横浜・野毛｜リバーサイドの隠れ家「パフェ バー ミルピグ」でオトナパフェを味わう

近年若い女性でも楽しめるお店が増えてきた、横浜の飲み屋街・野毛エリア。2024年1月にオープンした「Parfait Barミルピグ（ぱふぇ ばー みるぴぐ）」も、その一角である大岡川沿いのビルの中にある、知る人ぞ知る隠れ家バーです。ここでは芸術的な見た目とお酒香るオトナな“締めパフェ”が食べられるとあって、野毛に集まる飲んべえたちからも注目を集めています。

日々のディープな野毛エリアにある隠れ家パフェバー

JR桜木町駅から徒歩約5分。大岡川に並行して延びる野毛桜通りを、昔ながらのスナックやバーが集まる都橋商店街方面へと歩いていくと、「Parfait Bar ミルピグ」の看板を発見。こんなところに…？という思いを抱きつつも、ビルの中へ。

お店の扉を開けると高級感のあるカウンターにグリーンが配されたおしゃれな空間が広がっていました。ディープなバーや居酒屋が多い野毛という場所柄、一見敷居が高そうに感じますが、女性でも気軽に入りやすいアットホームな雰囲気漂うカフェのような空間が魅力。

特筆すべきは店内奥の大きな窓から一望できる大岡川。春には川沿いに咲き誇る桜や、それを眺める花見船が通る様子などが見られ、ゆったりとした川の流れを眺めながら優雅な時間を過ごすことができます。「Parfait Bar ミルピグ」は平日は17時、土日は13時から営業しているので、川沿いの景色を眺めたいなら明るい時間に訪れるのがいいでしょう。 暖かい季節になると窓を開放して営業することもあるそうなので、川の風を感じられてよりいっそう優雅な気分でパフェやアルコールを堪能できそうです。

オトナのぜいたくが味わえる計算し尽くされたパフェ

看板メニューであるパフェは常時4・5種。季節のフルーツを使用したパフェや、自分で好きなアイスやフルーツなどをカスタマイズできるパフェも。今回はそのなかから、看板商品である「ゴルゴンゾーラチーズのパフェ」2500円をオーダーしました。

パフェをオーダーするとまず運ばれてくるのが、こちらの付け合わせ。写真右から、甘さと酸味が濃縮されたアメーラトマト、ナッツ、バジルが練り込まれたゴーダバジルの3種。パフェを味わう前の前菜として味わってもよし、パフェを味わいながらお口直しとして合間にはさむのもよし。トリュフオイルと塩で風味づけられているナッツや、バジルの香りが特徴的なゴーダチーズはアルコールとの相性もピッタリです。

前菜をちびちびとつまんでいると、「ゴルゴンゾーラチーズのパフェ」がやってきました。芸術品のようなビジュアルの美しさにため息が漏れます…。系列店であるチーズの専門店「cheese shop byミルピグ」のノウハウを生かし、フレッシュなチーズをふんだんに使ったぜいたくなひと品です。グラスの上にふたをするように飾られたチョコレートには、レモンのハチミツがかかったアイスとキャラメリゼしたクルミ、パルメザンチーズのチュイール（ウエハース）がオン！ ちなみにアイスのフレーバーにはポポーという珍しいフルーツのジャムを使用。アフリカ原産で「森のカスタード」という異名ももつトロピカルな味わいが特徴のフルーツなのだそう。

グラスの中には、ジュニパーベリーとよばれるジンの香り付けに使われる果実のアイスや、アーモンドビスキュイ、イチジクの赤ワインコンポート、カモミールのロイアルティーヌ（チョコフレーク）、ゴルゴンゾーラチーズのアパレイユ（クリーム）、ジンのジュレなど、バリエーション豊富なスイーツが。イチジクの赤ワインコンポートやジンのジュレは、ガツンとアルコールを感じられるのが特徴です。

グラスの上のアイス部分を少し食べ進めたら、ふたになっているチョコレートをスプーンで割って、グラスの中にアイスを投入するのがおすすめの食べ方。 最初からグラスの中に少しスペースがあるのはこのためです。グラスの中のスイーツはアルコールをしっかり感じられるものもあるため、投入したポポーアイスと一緒に味わうことで、また違ったマリアージュを感じることができます。最後まで飽きることなく楽しめる、計算し尽くされたパフェにもう降参です…。

アルコールにも合う食事メニューも要注目！

パフェが看板メニューである「Parfait Barミルピグ」ですが、実はフードメニューにも力を入れています。数は多くはありませんが、生ハムやピザといったアルコールにぴったりなおつまみメニューも揃っています。

お店で生地とソースから仕込むこだわりのピザは、試行錯誤を重ねた焼成方法で焼き上げるもちもち食感が絶品。定番人気の「マルゲリータピザ」1300円はトマトとチーズ、ニンニクがアクセントになっていて食欲をそそるひと品です。2・3人でシェアするのにもちょうどいいサイズ感なので、少し小腹が空いているときや、締めにもぴったり！

バーとカフェ、ふたつの顔をもつ「Parfait Barミルピグ」。野毛エリアでしっかり飲んだ後の締めパフェにはもちろん、飲み会の前の0次会、パフェとソフトドリンクといった利用にもよさそうです。自分へのご褒美に、ぜいたくなパフェを堪能しに訪れてみてはいかがでしょうか。

■Parfait Barミルピグ
住所：神奈川県横浜市中区花咲町1-2 リバーサイド桜木町1F
TEL：045-315-7245
営業時間：17時〜23時30分（土曜は13時〜、日曜、祝日は13時〜22時30分）
定休日：月曜

Text&Photo：Maui Hara

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