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【京都】蕎麦と日本酒好きなら無条件でおすすめ!移転した「樽酒と蕎麦 VIBES」

  • 2024.6.8
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西陣から壬生に移転された「樽酒と蕎麦 VIBES」で、日本酒と十割蕎麦でランチなり。

移転オープンした気鋭の日本酒と十割そばのお店

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先日、初めて覗きに行った際、いきなり「移転するんです!」という情報を教えて頂いた「樽酒と蕎麦 VIBES」。お店で木樽に詰めた味の変化を楽しめる日本酒を呑みつつ、女将さんお手製の気の利いたアテや、作る直前に製粉するそばがき、ご店主の手によるコシしっかり!な十割蕎麦が頂ける、なんだか非常~に面白いお店。我々は一発で気に入りまして、移転先も教えてもらったので速攻で再訪するのだ!ということに。

ようやくスケジュールを空けて予約をお願いし、やってきた土曜日のオープン時間、15時。場所は御前通四条交差点の東2つ目の筋から北側に目をやりますと・・・

このような青モミジが美しい、お庭の柵がガードレール!という、ちょっと変わった雰囲気の一軒屋が目に入るわけで。こちらが移転先です。

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で、左側に入り口がありまして、ドア全開でお出迎え中。予約時間ピタリに入店して我々が1組目でした。新装開店のご挨拶をしつつ、奥へ奥へ。

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以前は立ち飲みだったのですが、このお店では6席は椅子席。結構高めの造りの面白い形の椅子で、座ったり、立ったりしつつ呑める形。更に・・

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壁際のこちらは立ち飲み席が4つという趣向。ま、色々と試行錯誤中だとお見受けしました。ご店主曰く、予約無しでも今のところ、全然大丈夫な感じです~!とのことなのですが、やっぱり電話しておく方が無難だろうなあ。現在、15:00~20:00の通し営業で、準備出来次第、朝蕎麦!をやられる予定の様です。
で、単品でも注文できるのですが、日本酒が一合含まれるセットメニュー¥3300(税込み)がありまして、美味しいそばがき、それに蕎麦前のアテ類、〆蕎麦は小皿で2種類の冷たいのが出てくる仕組み。お得&しっかり呑む!予定で、当然そちらをお願いするのだ。

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入り口の扉と窓が開け放たれていて、心地よい5月の風が店内を吹き抜けていく中、一杯目はやっぱり日本酒よりも冷たいのが良いよねえ!ということで、私は、米焼酎を自家樽詰めした北川本家謹製「はんなり」一合、相方はこれまた「自家樽詰オリジナル梅酒」一合を注文。ご店主から「割り加減が解らないので、ご自分で良い感じに調整してくださいね~!」と自分でソーダ割りする作戦なのだ。

米焼酎はグラスにちょっと抹茶を塗り付けてあり、梅酒はグラスのふちに塩を乗せた「スノースタイル」で出てくるのもお洒落ですな。一合あるのでグラス2杯分ほど楽しめました。

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香ばしく揚げ、スパイスを振りかけた蕎麦チップがつなぎで出てきて(すみません、1個食べた写真です・・汗)、これは異国のお味だなあ!とぽりぽりかじっていると・・・

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奥様お手製の鴨ロースも登場。しっとり仕上がっていて柚子胡椒を合わせると激ウマいなあ!と思いつつ。

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今日、そばがきになる蕎麦の実を見せてもらう。ご店主曰く、以前より良いものが回ってくるようになっているようで、鹿児島県南九州市産で「鹿屋」(かのや)なる品種のようです。薄緑色でとても綺麗。これがぶぶーんと自家製粉され、保水量しっかりめのそばがきになって登場するのをお待ちするわけで。ワクワク!

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で、そろそろ日本酒を頂こう!ということで、全4種類に増強された、自家樽詰め日本酒を頂くのだ。現在のラインナップは

①VIBESオリジナルブレンドの伊根満開ベースの旨甘口酒(推薦されていないのですが、多分、ぬる燗でも超旨)
②伏見は松山酒造謹製「十石」
③静岡は杉井酒造謹製「杉錦」
④滋賀は松瀬酒造謹製「松の司」の4種。

スペックはお店でご確認を。③を頂いたのですが、これだけ樽状態で常温保存している古酒で超超超旨かったです。(合わせたいお料理の絵が浮かぶ感じ・・・汗)
ワタシ的には今日はこれで決まりでした。多分在庫は頻繁に変化するので、あるうちに是非! 相方はいきなり、女性にウケる①を注文しご満悦。ちなみに、追加も当然可能で、枡から溢れる一合¥1320均一価格!というお値段。瓶ビールもありますし、ワインなど、他のお酒類も色々とスタンバイしております。

杉枡の焼き印もリニューアルされているのですが、新しい杉枡で頂く杉香、それに樽で付く香りが絡み合い、樽詰めの日本酒はふんわりと優しい味に変化する気がします!

