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どの家にもある食品も危険!? 梅雨シーズンに家をカビだらけにしないための片付けのコツ

  • 2024.6.8
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こんにちは。片付けについて発信しているありママです。もうすぐ梅雨シーズン。梅雨に入るとじめじめした日が続いて、洗濯物が外に干せなかったり、塗れた傘や靴が家の中に入ってきたりと……おうちの中の湿度は高くなってしまいますよね。湿度が高くなると心配なのはカビやダニです。小さい子どもには肌のかゆみや咳、鼻づまりなどのアレルギー症状の原因になります。今回は梅雨シーズンにこそ知ってほしい、片付けと掃除のポイントをお話ししたいと思います。

まず、風通しをよくする

カビ対策には、まず通気性を良くすることが大切です。モノがすき間なく詰まっているところはありませんか?これは祖母のクローゼットの写真です。たくさんものが詰め込まれていますよね。

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ギュウギュウに押し込まれている服を取りだし整理をしていたら、カビの生えた服やカビで変色した服がたくさん出てきました。一度も着ていない値札の付いたままの服や、いただきものの箱に入ったままのタオルにもカビが生えて変色していました。祖母の感覚では「クローゼット=モノをたくさん入れる場所」になっていて、除湿剤さえ入れておけば大丈夫だと思っていたようなのですが、新品のものにまでカビが生えていて、ショックを受けていました。

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カビ対策のためには余白をつくって、風通しをよくすることが大切。特に湿度が高くなる梅雨の時期は、通気性の悪いところにはカビが生えやすくなります。布団を入れている押入れや下駄箱も要注意です。空間いっぱいにモノがたくさんあり、通気性が悪くなっていないでしょうか? その場合はまず、不要なモノを捨てましょう。捨てて余白をつくって通気性を良くすることが一番大切です。余白をつくったら、そこに除湿剤を入れて、こまめに扉をあけて換気をするようにしましょう。

見落としがち!? カラーボックスに要注意

カラーボックスはほとんどの家にあり、子ども部屋にも活用しているご家庭は多いですよね。しかし、実はこのカラーボックスはカビが生えやすい素材でできています。 カラーボックスに使われている板は湿気を吸いやすい素材で、湿気や水に弱いのでカビが生えやすいのです。さらにカラーボックスは壁に密着して置くことが多く、風通しが悪くなるので、より一層カビが生えやすいのです……。

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梅雨の時期は、壁から数センチ離しておくことで風通しがよくなりカビ対策になります。また、一度入っているものを全て出して、アルコールで拭き掃除をすることをおすすめします。アルコールを布に付けて、カラーボックス全体を拭いていきます。拭いたあとは完全に乾かしてからモノを入れます。この際に必要なモノ以外は全部処分して、これから先使うものだけをカラーボックスに収納するようにして、なるべく余白を作りましょう。

最もカビが生えやすい「お風呂場」はどうする?

カビは高温・多湿・栄養を好むので、お風呂場は最もカビが生えやすい場所でもあります。お風呂場の場合、カビの栄養になるのは湯垢や石けんカス。それらをこまめに掃除をしなければいけないのですが、掃除をしやすくするためにも、不要なモノを減らすことが大切です。まず、カビの生える対象となるものを徹底的に減らして掃除をラクにしましょう。我が家の場合ですが、お風呂のおもちゃが多かったので三分の一に減らしたり、使わずに置きっぱなしになっていたボディタオルなどを処分しました。それから、お風呂に付いていた棚を全て取り外し、お風呂のフタを使わない生活をしています。お風呂の棚の裏側は水が溜まり、掃除も行き届かないところなのでカビが生えやすい場所なのですが、棚自体を取ったことで、カビの心配がなく掃除もラクになりました。

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そして必要なものに関しては、床に直に置くとカビの温床になるので、なるべく浮かせる収納をしています。カビ対策には「汚れを落とすこと」と「湿度を下げること」が大切です。我が家の場合、掃除は翌日に持ち越さずに、最後の人が入り終わったらすぐお湯を抜いて掃除をしています。汚れは後になればなるほど落ちにくくなり、きれいにするのにさらに手間がかかってしまうのでなるべくすぐに掃除し、こまめに汚れを取り除くことが大切です。水分を拭き取り、窓を開けたり換気扇をかけることで湿度が下がり、カビ予防になります。

常温保存の開封済みの粉物にも注意!

小麦粉やホットケーキミックス、片栗粉など封を開けて使い途中のものはどのように管理しているでしょうか? もし常温で保存しているなら注意が必要です。ダニが活発になるのは、湿度60%以上、気温が25度~30度です。まさに梅雨の時期はダニが発生しやすい環境になることが多いです。食品にダニが発生すると調理したときに加熱されるのでダニは死滅するのですが、そのダニの死骸を食べることでアレルギー症状を発症してしまう可能性もあり危険です。私はお菓子作りにハマった時期に、色々な種類の小麦粉を買って使っていたのですが、封を開けても使い切れずに半年以上放置していたものがありました。もったいないと思ったのですが、健康には変えられないので処分しました。一般的に開封後の賞味期限は常温保存の場合は1~2ヵ月となりますので常温で何ヵ月も放置しているものがあったら処分しましょう。そしてこの梅雨の時期は、粉物は高温多湿を避け、ダニがわきにくい冷蔵庫や冷凍庫で保管することをおすすめします。

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他にも掃除が必要な場所は……

他にも梅雨のこの時期だからこそ掃除が必要な場所をピックアップしたので、ぜひカビ対策にチェックしてみてくださいね。

(1)エアコン

梅雨のジメジメを解消するため、エアコンの除湿機能を使う家庭が増えると思いますが、エアコンのフィルターや内部が汚れていてカビが繁殖していると、室内にカビの胞子や埃がまき散らかることになります。エアコンのフィルターは取り外して埃や汚れをとり、吹き出し口やルーバーは水を固く絞った布などで汚れをとります。市販のエアコン掃除スプレーは事故や故障のリスクがあり、エアコンから発火した事例も……。。消費者庁から注意喚起されているので、エアコンの知識がない人はリスクが高いので避けた方がいいでしょう。汚れが気になるならプロに頼むのも1つの方法です。

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(2)窓枠

窓枠には結露や埃が溜まりやすく、カビが生えやすい場所です。カビの栄養となる水分や埃を拭き取って、アルコールを付けた布でふき取ることでカビの発生が抑えられます。

(3)洗濯機

洗濯槽は洗剤の溶け残りや水分が溜まりやすいところです。梅雨の時期は特にカビが生えやすく、洗濯槽の裏側に茶色いカスや黒いわかめのように付着して、洗濯ものにもカビが付着して別の場所にもカビが写ってしまう場合があります。そうならないためにも、洗濯槽クリーナーを使っての洗濯槽掃除をおすすめします。

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梅雨の時期は家の中にあるモノの見直しや掃除をするチャンスです。家で過ごす時間が多くなるからこそ、掃除をしっかり行い、快適に生活したいですね。

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