmほどの細い線が残っています。手術後は、おなかの膨らみもなくなりました。

自分で勝手に判断せず、処方された漢方薬を飲み続け、ちゃんと定期的に婦人科にも通っていれば、違う結末になっていたのかなと後悔が残りました。自分の行動にも反省した出来事でした。

※処方された薬を、医師の指示なく勝手に止めるのは避けましょう。どんなに症状が良くなっていたとしても、急に薬を止めることでかえって症状が悪化する恐れがあります。

※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者/匿名
イラスト/ののぱ

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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