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お酒と一緒に出して頂いた、女将さん特製蕎麦前3種。左手は鯛の刺身(昆布締めかも)&実山椒のタレ。胡瓜(ちょっとアジアン系の味付け・・)それに可愛いダシ巻という布陣。

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そばがきまで時間がある様なのですが、テーブルの上に炭がいこっている民芸風コンロがおいてあり、その横にこれを発見。ご店主に「これはセルフですよねえ?」と確認すると、そのままでも食べられる生干しなのですが、炙ると旨いですよね!ということで・・・

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時間つぶしで3尾ほど頂くわけで。ほっこり。良いサービスですな&実は、このコンロで炭がいこっている他の意味が後程分かるのだ。

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で、そばがきがババーンと登場。粗びきで保水量しっかり目、ほこほことした食感でめっちゃ酒のアテになる一品。濃い目の醤油、それにワサビとの相性もバッチリ。前回も気になっていたのですが、そもそもこんなにそばがきに合う器はどこで売っているのだ!と思って質問したら、祇園にあった餅料理を出すお店から譲って頂いたのだ!とのこと。「そばがきは冷めるとカチカチになるので、早めに食べてくださいね~」と説明があるのですが、保水量がしっかり、器が熱を逃がさないので、意外にゆっくり食べても大丈夫!でした。

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ちなみにそばがきに出す海苔は、事前に先ほどの民芸コンロで炙ってから出す仕組み。色々と考えておられるわけで。蕎麦を頂く際やアテにも頂けるよう、こちらもセルフ炙りシステム導入済!。

で、前回まで〆蕎麦は10種類ぐらいから1種類チョイスできる仕組みだったのですが、移転後はお決まりの冷めたいのが半分量で2種出てくる仕組み。他に変更・追加も可能。今回は冷たい蕎麦が旨い季節になったので、そのまま頂くわけで。

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まず一皿目。「茗荷と五辻さんの塩昆布とオリーブオイルの和えそば」なり。前回は寒い季節で温かいのを食べたので、ここまでしこしことしっかりしたコシがあるとは!という驚きがあるお味。なにせ十割なので! いやー塩分コントロールも程良く、控えめに表現しても超ウマ。(やっぱり、ちょっとイタリアン的な・・・)

ワタシの前で呑んでいる我々よりチョイお若いぐらいの男性が、わざわざ新幹線で名古屋から来られたご店主のお知り合いで、2000日以上(5年少々・・)、蕎麦を毎日食べ続けている!という面白い方でした。これは凄いんじゃないの!とめちゃ喜んでおられました。

で、今後どうされるのかわからないのですが、蕎麦を使ったピッツアを試作しているので、食べてみませんか?とご店主のお申し出がありまして・・・

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4人でシェアして食べてくださいね~!とその蕎麦ピッツアが登場。北海道産のマッシュルームがこんもり乗った中々に美味しい一品。いやー、色々と考えておられますなあ。

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アテピザとして相当旨いと思います~。一つ提案すると、青カビ系のくさウマ塩味がチョイほしいなあ?ですかね。コストあがるのですが是非!

多分、このあたりで更に残りの日本酒(上に書いてある②と④)もそれぞれ追加で頂いたような。十石は前回も呑んでいるのですが、樽詰めしたほうが伸びやかな感じが付加されているようで、松の司も普段吞んでいるのよりも、しっかり味の中に穏やかさが付加されニッコリ!なのだ。いやー、めっちゃ酔っ払っております。

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で、〆蕎麦がこちら。「辛味大根のおろしぶっかけそば」なり。ど超強い大根は持ってきていない感あり。とはいえ、それなりに刺激はしっかりと。これまたしこしこのコシでウマいですなぁ。日本酒をしっかり吞んだ後の〆にきらりと光るお味。

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ちゃんと蕎麦湯もありまして、そろそろお暇しようということに。滞在時間は2時間ほど。以上で〆て、在庫されている樽酒を六合制覇!し¥12000チョイ!というお支払いでした。この充実度なので、大大大大納得ですな。

流石に立ち飲みで2時間はつらいかも!なのですが、今回は座れるので全然無問題。チョイ高め設定&まだ色々調整されるような気がしますが、今の路線で続けて頂いたほうが、必然的に我々はお邪魔しやすい感じになりそうな予感。 四条大宮と西院の中間ほどと言う、立ち飲み・昼酒巡りには非常に良いロケーション。これを読んで、面白そうだな!と思ったときが訪問タイミング。蕎麦好きの日本酒好きなら無条件で是非!

店舗情報

樽酒と蕎麦 VIBES
住所:京都市中京区壬生森町50-2
営業時間:15:00 - 20:00 月火休
TEL:090-2194-0706

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